映画情報どっとこむ ralph 宮川サトシの大人気エッセイ漫画を映画化した、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』が2019 年 2 月 22 日(金)より全国順次ロードショーとなります。

本作の主題歌を担当したのは BEGIN。世代を超えて歌い継がれる名曲の数々を世に送り出し多くのファンを魅了し続けている 彼らが、本日 2/22 公開の本作と 12/12 に発売となった新アルバム「PotLuck Songs」をひっさげ、トーク&ライブイベントを行いました。

『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』BEGINトーク&アコースティックライブイベント
日程:12 月 18 日(火)
会場:アスミック・エース 六本木試写室
登壇:BEGIN(比嘉栄昇(Vo)、島袋優(Gt&Vo)、上地等(Pf&Vo)) 原作:宮川サトシ

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イベントは

比嘉さん:ハイサイでございます!

と挨拶とともに、ゆったりとした 3 人のトークからイベントがスタート。

本日のイベントの会場が試写室であることに「こういうところ初めてきました!」と興味深々の様子の3人。

比嘉さん:僕たちの出身地、石垣島には映画館がないんですよ。昔は市民会館で幕を下ろして上映してたね。

上地さん:公民館でキカイダーを見たよね~。

と映画の思い出を語ります。

比嘉さん:ちなみにここは『カメラを止めるな!』の配給会社さんの試写室なんだけど、僕はわざわざ沖縄本島にまで行って見まし たよ!面白かった~5 回ぐらいは見たいな。

と話題作もしっかりチェックしていることをアピール。

さっそく映画の主題歌「君の歌はワルツ」についてトークが展開すると、まずはミュージックビデオについて。普段はミュージックビデオを制作しないという BEGIN だが今回はパラデル漫画家の本多修さんとコラボレーションを果たし、オリジナルのミュージックビデオが完成した。

比嘉さん:僕たちはライブバンドなのでライブを撮ればいいんじゃないかと思っているんです。できればライブ映像をファンのみな さんに届けたいと思っているんですが、このミュージックビデオはよかった。

島袋さん:(ミュージックビデオは)ちょっと切なくなる。 パラデル漫画という違う要素が加わることによって、うまく言葉で言えなかったことまで伝えてくれているね。

と感謝しました。 またレコーディングについて話が及ぶと、実は大きなスタジオで一緒に録るのは久しぶりの経験だったことを明かした。

映画情報どっとこむ ralph 今回は主演の安田顕さんをはじめ、松下奈緒さん、大森立嗣監督も参加し大人数での録音となったが、一発 OK だった。

比嘉さん:全員の気持ちが一つになっ たんだよね。『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』は、漫画から始まって、台本になって映画になって…この作品自体がオリジナルのストーリーを持っていていてそれが花開く瞬間だった。奇跡とは言いすぎかもしれないけれど、そんな貴重な瞬間 に携われて嬉しかったです。

一方で松下奈緒とピアノでの共演を果たした上地さんはメンバーから「デレデレだったよ~」と暴露され、

上地さん:見つめ合いながら作業したつもりだったけど、今思い返すと本当は僕がチラッとみただけかも(笑)

とお茶目に照れ笑い。 レコーディング現場で好きな楽器を選んでいいと指示を受けた安田さんはトライアングルを選択。

これについて

比嘉さん:トライアングルっ てめちゃくちゃ難しい楽器なんですよ。マイク乗りが一番いいから音が全部拾われてしまう。だからミスができないんですよね。それなのに安田さんがトライアングルを選んだ時『この人さすが、もってる』と思いましたね(笑)

と安田さんの大物ぶりに感嘆した様子。

映画情報どっとこむ ralph ここで予定にはなかった原作者の宮川サトシ先生がサプライズ登場。

宮川先生:うちの母親は BEGIN さんが出ていた音楽番組が大好きだったので、BEGIN さんが主題歌になると聞いてすごく嬉しかったです。よくパジャマ姿で「涙そうそう」を歌っていました。デモ音源も何度も聞きました。漫画の中では書けないことを音楽で補ってもらったなと思っています。ありがとうございます!

と感謝を伝えた。そんな宮川先生に

島袋さん:僕も実は10数年前に母親を亡くしていて、宮川さんが漫画で描いてくれた様々な感情がこのタイト ルの一言に尽きるかなと。シンプルに母親への愛情が表されていた。人の死はいつ訪れるか分からない、明日かもしれないし 10 年後 かもしれない。だから明日も 10 年後も聞ける歌を書いたつもりです。

と作曲に込めた想いを語った。また、宮川さんは原作本が 12/26 に新装版として刊行されることに触れ、

宮川先生:後日談のエピソードを新たに新装版用に書き下ろしたのですが、その時に「君の歌はワルツ」 をヘビロテしていました。

と明かしました。

映画情報どっとこむ ralph ライブパートでは宮川先生の母のエピソードを受け、

比嘉さん:「涙そうそう」やりますか!

と口火を切り、スタート。母の温かな愛を思い 起こさせる優しい歌に宮川先生は思わず涙。

比嘉さん:お会いできないお母様にあえた気がする。

と楽曲同様温かな言葉を投げかけ、さらに宮川先生を感動させた。

感動の雰囲気の中、

比嘉さん:漫画をご覧になって、映画をご覧になって、歌は…ライブ会場へどうぞ!

と、ちゃっかりライブを宣伝し会場を笑いに包んだ。
「涙そうそう」の後、新アルバムから「私の好きな星」を歌い、ラストはもちろん『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』の書き下ろし主題歌「君の歌はワルツ」。


アルバムバージョンとは違うアコースティックバージョンの演奏に会場の取材陣はうっとりと思わず聞き入った。発売中の新アルバム「PotLuck Songs」について

島袋さん:今回のアルバムは、全曲がタイアップソング!3 年間の間に作った CM やドラマ、映画の主題歌を詰め込んだ集大成のアルバムとなっています。全曲シングルのようなもので、いわばベスト盤だね!

とアルバムの出来に自身をのぞかせた。また

島袋さん:僕たちは石垣島出身で音楽というものの重要性はよく分かってい るつもり。島には 1 年に 1 度の豊年祭の時には歌がないと盛り上がらない。そこには年に 1 回しか歌ってはいけない歌や、座開 き(幕開け)の時のための歌などいろいろなものがあるんです。その歌たちはただ脈々と歌い継がれていて、誰が作った?とか、 いつ作られた?とかは一切知らない。みんなの歌となっている。そんな音楽を今後も作り続けていけたらいいな。

と BEGIN らしい 音楽づくりの極意を語った。

映画情報どっとこむ ralph 約60 分間のイベントの中、BEGIN の 3 人は新曲 2 曲と「涙そうそう」の計 3 曲をアコースティックバージョンで披露、そして普段は聞くことのできない貴重なトークを繰り広げ、大盛況の間にイベントは幕を閉じました。

BEGIN のニューアルバム「PotLuck Songs」(ポットラック・ソングス)は現在発売中。

映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』は来年 2 月 22 日より全国公開です。

公式 HP:
http://bokuiko-movie.asmik-ace.co.jp/
公式 Twitter:
@bokuiko_movie
#ぼくいこ

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安田 顕 松下奈緒 村上 淳 石橋蓮司 倍賞美津子
監督・脚本:大森立嗣
原作:宮川サトシ「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」 (新潮社刊)
音楽:大友良英
主題歌:BEGIN「君の歌はワルツ」(テイチクエンタテインメント/インペリアルレコード)

配給:アスミック・エース
製作:「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」製作委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
2019 年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/108 分
©宮川サトシ/新潮社 ©2019「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」製作委員会

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