映画情報どっとこむ ralph 2大オスカー俳優メリル・ストリープ✕トム・ハンクスがスティーヴン・スピルバーグ作品でついに初競演を果たすとして話題の映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』。スピルバーグは「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に本作の製作を発表し、予定していた作品よりも先に製作する事を決め、撮影を敢行。まさに「今」だからこそ伝えるべき強烈なメッセージを込め、この危機的状況に警鐘を鳴らす作品に仕上げました。

そんなスピルバーグの強い呼びかけに応え、名優メリル・ストリープとトム・ハンクスがついに初競演!

NOR_D00_052317_7961_R – Meryl Streep, Director Steven Spielberg, and Tom Hanks on the set of THE POST. Photo Credit: Niko Tavernise.

この度、巨匠スピルバーグ監督をはじめとする豪華スタッフ・キャスト陣に加え、劇中で活躍する実在の記者達を当時そばで支えた親族らの、インタビュー映像が収められた貴重な特別映像が到着しました!!!

政府が約30年もの間隠し続けた、ベトナム戦争に関する衝撃的な事実が記された機密文書“ペンタゴン・ペーパーズ”の全容を国民に公表しようと奔走する新聞記者たちの熱く勇敢な姿が描かれていく本作。巨匠スピルバーグ監督がトランプ大統領就任45日後に「今、撮るべき作品」として、予定していた作品よりも先に本作の撮影を敢行したことからもわかるように、劇中で描かれる”報道vs国家”という戦いには、トランプ政権の元で揺れる今のアメリカや、政府によってジャーナリズムに規制がかけられ、何が真実で、何が正しいのかがわからなくなってきている現代の状況に、かつて胸に掲げた“報道の自由”という信念を今こそ思い出すべきと、激しく警鐘を打ち鳴らす熱烈なメッセージが込められています。

そんな歴史的戦いで文書を掲載しようと立ち上がった記者のひとりが、当時全国規模の主要報道機関で唯一の女性経営者だったワシントン・ポストのキャサリン・グラハム。男尊女卑の激しい男社会が当たり前の時代に、夫の死をきっかけに経営者となったただの専業主婦が会社の命運を握る重要な決断を迫られたことは当時の新聞業界に大きな影響を与えたようで、キャサリンの実の娘で現在のワシントン・ポストの編集者であるラリー・グラハム・ウェイマウスは
「“フォーチュン500”の初の女性経営者よ。当時の写真をみるといつも男性に囲まれた」と振り返り、キャサリンを演じたメリル・ストリープは「当時女性はまだ陰の存在だった。そんな中、キャサリンが世間に注目される。文書の影響によってね。」とコメントを寄せています。

キャサリンの相棒として共に文書の掲載に踏み切ったのはキャサリンにヘッドハンティングされ、ワシントン・ポストに入社した編集主幹のベン・ブラッドリー。
ベンを演じたトム・ハンクスが「ベンは新聞一筋の男だ。常に真実を求めていた。」と明かしているように根っからの熱血記者気質で、文書を掲載することで政府によって投獄されるかもしれないというリスクを厭わない勇敢さを持ち合わせていたベン。実の妻であるサリー・クインが明かす「ベンは言ったわ。“痛々しくても真実を選ぶ”と」という言葉からは、記者としてぶれることのないベンの意志の強さが窺えます。

スピルバーグ監督は本作について「真実の重要さを語る作品だ。おおまかにではなく、その細部までもね」とコメント。さらに「当時と今のマスコミの状況は同じだ。マスコミは1971年と同様に、圧力を受けている。2017年の“17”を逆にすると“71”だ。両者は数字的に、いとこのような存在だよ。歴史の振り子が、現代に戻ってきた感じがする。」と劇中と現在の報道機関に似通っている部分があることついても言及しています!

映画情報どっとこむ ralph 国家反逆罪に問われるかもしれないというなか、会社、人生すべてを懸けて真実を追い求めたふたりの物語が、スピルバーグの手によって映像化された本作。ぜひとも映画から発せられる現代に向けられた強烈なメッセージを劇場で受け取っていただくとともに、現代へ警鐘を共に鳴らして頂きたい!

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
原題:The Post

公式サイト:
http://pentagonpapers-movie.jp/

公式Twitter:
https://twitter.com/pentagon_movie

STORY
1971年、ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国内には反戦の気運が高まっていた。
国防総省はベトナム戦争について客観的に調査・分析する文書を作成していたが、戦争の長期化により、それは7000枚に及ぶ膨大な量に膨れあがっていた。ある日、その文書が流出し、ニューヨーク・タイムズが内容の一部をスクープした。ライバル紙のニューヨーク・タイムズに先を越され、ワシントン・ポストのトップでアメリカ主要新聞社史上初の女性発行人キャサリン・グラハムと編集主幹ベン・ブラッドリーは、残りの文書を独自に入手し、全貌を公表しようと奔走する。真実を伝えたいという気持ちが彼らを駆り立てていた。しかし、ニクソン大統領があらゆる手段で記事を差し止めようとするのは明らかだった。政府を敵に回してまで、本当に記事にするのか…報道の自由、信念を懸けた“決断”の時は近づいていた。

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監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:エイミー・パスカル、スティーヴン・スピルバーグ、クリスティ・マコスコ・クリーガー
脚本:リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
キャスト:メリル・ストリープ、トム・ハンクス他
全米公開:2017年12月22日 (限定公開)2018年1月12日(拡大公開)
日本公開日:2018年3月30日(金)
配給:東宝東和
©Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
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