5月12日(土)公開となる“血湧き肉躍る”映画 『孤狼の血』。
この公開を記念して、4月27日(金)に東映株式会社 第一試写室にて、大学生限定試写会が行われました。 当日、東映本社の試写室に集まったのは、東京大学・早稲田大学・慶応義塾大学・上智大学・青山学院大学・聖心女子大学と、これからの日本を背負って立つ現役大学生 30人。 コンプライアンスや自主規制が重視された昨今の風潮により、本作のような過激な世界をほとんど知らず、そしてもちろん「昭和の時代」を知らない学生たちはどのようにこの映画を観たのだろうか 日付:4月27日 |
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役所広司をはじめ、松坂桃李、真木よう子、江口洋介、竹野内豊、石橋蓮司など豪華キャストの共演が話題の映画『孤狼の血』。『仁義なき戦い』のDNAを継承する東映が、コンプライアンス度外視で挑んだその暴力・バイオレンス描写が本作の魅力の一つとなっています。 126分の本編上映を終え試写室が明転すると、笑っている者、肩の力を降ろしながら大きな息をつく者など、異様な空気感に包まれていました。 そんな中、本作のプロデューサーを務めた天野和人さん(行こう天野P)が登場し、本作の時代背景や概要を説明。その後学生からの感想、質問を交えたトークセッションが始まりました。 勢いよく真っ先に挙手した女子学生は 「学生闘争など、私たちの平成の時代にはない人々のぶつかり合いに一種の憧れを抱いていて、人々が何かに向かって熱 くなっている時代というのを私たちはあまり体験したことがないゆとり世代なので、映画を観ていて私もこんな時代に生きていたかったなと思いました。また、 最近のタブーなどで性や暴力を目にする機会がなくなってしまっているので、こういう映画を観てそういうのをまた観る機会が得られて久しぶりに映像を見て すごく興奮しました。」 と興奮冷めやらぬ様子で想いを伝えました。 それに対し 天野P:何故昔、やくざ映画がウケたかというと、“命が懸かっているいるから”です。生きるか死ぬかという状況で、嘘ついたり誤魔化したり騙したりしながらも、必死に生きようとするのがやくざ映画の面白さなので、そういう風に見てもらえるのは凄い嬉しい。 とコメント。 この質問を皮切りに、学生の手が一斉に挙がり忌憚なき意見が飛び交いました。初めてやくざ映画を観たという女性は、 「こういうジャンルもあるんだと観終わってドキドキしました。広島弁が印象的で、役者さんたちの魂のぶつけ合いが広島弁の語気の強さや言い回しにより、さらに心に来たものがあった と初めて見る世界を心から楽しんだ様子でした。 暴力団が犇めく時代、横暴で破天荒な刑事・大上(役所広司)の下で 「本当の正義とは何か」と葛藤する若き刑事・日岡(松坂桃李)に学生たちは一番の共感 を寄せたようで、大上の背中を見ながら奮闘し、成長していく日岡の姿に「とても良かった」「感動した」と満足の声がたくさんあがりました。 |
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第69回日本推理作家協会賞受賞、「このミステリーがすごい!2016年版」国内編3位に輝いたベストセラー小説「孤狼の血」が映画化。 映画『孤狼の血』 2018年5月12日、待望の映画化! 公式HP:www.korou.jp 物語・・・
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キャスト:
役所広司 松坂桃李 真木よう子 音尾琢真 駿河太郎 中村倫也 阿部純子 /中村獅童 竹野内豊/滝藤賢一 矢島健一 田口トモロヲ ピエール 瀧 石橋蓮司 ・ 江口洋介
原作:柚月裕子(「孤狼の血」角川文庫刊)
監督:白石和彌
脚本:池上純哉
音楽:安川午朗 撮影:灰原隆裕
照明:川井稔 録音:浦田和治 美術:今村力
企画協力:株式会社KADOKAWA
製作:「孤狼の血」製作委員会
配給:東映 上映時間:126分
©2018「孤狼の血」製作委員会