映画情報どっとこむ ralph 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』、そして少年とバケモノの成長と親子を越える絆を描き、大きな反響を呼んだ2015年公開の『バケモノの子』-。次々に大ヒットアニメーション映画を生み出し、国内外で今最も注目される映画監督・細田守の全世界待望の新作『未来のミライ』が、2018年7月20日(金)に公開となります。

3年ぶりの新作となる今作でも、前作に引き続き、細田監督が自ら原作・脚本を手がけています。

そしてこの度、世界三大映画祭の一つとしても知られる、第71回カンヌ国際映画祭開催期間中に実施される「監督週間」に選出され、上映されることが決定いたしました!

『未来のミライ』海外版ポスター
映画情報どっとこむ ralph 今年が開催50年目の節目となる「監督週間」は、フランス監督協会が主催し、カンヌ映画祭から独立した並行部門。

作家性を重視し、映画監督が世界に出て行く登竜門として知られており、これまでもソフィア・コッポラ、日本人では大島渚、北野武などが選出されています。今回は、1609本もの応募作品の中から、20本の長編作品が選ばれ、アニメーション作品では、『未来のミライ』だけが正式招待となります。アニメーションという表現で「新しい映画」にチャレンジを続けている細田守監督は、今作では4歳の男の子を主人公にするという世界の映画史でもあまり例のないチャレンジをしています。そんな細田守監督は、前作『バケモノの子』でも、第63回サン・セバスチャン国際映画祭において、同映画祭の歴史の中でアニメーション映画としては初のオフィシャルコンペティション部門に選出されるなど、表現の垣根を越えた実績を積み上げてきました。

また近年、「監督週間」に選出された、バンジャマン・レネール監督『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』(2012)、高畑勲監督『かぐや姫の物語』(2014)、そしてクロード・バラス監督『ぼくの名前はズッキーニ』(2016)は何れも米国アカデミー賞長編アニメーション部門にもノミネートされています。

今までに手掛けた作品でも国内外の様々な映画祭で上映や受賞歴のある細田監督ですが、「監督週間」での選出、上映は今回が初となります。

今回の「監督週間」公式記者会見では、「日本アニメへの賛辞であり、細田守への賛辞である」というコメントと共に、選出が発表されました。

本作は5月の本映画祭開催期間中に実施される「監督週間」で、全世界最速上映され、現在、細田守監督、主人公・くんちゃんの声を担当した上白石萌歌の参加も予定しております。

映画情報どっとこむ ralph 細田守監督、キャスト陣からも喜びの声が寄せられました。

監督・キャストコメント
細田守(監督・脚本・原作)
「スタッフみんなでがんばって作品を作っておりますが、日本よりも早く世界で最初の上映がカンヌ映画祭・監督週間と聞き、ただただ驚いています。世界の人々に4歳の男の子を主人公とする「家族」の映画をどう受け取ってもらえるのか、非常に楽しみです。」

上白石もか萌歌(くんちゃん)
「初主演を務めさせていただいた素晴らしい作品と一緒に、憧れのカンヌに行くことができるなんて、この上ない幸せです。小さなお兄ちゃんが見せてくれる美しい世界が、話す言語も価値観も違う世界中の方々の目にどう映るのか、とても興味深いです。わたしの愛おしくて大切なこの作品が広がっていくことにワクワクしています!」

黒木はる華(ミライちゃん)
「カンヌ映画祭・監督週間での上映おめでとうございます!
くんちゃんを軸とするこの「家族」の映画が、世界の方々の心にどのように響いていくのかとても楽しみです。
そして、そんな小さなくんちゃんの大きな世界の冒険に少しでも関わることができてとても嬉しく思います。」

星野源(おとうさん)
「細田監督、選出おめでとうございます。
あの家族と家庭がカンヌでどんな風に伝わっていくのか、楽しみです。」

麻生久美子(おかあさん)
「カンヌ映画祭に「未来のミライ」が選ばれたこと、大変光栄に思います。
細田監督が華やかな舞台に立たれると思うと本当に嬉しいです。
監督、おめでとうございます!!」

映画情報どっとこむ ralph 『未来のミライ』/英題:『MIRAI』

2018年7月20日(金)より全国東宝系にて公開!

ストーリー
とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。
ある日、甘えん坊のくんちゃん(4歳)に生まれたばかりの妹がやってきます。
両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃん。
そんな時、くんちゃんはその庭で自分のことを“お兄ちゃん”と呼ぶ、未来からやってきた妹、ミライちゃんと出会います。
ミライちゃんに導かれ、時を越えた家族の物語へと旅立つくんちゃん。
それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。
待ち受けるみたこともない世界。
むかし王子だったと名乗る謎の男や幼い頃の母、そして青年時代の曽祖父との不思議な出会い。
そこで初めて知る様々な「家族の愛」の形。
果たして、くんちゃんが最後にたどり着いた場所とは?
ミライちゃんがやってきた本当の理由とは。

■映画公式サイト URL
http://mirai-no-mirai.jp/

■映画『未来のミライ』公式Twitter
@mirai_movie

【細田守監督作品の主な受賞歴】

■『時をかける少女』(2006年7月15日公開)
<国内>日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞
<海外>シッチェス映画祭、釜山国際映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭、
ブリュッセル・アニメーション映画祭 他多数

■『サマーウォーズ』(2009年8月1日公開)
 <国内>日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞
<海外>ロカルノ映画祭、シッチェス映画祭、ドバイ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、
シドニー映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭 他多数

■『おおかみこどもの雨と雪』(2012年7月21日公開)
<国内>日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞
<海外>シッチェス映画祭、BFIロンドン映画祭、ドバイ国際映画祭、ストックホルム国際映画祭、
シアトル国際映画祭、ザグレブ・アニメーション世界映画祭 他多数

■『バケモノの子』(2015年7月11日公開)
<国内>日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞
<海外>トロント国際映画祭、サン・セバスチャン国際映画祭、BFIロンドン映画祭、
シッチェス映画祭、台北金馬映画祭、北京国際映画祭 他多数

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監督・脚本・原作:細田守
『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、
『バケモノの子』(15)

キャスト:
上白石萌歌 黒木華
星野源 麻生久美子 吉原光夫 宮崎美子
役所広司

オープニングテーマ・主題歌:山下達郎
企画・制作:スタジオ地図
公開:2018年7月20日(金)
©2018スタジオ地図

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