映画情報どっとこむ ralph 第69回ベルリン国際映画祭にて、ジェネレーション(14plus)部門のオープニング作品として選出され、先日ヨーロッパプレミアが上映された邦画『ウィーアーリトルゾンビーズ』が、見事 “日本映画初“となるスペシャル・メンション賞(準グランプリ)受賞しました!

2月15日(金)(日本時間16日(土))に授賞式が開催され、長久監督が参加。受賞の行方に誰もが期待を膨らませていたが、授賞式で本作が発表された瞬間、安堵と歓喜に変わり、会場は熱い拍手で包まれた。

今回受賞したスペシャル・メンション賞とは、同部門の準グランプリにあたる賞であり、7名のティーンエイジャーの審査員より作品が選出される。ベルリン国際映画祭「ジェネレーション部門14plus」の長編作品として本賞を受賞したのは、日本映画で初の快挙です!

映画情報どっとこむ ralph 選出理由について、Youth Jurorからは下記のようにコメントしている。

In this film, various camera perspectives and editing techniques defy narrative conventions. Surreal and real images coincide in this work of art. As the plot advances, the characters reach a new level. Sound effects, music and visual elements support the video-game-like structure. With this Special Mention, we would like to honour a film with an extraordinarily distinctive style.

「訳:様々なカメラの視点と編集の技法が、これまでの映画では見たことのないものだった。シュールな画とリアルな画が融合している芸術作品だ。ストーリーの進行に沿って、主人公たちが新たなレベルに進んでいくゲーム的構造を、音、音楽、そして映像が演出している。素晴らしく独特のスタイルを持つこの作品を表彰する」

映画情報どっとこむ ralph この結果に

長久監督:ベルリン映画祭、会場のみなさん、ここにいるチームのみんな、そして家族へ、ありがとうございます。

と感謝の旨を英語でコメント。続いて今回の受賞に関して

長久監督:(ティーンの鑑賞が可能な)ジェネレーション部門で評価されたことが非常にうれしいです。なぜならこの映画はかつてティーンだった自分や、今ティーンの人を救うために作ったからです。

と感激を語った。

映画情報どっとこむ ralph 池松壮亮さん・工藤夕貴さんから喜びのコメントが到着しました!

■池松壮亮さん
劇中バンド<LITTLE ZOMBIES>マネージャー望月役

「この度はおめでとうございます !サンダンス、ベルリンといいニュースが聞けてこちらもとても嬉しくなっています。この映画とこの映画に触れた同じ世界に生きる他者が繋がって、zombiesと共に未来を勝ち取っていく、その始まりを後押ししてくれる素晴らしい受賞だと思います。日本公開が更に楽しみですね。そちらはくそ寒いでしょうから皆さん風邪ひかないように素晴らしいおみやげと共に無事に帰って来てください。おめでとうございました!」

■工藤夕貴さん
(ヒカリ(二宮慶多)の伯母・リエ役) 
「サンダンス映画祭に続いての受賞おめでとうございます。10代の才能が輝く今作が、同世代の共感を得て「スペシャル・メンション賞」を受賞されたことを非常に嬉しく思います。長久監督による映画の新しい形が、映画を愛する多くの方々へ届くのを楽しみにしております。」

映画情報どっとこむ ralph 先日のサンダンス映画祭では日本映画初である審査員特別賞オリジナリティ賞受賞し、1993年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞したジェーン・カンピオン審査員からは「この映画はとってもクレイジーで、とても革新的で、すごく新しい!」と、プログラムディレクターを務めたキム・ユタニ審査員からは「この作品は、独創的で、これまで見たことのない映画。長久允は天才だ。」と今までにない革新的な映画であり、作品の持つオリジナリティ性を高く評価された。また、ベルリン国際映画祭でのヨーロッパプレミア上映時には、観客から「面白くて、騒がしくて、カラフルで。ところどころメタファーが散りばめられているのに興味が惹かれた。」「様々な感情がバラエティ豊かに表現されていて最高。こんな映画に出会うことが、私が映画を楽しむ理由の一つ。」「死というテーマは誰しもの中にある。この映画はすべての人と関わりがある作品だと言える。」とサンダンスとはまた違った視点からの熱いコメントが多く寄せられた。

映画『ウィーアーリトルゾンビーズ

https://littlezombies.jp

Twitter:
@littlezombies_m

〈ストーリー〉
「両親が死んだ。悲しいはずなのに泣けなかった。
彼らはゴミ捨て場でとびきりのバンドを組むと決めた。こころをとりもどすために」
火葬場で出会ったヒカリ(二宮慶多)、イシ(水野哲志)、タケムラ(奥村門土)、イクコ(中島セナ)は両親を亡くしても泣けなかった。ゾンビのように感情を失った少年少女たちはこころを取り戻すために、もう誰もいなくなってしまったそれぞれの家を巡リ始める。冒険の中でたどり着いたゴミ捨て場で、結成したとびきりのバンド、その名も“LITTLE ZOMBIES”。そこで撮影した映像が話題となり、社会現象となるまでに大ヒット。しかし、小さなゾンビたちは予想もしない運命に翻弄されていく。嵐のような日々の中で、4人が最後に見つけたのはー?

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脚本・監督:長久 允 (サンダンス映画祭短編部門グランプリ 『そうして私たちはプールに金魚を、』)

出演:二宮慶多 水野哲志 奥村門土 中島セナ

佐々木蔵之介 工藤夕貴 池松壮亮 初音映莉子
村上淳 西田尚美 佐野史郎 菊地凛子 永瀬正敏 

<出演順>康本雅子 夏木ゆたか 利重剛 五月女ケイ子 山中崇 佐藤緋美 水澤紳吾 黒田大輔 忍成修吾 長塚圭史 池谷のぶえ 戌井昭人 赤堀雅秋 清塚信也 山田真歩 湯川ひな 松浦祐也 渋川清彦 かっぴー いとうせいこう CHAI 菊地成孔 森田哲矢(さらば青春の光) 吉木りさ(声) 柳憂怜 三浦誠己

製作:吉崎圭一/新井重人/水野道訓/井上肇/加太孝明 プロデューサー:山西太平/ 高橋信一/ 横山治己/ 長谷川晴彦  ラインプロデューサー:鈴木康生/小柳智則 
アソシエイトプロデューサー:國枝礼子/橘佑香里/熊澤瑠里
撮影:武田浩明 照明:前島祐樹 サウンドデザイン:沖田純之介
美術:栗林由紀子 装飾:渡辺誉慶 衣裳:下山さつき 
ヘアメイク:光野ひとみ 助監督:平井淳史 キャスティング:田端利江 スクリプター:大西暁子 演出補:長田亮 制作担当:宮森隆介 編集:稲本真帆 カラリスト:根本恒
VFXスーパーバイザー:二瀬具洋 音楽プロデューサー:山田勝也 リトルゾンビーズ音楽:LOVE SPREAD リトルゾンビーズ衣裳:writtenafterwards リトルゾンビーズメイク:加茂克也 
アートワーク:magma 8bitデザイン
オープニング:たかくらかずき アートディレクション
ロゴデザイン:間野麗
製作幹事:電通 
配給:日活 
制作プロダクション:ROBOT 
特別協賛:フェイスマスクルルルン/ グライド・エンタープライズ 
©2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS(電通/日活/ソニー・ミュージックエンタテインメント/パルコ/ ROBOT)

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