突然訪れた長男の死によって巻き起こる家族の混乱と再生を、ユーモアをまじえつつあたたかく描いた感動作。 野尻克己監督デビュー作『鈴木家の嘘』は11月16 日(金) より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開となります。 そして! この度、第 31 回東京国 際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品された本作のワールドプレミアでの舞台挨拶が行われました! 第 31 回東京国際映画祭ワールドプレミア |
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満員御礼で迎えた映画『鈴木家の嘘』ワールドプレミア! 舞台挨拶では主演の岸部一徳はじめ、原日出子、木竜麻生、加瀬亮、岸本加世子、野尻克己監督が登場。 “鈴木家”を代表し、家長・幸男を演じた岸部さんより 岸部さん:『鈴木家の嘘』の上映にお越し頂き、本当にありがとうございます! 加瀬さん:ずっと助監督の頃の姿を見ていてたので、監督のデビュー作が本日お披露目となりとても嬉しく思ってます。 野尻監督:本日は本当にありがとうございます。実は今日スーツで来いと言われたのに緊張のせいかカジュアルな服装で来てしまって…しっちゃかめっちゃかになってます! と会場の笑いを誘いました。 |
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出演者全員が読んですぐに出演を決めたという脚本は、野尻監督の完全オリジナル。それぞれに読んだ当時の感想を聞くと、
岸部さん:新人監督が自ら書いた脚本というのはそんなになくて、それに加え実体験を基に書いている。悲劇になる内容でもおかしく ないのですが、不思議なことに読んでいるうちに思わず笑ってしまって。そのバランスが素晴らしく、出演することを決めました。 とすると。 原さん:本当に完成度が高く面白くて。自分の役どころの大きさに責任感と身引き締まる思いを感じながら脚本を 読んだのを今でも覚えています。 加瀬さん:監督の実話を基にしているとは聞いていましたが、富美を通して監督の気持ちを 知り、感動しました。 と皆絶賛! ベテラン俳優たちとの共演について 木竜さん:現場ではすごく緊張していて、けれど共演者のみなさんが大きく包んでくださったので、安心して作品、監督、共演のみなさんと向き合って演じられました。 木竜さん:私が撮影で吹き出物が出来てし まったとき、原さんが肌にいいサプリやカットしたフルーツを持ってきてくださったんです!本当のお母さんのように接してくださってとても嬉しかっ たです! 原さん:実は(木竜さんは)うちの次女と同じ日に生まれて同い歳なんです!出会ったときに思わず運命を感じましたね。 と驚きの事実を語り、会場を沸かせた。岸部さん演じる幸男の妹・君子を演じた岸本さんは、 岸本さん:一輪の毒の花のような役でしたが、撮影はすごく楽しかったです!実話の力、迫力というものをとても感じた作品でした。 野尻監督:撮影が始まってからは緊張しすぎて 10 日間ぐらいトイレに行けなくて…その時は本当につらかったです。 と当時の苦い思い 出を暴露し、出演者も驚きの表情を見せた。 それぞれに印象に残ったシーンを聞かれると 岸部さん:すべて印象に残っていますが、 特に木竜さん演じる娘の富美が手紙を読むシーンは、脚本を読んでも映像を見て も感動して…一番印象に残りましたね。 また岸部さんとの親子共演を果たした加瀬さんは、本作で岸部さんと掴みあうシーンもあり、お互いを信頼し合っているからこその迫真の演技に 加瀬さん;岸部さんは何度も共演 している先輩なので、思い切って胸を借りるつもりでそのシーンに挑みました! と振り返った。 |
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そして!上映後のQ&Aには野尻監督が登壇。
実際に家族に引きこもりの弟がいたという女性から「弟がなぜ引きこもりになったのか理由がわからないのだが、野尻監督は理由をどのように考えていたのか」という質問に、 と真摯に答えた。 また、木竜麻生さんを抜擢した理由について聞かれると
と 明かした。他にも映画に感動した観客から多くの質問が飛び交い、あっという間にQ&Aは終了ました。 |
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『鈴木家の嘘』
11/16(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー 公式サイト:www.suzukikenouso.com あらすじ・・・ |
監督・脚本:野尻克己
出演:岸部一徳 原日出子 木竜麻生 加瀬亮 岸本加世子 大森南朋
音楽・主題歌:明星/Akeboshi「点と線」(RoofTop Owl)
作:松竹ブロードキャスティング
制作プロダクション:ハーベストフィルム
配給:松竹ブロードキャスティング/ビターズ・エンド
©松竹ブロードキャスティング
2018 年/日本/133 分/カラー/ビスタ/5.1ch/DCP