パリが生んだ20世紀最高の歌姫バルバラ。 『バルバラ~セーヌの黒いバラ~』が、Bunkamuraル・シネマほかにて11月16日よち公開となりました。 そして、バルバラの代表曲「わが麗しき恋物語」に新たな日本語詞をつけて歌ったことで「人生が変わった」と語る日本を代表するシャンソン・歌手クミコさんが登壇する公開を記念ミニライブ&トークイベントが行われました。 イベントではバルバラの名曲「わが麗しき恋物語」を熱唱し、バルバラについての熱い想いを語りました。 日時:11月17日(土) 13:00~ |
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シャンソン・歌手のクミコさんが登壇しほぼ満席の客席を見て。
クミコさん:『バルバラ』という映画でこれだけのお客様が集まるのは、かなりお客様がマニアックというか東京ならではの光景ですね。さすがBunkamura!という感じですね。 と感想を述べ、映画については クミコさん:2回観たけれどなかなか難しかったです。でも、この映画は観る人によって感じ方が変わる映画なので、すんなり分かった方、最後まで難しくてよく分からなかったという方、様々かと思いますが、その中からバルバラという人の歌が浮かび上がってくるような映画だったと思います。 と映画の感想を語りました。 |
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2002年にバルバラの歌をカバーした「わが麗しき恋物語」について
クミコさん:シャンソンというものは得てしてそうですが、原詩に忠実に歌うと哲学的でよく分からない歌になってしまうので、その点、私の歌う「わが麗しき恋物語」は全くちがう訳で分かりやすい歌なのでご安心下さい(笑)。 ただ単に男運の悪い女、という歌になっています。 と語り会場の笑いを誘った。 クミコさん:作詞をしたのは覚和歌子さんという、『千と千尋の神隠し』の「いつも何度でも」の作詞をされた方が作ってくださいました。彼女にはなるべくフランスっぽくないものをと注文し、モンマルトルやセーヌ、娼婦といったシャンソンの定番が出てこないようにとお願いしました。詞のパターンを3つ出していただいた中で、一番これはないだろうというものを選びました。かなりベタな詞です。バルバラの歌とベタな詞を合わせたら、また違う世界がそこに生まれました。バルバラには敬愛を捧げていますが、バルバラの歌であってバルバラの歌ではない、新しい日本的な歌になりました。 と楽曲の製作秘話を明かし、そのバルバラの歌に新しい詞をつけた「わが麗しき恋物語」を披露した。 ときおり宙を見上げ腕を広げながら感情を込めて歌われた「わが麗しき恋物語」に、会場に集まった観客は聴き惚れ、日本を代表するシャンソン・歌手クミコさんの歌声に観客は酔いしれ、終始和やかな雰囲気でイベントは幕を閉じました。 クミコ プチ情報 |
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『バルバラ~セーヌの黒いバラ~』 原題:BARBARA 11月16日(金) Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー |
監督/脚本/出演:マチュー・アマルリック(『そして僕は恋をする』『潜水服は蝶の夢を見る』
主演:ジャンヌ・バリバール(『そして僕は恋をする』『サガン -悲しみよ こんにちは-』)
2017年/フランス/98分
配給 ブ:ロードメディア・スタジオ
宣伝:テレザ、ポイント・セット
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