1月11日(土)。前田敦子さん

主演映画『Seventh Code : セブンスコード』

の初日舞台挨拶に登壇しました。

この作品は鬼才・黒沢清監督が仕掛けた「謎」に、世界が驚愕!!
第8回ローマ国際映画祭W受賞!(最優秀監督賞/最優秀技術貢献賞)しています。

日程:1月11日(土)
場所:渋谷シネクイント
登壇者:前田敦子、黒澤清監督

前田さん:ミュージックビデオを撮っていただいて、このままで終わるのは惜しいなと思っているときに、賞をいただいて、映画館で皆さんに観ていただけるのが、本当に嬉しいです。

セブンスコード-前田敦子

黒澤清監督:ホントに小さな規模から出発した作品でした。ただ、大変厳しい環境の撮影現場でした。スタッフも役者もこれはひとつの映画なんだと信じて作ってました。本当に幸運が巡ってきて海外の映画祭にでたりして、今日本当にこの作品が映画に成長したんだなと感無量です。
この作品が映画として誕生する瞬間に皆さん駆けつけてくださってありがとうございました。

黒沢清-セブンスコード

MC:3月5日にリリースされます、前田さんの4枚目のシングル、SeventhCodeのミュージックビデオとして作られたものが、映画館で上映されることとなりましたが、監督はこの作品を最初にオファーされたときはどう思われましたか。
黒澤さん:前田さんとは一度仕事をしたいと前々から思っていたので直ぐお受けして、歌っているところを撮るのかと思っていたのですが、よく聞くと歌は歌わなくていいんだと。秋元さんが映画のように撮ってくれと。自由に。良しこれはちゃんとしたものを作らなくてはと思いました。

MC:監督は前々から前田さんの演技力を評価していたそうですが。

セブンスコード-前田敦子2黒澤監督:映画やTVの作品、AKBで歌っているところを拝見して、個人的な印象ですが、なんかね。1人だけ...悪く言うと..孤立している。でも、一人だけまったく他と違う何かがあるんです。こんなに若くたった一人で生きていく強さが、パッと見た瞬間からにじみ出てくる女優さんは貴重だなと思いました。
前田さん:いやー。そう思われることは多いかな。。。

MC:黒澤監督がオリジナルで脚本をお書きになって監督をするというのをお聞きになった時どう思われましたか?
前田:脚本いただいたときにとてもハードルが高いなと。実際お会いしたときも殺陣のシーンとか本気でやってくださいといっていただけたので、「よしやってやろう!」と気合が入ってました。

MC:本編は全編ロシアロケですが。監督にとって始めての海外ロケだとお聞きしましたが。
黒沢清-セブンスコード-2黒澤監督:はい、そうなんです。
前田さん:え~そうなんですか!
黒澤監督:海外どころか東京以外で映画撮ることほとんど無いんです。
MC:なぜロシアですか?
黒澤監督:秋元さんがロシアなんかいいんじゃないって。秋元さんの凄い直感なんだと思いますけど「前田敦子はロシアみたいな所に立つと凄いいいんじゃないか」って。僕は行ったこと無いし。秋元さんも行ったこと無いようなんですけどね。実際撮影してみるとこういうことなんだなと。なんとなくわかりました。

MC:実際ミュージックビデオとして制作が始まってどういう風に物語りを作っていかれたんですか?
黒澤監督:ロシアのウラジオストックで撮影したのですけど、シベリア鉄道の出発点なんです。100年前はここからヨーロッパのほうへ旅立っていった場所なんです。何か、前田さんが世界に向けてここから旅立つみたいな。第一歩のような物語にしたいなと。ある強い誰にも言わないある目的を心に秘めて世界に進出する最初の街を思い描きながら物語を書きました。

MC:前田さんは撮影入って大変なことなどありましたか?
セブンスコード-前田敦子3前田さん:そうですね。とってもタイトだったので。気温の変化も凄くて。私的には今までの撮影の中で一番大変でした。でも、監督も素敵な方なので、監督の為にどうすればいいんだろうという格闘はありましたね。
黒澤監督:僕も。。人生で一番大変な撮影でしたね。ちょうど、ウラジオストックって時差が2時間あって、6月で巣から全然日が暮れないんですね。まだ撮れるまだ撮れると。ふと気がつくと夜の10時なんですね。ナイトシーンは夜中の1時スタート。なかなか日が沈まないのでついつい沢山労働してしまうという映画業界の悪い癖が出て。いつも以上にハードになってしまいました。でも、よくあの短期間で撮りきったと思います。

MC:前田さんとご一緒していかがでしたか?
黒澤監督:やっぱり、素晴らしかったですね。過酷の撮影ですが、不平不満なく付き合ってくれましたし。一番感動したのは、歌うところなんですけど。。疲れきって夜中なんですけど、それまでの役を演じていたのとガラッと変わって、プロのアイドルに変わるんですよね。スタッフもいいもの見たなって。前田敦子目の前で歌ってるよって。
素晴らしい歌を歌っていただいたのは感動でした。

セブンスコード-前田敦子6MC:前田さんは監督とご一緒していかがでしたか?
前田さん:本当に優しくって。気を使ってくれますし。優しいのが逆に私には厳しい環境だなと思いました。その優しさにどう答えてよいのか。とにかく監督の為に頑張ろうって思いました。

MC:第8回ローマ国際映画祭W受賞!(最優秀監督賞/最優秀技術貢献賞)しています。日本映画初受賞ですが、この受賞を聞かれたときどう思われましたか?

前田さん:映画祭に参加すって聞いただけでもさすが黒澤監督だなと思ったのですけど。受賞したって聞いてさすが黒澤監督だと思いました。

黒沢清にタテを渡す前田敦子黒澤監督:映画は現地の方に受けてましたね。後で聞いたらこの女優歌えるんだって驚いてました。
ただ、受賞の知らせを帰国の成田で聞いたんですよね。受賞したのでローマに今から戻って来れないかと。

MC:授賞式に参加できなかったということですので、今日前田敦子さんから受賞のタテをお渡しいただきます。おめでとうございます。

ローマ国際映画祭W受賞-セブンスコード

SeventhCode黒澤監督:前田敦子はこんなに可能性を秘めているのがこの作品でも再び証明されていると思います。前田さんをたっぷり堪能していただけるとお思います。

前田さん:シングルのおまけとしてではなく、映画としてこうやって観ていただけるのが嬉しいので、一週間限定ですが宜しくお願いいたします。

映画『Seventh Code : セブンスコード』
1月11日(土)よりシネクイント他にて1週間限定公開です!

公式HP:http://seventh-code.net/
公開劇場:http://www.eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=192

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SeventhCode

ストーリー
秋子(前田敦子)は一人の男を追い求め、極東の街までやって来た。再会した松永(鈴木亮平)は、秋子を覚えていなかったが、「外国では絶対に人を信じてはいけない」そう言い残し、彼女の前から姿を消した。秋子は日本人の斉藤(山本浩司)が営む街の食堂で働きながら、松永を探す日々を送っていたが、そんなある日、斉藤から松永に関わる情報が入る。マフィアたちの出入りがあるこの街の廃工場に松永と思しき人物も出入りをしているという。「これ以上、松永に近寄るべきではない」と、斉藤から忠告を受けるも、秋子は「彼にもう一度会いたい」と心に決め、松永が出入りしている廃工場へ向かうのだった─

監督:黒澤清
企画:秋元康
キャスト:前田敦子, 黒沢清, 鈴木亮平, アイシー, 山本浩司
©2013AKS

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