3月17日(土)公開の映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」のサントラ発売を記念し、本作の主題歌「山の音」を歌った尾野真千子さん、菊地成孔(音楽監督)さん、末井昭(原作者)さん、冨永昌敬監督によるトークイベントが行われ、レコーディング時の裏話や主題歌とサントラを担当した菊地成孔さんが、アラーキー役で出演するまでの経緯などが話されました。
「素敵なダイナマイトスキャンダル」サントラ発売記念イベント |
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場所は本作のサブカル感にとってもよく合った雰囲気の新宿歌舞伎町週刊プレイボーイの酒場「週プレ酒場」。 お客さんとマスコミでいっぱいの会場は熱気に包まれ、ゲストが登場すると暖かな拍手が。 末井さんの『素敵なダイナマイトスキャンダル』をどうしても映画化したかった冨永監督は と言い、承諾した原作者の末井さんは 冨永監督:ようやく形になりました! と語る本作「素敵なダイナマイトスキャンダル」は今週土曜日3月17日公開です。 |
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そして、この日発売となったサントラの菊池さんに音楽を担当してもらったのは、7年前の末井さんにOKをもらった直ぐのようで、
冨永監督:最初から決めてましたね。いつもお願いしたいんですけど・・・色々あるわけですよ(笑) そして、菊地さんはカメラマンのアラーキーさん役で出演しています。 そして、白羽の矢が立った尾野さんは主題歌を歌って!のオファーを振り返って と、会場を沸かせます。そんな尾野さんは、渡したデモ通りに歌ってくれたそうですが 菊地さん:尾野さんはどちらかというと歌うことに、のりのりではなかったですね。女優さんだなと思ったのは、デモの小野さんにそっくり。女優さんはスキミング能力凄いなと。ひりひり感が良かったです。気持ちよく歌ってもらうよう頑張りました。末井さんはノリノリでしたけど。我流で。 と、被害妄想がひどかったのだそう。 菊地さん:悩みは末井さんから来てたんです。 尾野さん:あの場で言って欲しかった。悶々として帰ってんですよ! と語ります。 菊地さん:尾野んさんはほぼほぼ無修正です。アラーキー役が言うとドキドキでしょ。末井さんのは大手術(笑)。 オリジナルサウンドトラックは30分程度。サントラ版なりたたないので今回のサントラは映画と違うリミックスも入っているそうで、 菊地さん:尾野さんの主題歌1点突破で創れと言われて。でもその後、尺が足りないと言われて映画音楽でリミックスもありかなと。うちのゼミ生も使って、色々リミックしました。 と、語ります。 |
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最後に・・・ 尾野さん:サントラもですが、今週末映画公開ですので、よろしくお願いいたします。 映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」 は、末井昭氏が70歳を迎えるアニバーサリーイヤーの本年、3月17日(土)よりテアトル新宿、池袋シネマ・ロサほかにて全国公開となります。 芸術は爆発だったりすることもあるのだが、僕の場合、お母さんが爆発だった― バスも通らない岡山の田舎町に生まれ育った末井少年は、7歳にして母親の衝撃的な死に触れる。肺結核を患い、医者にまで見放された母親が、山中で隣家の若い男と抱き合いダイナマイトに着火&大爆発!!心中したのだ──。青年となり上京した末井昭は、小さなエロ雑誌の出版社へ。のち編集長として新感覚のエロ雑誌を創刊。読者の好奇心と性欲をかきたてるべく奮闘する日々の中で荒木経惟に出会い、さらに末井のもとには南伸坊、赤瀬川源平、嵐山光三郎ら、錚々たる表現者たちが参集する。その後も発禁と創刊を繰り返しながら、数々の雑誌を世におくりだしていく……。 |
柄本 佑 前田敦子 三浦透子 峯田和伸 松重 豊 村上 淳 尾野真千子
中島 歩 落合モトキ 木嶋のりこ 瑞乃サリー 政岡泰志 菊地成孔 島本 慶 若葉竜也 嶋田久作
監督・脚本:冨永昌敬
原作:末井 昭「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊)
音楽:菊地成孔 小田朋美
主題歌:尾野真千子と末井昭「山の音」(TABOO/Sony Music Artists Inc.)
配給・宣伝:東京テアトル
2018年/日本/138分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル/R15+
©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会