2014年7月12日(土)より公開される、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の23年ぶりの新作『リアリティのダンス』のプロモーションの為、実に25年ぶりに来日したホドロフスキー監督の記者会見が4月24日、東京・新橋のスペースFS汐留にて行われました。 | |
はじめにホドロフスキー監督は、日本未公開の前作『The Rainbow Thief』からなぜ23年もかかったのかという質問に対し
ホドロフスキー監督: |
|
新作が、生まれ故郷チリの田舎町を舞台に、若きホドロフスキー少年と両親との関係を描く自伝的作品となった理由について ホドロフスキー監督: 「これまで私は物語を語ってきた。しかし、今回は自分の人生を語ろうと思った。もし自分の人生が本物であれば、それぞれの人がそれぞれの人生を語ることができる」と、今作が自身の物語としてだけでなく、多くの観客と共有できる普遍的なストーリーであることを述べた。 『リアリティのダンス』は、自身がお金について語るシーンから始まりますが |
|
次回作について記者からの質問を受けた監督は、 ホドロフスキー監督: 「私は『リアリティのダンス』をつくったことで父を許し、息子たちとの関係を見直した。『リアリティのダンス』は、とても個人的なアートになった。次はパーソナルでないアクション作品『フアン・ソロ』を作りたい」と力説。 既にフランスではコミックとして出版されている『フアン・ソロ』は尻尾を持って生まれた男の数奇な物語。メキシコでの撮影が予定されており「人間が生き残るための本能を描くアンチ・ヒーローの映画になる。また、現在の文明は人間を非人間的にする。産業が地球を壊し、誰もが地球は危ないと思っている。だから私は、底辺にいるひとりの人間が犯罪に巻き込まれながら、自分が人間であることを発見し生きていくというこの物語で、人類を救済したい」 |
|
そして、 「観客が今までみたことのない〈何か〉や希望を発見し、一緒に映画館を出てくる、そういう生きる感情が湧いてくる映画を作り続けたい」と85歳のホドロフスキー監督強い意欲を見せました。 『リアリティのダンス』は2014年7月12日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷アップリンクほか、全国順次公開です。 イベント写真:西岡浩記 |
映画『リアリティのダンス』
そのとき少年は、世界を見た。
世界を熱狂させた巨匠、アレハンドロ・ホドロフスキー85歳。
23年ぶりに作り上げた、残酷で美しい人間賛歌。
1990年の『The RainbowThief』(日本未公開)以来23年ぶりとなる新作は、生まれ故郷チリの田舎町で撮影された自伝的作品。権威的な父親との軋轢と和解、ホドロフスキーを自身の父親の生まれ変わりだと信じる、元オペラ歌手の母親との関係、そしてホドロフスキー少年が見た“世界”とは…映画の中で家族を再生させ、自身の少年時代と家族への思いを、現実と空想を瑞々しく交差させファンタスティックに描く。
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
プロデューサー:ミシェル・セドゥー
出演:ブロンティス・ホドロフスキー、パメラ・フローレス、クリストバル・ホドロフスキー、アダン・ホドロフスキー
音楽:アダン・ホドロフスキー
原作:アレハンドロ・ホドロフスキー『リアリティのダンス』(文遊社)
配給:アップリンク/パルコ
(2013 年/チリ・フランス/130 分/スペイン語/カラー/1:1.85/DCP)
(c) “LE SOLEIL FILMS” CHILE・“CAMERA ONE” FRANCE 2013
2014年7月12日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷アップリンクほか、全国順次公開
公式サイト http://www.uplink.co.jp/dance/
公式Twitter https://twitter.com/danceofreality
公式Facebook https://www.facebook.com/TheDanceOfReality.jp
映画『ホドルフスキーのDUNE』
「失敗してもかまわない、それも一つの選択なのだ」
これは、世界を変えた未完の大作をめぐる、あなたに勇気を与える映画
メビウス、ギーガー、ダン・オバノン、サルバドール・ダリ、ミック・ジャガー、ピンク・フロイドら、驚異的な豪華メンバーを配するも、撮影を前にして頓挫した幻のSF大作『DUNE』。その製作過程を、ホドロフスキー、プロデューサーのミシェル・セドゥー、ギーガー、ニコラス・ウィンディング・レフン監督らのインタビューと、膨大なデザイン画や絵コンテなどの資料で綴る、映画史上最も有名な“実現しなかった映画”ホドロフスキー版『DUNE』についての、驚愕、爆笑、感涙のドキュメンタリー!
監督:フランク・パヴィッチ
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ミシェル・セドゥー、H.R.ギーガー、クリス・フォス、ニコラス・ウィンディング・レフン
配給:アップリンク/パルコ
(2013年/アメリカ/90分/英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語/カラー/16:9)
(c) 2013 CITY FILM LLC, ALL RIGHTS RESERVED
2014年6月14日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか、全国順次公開
公式サイト http://www.uplink.co.jp/dune/
公式Twitter https://twitter.com/jodosDUNE_jp
公式Facebook https://www.facebook.com/jodorowskysdune.jp