『長いお別れ』が絶賛公開中。 父の70歳の誕生日。久しぶりに帰省した娘たちに母から告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だったー。ゆっくり記憶を失っていく父との、お別れまでの7年間。それは、思いもよらない出来事と発見に満ちた日々。蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山﨑努という、日本映画界が誇る豪華実力派俳優陣の共演で贈る、笑って泣いて、前に進んでいく家族たちの、新たな愛の感動作です! この度、本作の大好評スタートを記念し、東家の次女・芙美を演じた蒼井優さんの同級生であり恋人の磐田道彦役を演じた中村倫也さんと中野量太監督が登壇した公開記念舞台挨拶を行ないました。 『長いお別れ』公開記念舞台挨拶 |
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満席の場内にお二人が登場すると大きな拍手が。
中野監督:ほぼ女性のお客様ですね、こんな中での舞台あいさつは初めてです。(笑)今日はご来場くださりありがとうございます。 と挨拶。 中村さん:僕自身、若い世代の方々に観ていただきたい映画だと思っていました。今日はたくさんの方にお越しいただき嬉しいです。楽しく、愛おしい気持ちになれる作品ですよね、僕もうるっとしながら、時にケラケラ笑いながら観た映画です。認知症がテーマにはなっていますが楽しんでほしいです。 と映画を観た感想を明かし舞台挨拶がスタート。 実は本作の撮影以前に中野監督と中村さんはとあるパーティーで出会っていたとかで、当時を振り返り 中野監督:あの時は中村さんだと気づいていなかったんですが、パーティーの中で一人膝を抱えて座っていて。(笑)その直後に、いろいろな作品に出演されているのを見かけるようになって、、、あの時のって!思い出したんです。 と出会いのエピソードを明かした中野監督の言葉に対し、 中村さん:僕、パーティーとかに馴染めなくて、、あの頃はとがってました。(笑)じゃあなんでパーティーにきたの? とツッコミを入れるなど、二人の仲睦まじい様子に場内には笑いが。
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和やかなムードの中、映画の脚本を読んだ時の印象を聞かれて、
中村さん:小学生の頃、ひいおばあちゃんが介護が必要で。小さいながらにお見舞いにいったり、僕のことも分かってはくれていないんだけど、一緒に遊んだりという愛おしい記憶を思い出しました。だから、僕自身、完成を楽しみにしていた作品なんです。道彦も、いい人なんだけど、どこか頼りないというか、、あぁいるな、とみんなに感じてもらえるキャラクターにできるといいなと思っていました。 と自身が演じた役柄に込めた想いや幼い頃の思い出を告白。 そんな道彦の恋人役でもある蒼井さんが実生活でも結婚されたことが話題に上がると 中村さん:おめでたいですね。僕もグリーンカレーを作ってくれる人がいるといいな。どこかにいい人いないかな。(笑) と劇中で蒼井さん演じる芙美が作る手料理を例にあげながら、冗談混じりでコメント。 中村さん:真面目な父親と、天然な母親の両親を見て育ったし、やっぱり両親のような家族を築いていきたい。 と理想の家族像についても言及すると、 中野監督:でも、僕の映画に出た人はみんな結婚するんだよ。宮沢さんに竹内さんに蒼井さん! と自身のキューピッドパワー?をアピールし、場内を沸かせました。 |
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最後に・・・
中村さん:この映画は色んな世代の人に観ていただきたい作品。この映画をきっかけに、普段話さないことを家族と話してみたり、今までにない一歩を踏み出せる映画になっていると思います。詳しくはネタバレになっちゃうから言えないけど、僕が劇中で「付き合って1年半記念」と話しているシーンは特に気に入っているシーンなので、ぜひ注目してください! とアピール。一方で、 中野監督:親・子・孫の3世代を描いた映画だけど、特に若い世代の人々にこそ観てほしいと思っていまし。今日はまさに、そんな人達がたくさん来てくれて嬉しいです。今日は僕ら二人にとっても良い日になりましたね。 と二人でマイクを掲げて中村さんと乾杯!作品に込めた想いを語りつつ、終始和やかなムードでトークイベントは幕を閉じました。 『長いお別れ』 公式サイト: |
監督:中野量太
出演:蒼井優 竹内結子 松原智恵子 山﨑努 北村有起哉 中村倫也 杉田雷麟 蒲田優惟人
脚本:中野量太 大野敏哉
原作:中島京子『長いお別れ』(文春文庫刊)
主題歌:優河「めぐる」
企画:アスミック・エース Hara Office
配給・制作:アスミック・エース
©2019『長いお別れ』製作委員会 ©中島京子/文藝春秋