場面写真一挙解禁第75回カンヌ国際映画祭で「観客が最も泣いた映画」(BBC.com)と称されグランプリを受賞し、第95回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされるなど各国の映画賞で47受賞104ノミネートを果たした『CLOSE/クロース』(原題:CLOSE)が7月14日(金)より全国公開となります! 解禁された場面写真は、レオとレミの微妙な心のゆれやレオ、レミとその家族だけだった世界から徐々に他者との交流が増え変化していく環境が、季節の移ろいと共に映し出されたものとなっている。 ベルギーの古都【ゲント】から20分ほど離れた田舎にある小さな村で生まれ育ったルーカス・ドン監督は、本作構想中の頃、村の小学校を訪ねる機会があった。「当時は素の自分でいることが本当に大変でした。今でも私は小学校と中学校でのつらい日々を思い出すことがあります。そんな想いを綴り、その世界を自分なりの視点で表現してみようと、いくつかの言葉を紙に書き留めました。友情、親密、恐怖、男らしさ..ここから本作は生まれたのです」と10代前半の自身の経験を元にストーリーを構築した。 また劇中の花畑は自身が育った村にあったものがもとになっており、レオがレミを遠ざけるようにアイスホッケーに没入していく世界とは対照的な儚さを表現するのに、重要な役割を果たしている。 ドン監督は花畑について、「レオの家族は子供時代の特殊な概念が投影された、(花畑のような)色とりどりな環境の中で働いており、季節によって変化する風景が心情の変化としても見られます。秋になると暴力的とも言える花を切る作業が行われ、冬には色が消えていきます。そして冬が過ぎると、花が再び植えられ、色が戻り、希望と生命が続いていくことを告げてくれます。レオが抱える悲しみの過程を伝えるために、これらのコントラストを強調したかったのです」と演出の意図を明かす。 誰もが経験したことのある自分らしく生きることの難しさや鬱屈とした感情が反映された本作は世界中の映画祭で称賛を浴び、第75回カンヌ国際映画祭ではグランプリを受賞、「涙なしでは見られない傑作」「思春期の強烈な記憶が甦る」と共感を得ている。 5月9日には世界中で愛される本作を引っ提げてドン監督の来日も決まっており、日本でも話題となること間違いなしだ。 |
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映画『CLOSE/クロース』公式HP: 公式Twitter: 公式Instagram: 7月14日(金)全国公開 監督を務めるのは、前作『Girl/ガール』で第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞し、鮮烈なデビューを飾ったルーカス・ドン。長編2作目となる本作では、学校という社会の縮図に直面した10代前半に自身が抱いた葛藤や不安な想いを綴る思春期への旅の始まりを瑞々しく繊細に描いた。主人公・レオと幼馴染のレミを演じるのは、本作で俳優デビューとなるエデン・ダンブリンとグスタフ・ドゥ・ワエル。子供でもなく大人でもない10代特有の揺れ動く心情を表現した二人には、世界中から賛辞が贈られている。 また色鮮やかな花畑や田園を舞台に無垢な少年に起こる残酷な悲劇と再生を描いたこの物語は、ヨーロッパ、アメリカ、アジアと世界各国で上映され、海外の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では94%フレッシュ(2022.5.31時点)と高い満足度を記録。「感情を揺さぶるあまりの強さに打ちのめされた」(Screen)、「涙なしでは見れない傑作」(Los Angeles Times)と多くの映画人や観客を魅了している。さらに、映画ファンから絶大な支持を得る気鋭の映画製作・配給スタジオ「A24」が北米配給権を獲得したことも話題に。世界中を涙に染めた珠玉の一作がついに日本でベールを脱ぐ。 STORY |
監督:ルーカス・ドン(『Girl/ガール』)
脚本:ルーカス・ドン、アンジェロ・タイセンス
キャスト:エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエル、エミリー・ドゥケンヌ
2022年 ベルギー・オランダ・フランス 104分 ヨーロピアンビスタ 5.1ch 原題:Close 字幕翻訳:横井和子 G
配給:クロックワークス/STAR CHANNEL MOVIES
提供:クロックワークス 東北新社
(c) Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022