米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)を運営するショートショート実行委員会とSDGs未来都市・横浜である横浜市が製作したショートフィルム『乗り遅れた旅人』の全3話と本編(17分50秒)、およびメイキング映像が本日配信開始となりました。
ショートフィルム『乗り遅れた旅人』は、国際都市 横浜の地で客船に乗り遅れた外国人観光客を、横浜に暮らす少女が周囲の人の力を借りながら助け、その過程で地域課題を解決していく物語。 横浜産の野菜を使った、港町・横浜ならではの洋食やカレーで表現する地産地消、異なる文化・習慣を知り、理解するダイバーシティ、子どもから年配者までが一所に集うコミュニティが育む自助共助など、作品内にはSDGs*未来都市・横浜のコンセプト“つながり” 、そして本作の隠れたテーマでもある「市民力」が様々な形で描かれます。 監督の古波津陽さん(『築城せよ!』)は、「ドラマは、少女が途方に暮れている外国人観光客に『大丈夫?』と手を差し伸べるところから始まる」と、当たり前なコミュニケーションだからこそ忘れがちな思いやり、その思いやりの連鎖が誰一人取り残されない世界を作っていくエネルギーになる、とSDGsの表現方法を試行錯誤した過程を述べました。 |
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本作がショートフィルム初出演となった板野友美さんは横浜でアートを志しながら、自分でも畑で野菜を作っている役を演じます。
板野さん:「ニット帽や眼鏡、服装まで、普段の自分と異なる世界観を演じたのはすごく新鮮。物語中にキーワードとして出てくる『Something New(サムシング・ニュー)』を私自身が体感しました。横浜にはみなとみらいのような都会的な面と、野菜が育てられるような自然豊かな環境もあり、そんな多様な魅力をそんな多様な魅力をこの作品を通して発信していけたらと思います。」 と感想を述べています。 なお、この秋横浜で開催される日本最大級の音楽フェスティバル「横浜音祭り2019」内のプログラムとして、板野友美さんをゲストに迎え、『乗り遅れた旅人』ほかショートフィルムの上映とトークイベント「ShortShorts×横浜音祭り2019『板野友美Talk Event~音と旅する映画デート』」を、9月16日(月)に開催いたします。 * SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年に国連が定めた開発目標。貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、持続可能な開発のための諸目標を2030年までに達成しようと掲げられています。 |
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『乗り遅れた旅人』
メイキング映像 【あらすじ】 |
監督:古波津 陽
出演:坂井悠莉 / シブリ / 板野友美 / 玉置玲央 / 根岸季衣
作品時間:17分50秒