映画情報どっとこむ ralph 新世紀エヴァンゲリオン』に続くガイナックス待望の新作として企画され、2000年から2001年にかけて全6巻でリリースされたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)シリーズ作品『フリクリ』(共同制作:Production I.G)。

新作となる劇場版「フリクリ オルタナ」が9月7日(金)に、劇場版「フリクリ プログレ」が9月28日(金)にそれぞれ劇場公開となります。

そして!この度、8月27日(月)にTOHOシネマズ 日比谷にて劇場版「フリクリ プログレ」の完成披露上映会を実施致しました!上映前の舞台挨拶には本作のヒロイン・雲雀弄ヒドミ役の水瀬いのりと、ヒドミのクラスメイトの井出交役の福山潤が登壇!本作に関する貴重なトークを、溢れんばかりの「フリクリ愛」とともに語ってくれました!

劇場版「フリクリ プログレ」完成披露上映会
日時:8月27日(月)
場所:TOHOシネマズ日比谷 SC12
登壇:水瀬いのり(雲雀弄ヒドミ(ヒバジリヒドミ)役)、福山潤(井出交(イデコウ)役)
MC:柳原哲也(アメリカザリガニ)

映画情報どっとこむ ralph 大勢の「フリクリ」フリークで埋め尽くされた会場に登壇した水瀬さんと福山さんが大きな手と歓声に迎えられ

Q:本作のお披露目を迎えた今の心境は?

水瀬いのり:2000年のOVAが発表された頃、私はまだ5歳で幼稚園に通っていました。当時多くの方々がご覧になっていた作品の新作に22歳になった今、参加させて頂けるというのはとても嬉しく思います。今、その喜びを噛み締めています。

と語り、

福山潤:僕はデビューして3年目くらいでした。当時から「フリクリ」という作品のことは認識していて、人気があるということも知ってましたが、まさか18年の時を経て、当時5歳だった水瀬さんと同級生の役を演じるなんて思ってもみませんでした(笑)。アニメの可能性というのはすごいですね!

会場を沸かせました。

Q:完成した本作を観た感想は?

水瀬いのり:率直な感想を言うと「わからないなー」と思いました。わからないことが正義なのかなと(笑)。そのわからなさというものが悶々とするものではなくて、「わからないけどなんかサイコー!」という感じのものでした。たくさん疑問があると思いますが、それぞれシーンは怒涛の展開を見せていくので、観る人は振り回されると思います。

福山潤:楽しかったです!わかるとか、わからないではなく純粋に楽しかった!アフレコ前にもネットでも色々と「フリクリ」が好きな人の感想を見ていて、「わからないけれど、それが良い」という感じなのかなと思って、頭の中を空っぽにして見たら最後に何かわかっちゃったものもあるんです(笑)

Q:それぞれ演じたキャラクターについて

水瀬いのり:私が演じた雲雀弄ヒドミは、見た目や公式サイトでの説明だとクールな女の子で、いつもヘッドフォンをして他者との繋がりを遮断しているように見えるのですが、本当は自分を持った強い女の子です。しかも「フリクリ」に出てくる以上それだけではない何かを持っています。PVなどの印象に引っ張られ過ぎず、映画の本編を見て彼女を知って欲しいです。

福山潤:僕が演じた井出交は、学ランを着て、眉毛が太くて、暑苦しくて、チャラけたことをしつつ、熱血な部分もある。僕をアニメキャラにしたらこんな感じの男になるなと思います(笑)。

Q:アフレコの様子について

水瀬いのり:ハルハ・ラハル役の林原めぐみさんとは、今回のアフレコで初めてご一緒させて頂きました。とても色々な刺激を受け、林原さんだから出来ること、林原さんだからこそ生まれるものがたくさんありました。目で台本を追うのがもったいなく感じるほどで、読んでいる台本を閉じて林原さんのお芝居を見る、いち視聴者になりたい思うほどでした。また、アフレコ現場に手作りのお弁当を差し入れに持ってきてくださって、食べやすいように一口サイズのおにぎりにしてくださったり、とても細やかな気遣いをして下さったのが印象的でした。

福山潤:アフレコ現場での林原さんを見ていると、「理屈はわかるが実際には到底できないようなことが多い中でも、普通にやってのける人」という感じでした。僕たちもプロなので真剣に仕事に取り組むのですが、自分のセリフが終わると脇に台本を置いて、林原さんの演じる後ろ姿をじっと見入ってしまいました。僕が初めて主演を演じたアニメのヒロインが林原さんで「その頃と比べると少しは追いつけるようになったのかな?」なんて思ったりもしていたけれど、全然追いつけていませんでした(笑)。

映画情報どっとこむ ralph Q:作中の「思春期特有の感情の高ぶりで、おでこからとんでもないものがニョキニョキ生えてしまう現象」N.OにちなんでこれまででN.Oが生えてしまう程に心が高ぶった瞬間は?

水瀬いのり:私は基本的にせっかちで、隙間の時間があるのが好きではないので、一連で流れるように仕事をしたいのですが、ひとりで演じる仕事の時などでノーリテイクで一発で終わった時は、誰にも共有出来ないけれどキュッと袖口を握って心の中で「やった!私ってすごいのでは!?」なんて思ったりしています(笑)。

福山潤:仕事に真剣に取り組んでいくなかで、緊迫なシーンの瞬間にダジャレが思いついた瞬間、とても心が高ぶりますね(笑)。そのダジャレをぐっとこらえた瞬間も、そして我慢しきれずに言ってしまった瞬間も、それにOKが出た瞬間もすごく高ぶります!しかもそれがカットされてたりするんですよ(笑)。

Q:本作の見所について

水瀬いのり:2000年の「フリクリ」から応援している人も、今回初めて観るという方もいるかと思いますが、この作品は簡単に言うとすごく中二病的なんです!変わりたくても変われない、朝起きたら自分にすごい力が宿っている、俺はあのグループとは違うという、そんな感じ。「自分は誰かよりも・・・」というのがひとつの鍵になっていて、大人が観ても学生が観ても楽しめる、リアルな青春群像劇になっています。

福山潤:純粋に、こういった作品に関われて嬉しいと思う作品です。18年の時を経て新作が公開となるのですが、僕がアニメを見始めた時に感じていた面白さがある作品です。自分がなんでアニメを好きになったのかを思い出す、デジャヴを感じる作品で、この作品に関われて良かったと心から思います。

Q:締めの一言挨拶

水瀬いのり:本日は本当に有難うございました!この作品を観る時の大事なキーワードは「考えるな、感じろ!」です(笑)。是非、画面の隅の隅まで観て頂いてご自身の感想を感じて頂きたいです。

福山潤:本日はどうもありがとうございました!18年前から「フリクリ」が好きな方も、今回初めて「フリクリ」に触れるという方も是非楽しんで頂きたいです。

映画情報どっとこむ ralph 劇場版「フリクリ オルタナ
9月7日(金)公開

劇場版「フリクリ プログレ
9月28日(金)公開

公式HP:
flcl-anime.com

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© ︎2018 Production I.G / 東宝

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