史上初の快挙となる<直木賞>(第156回)と<本屋大賞>(2017年)のW受賞を果たし、現代を代表する作家の一人、恩田陸の新たな代表作となった名作「蜜蜂と遠雷」。「映像化は不可能」と言われた恩田文学の集大成にこの度、豪華“競演”キャストが実写映画化に挑む!
国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜、明石、マサル、塵(じん)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、そして成長を描いた本作。 注目のキャスト陣は今を彩る豪華な“競演”が実現! 亜夜役として近年精力的に映画出演を果たし、2017年に公開された『勝手にふるえてろ』で日本映画プロフェッショナル大賞 主演女優賞を受賞するなど、今最も輝く女優の一人となった松岡茉優さんが主演を務める。 松岡茉優さんコメント 恩田先生の「蜜蜂と遠雷」は、大自然のようでした。 |
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明石役には映画、ドラマ、舞台で幅広い役に挑戦し、目覚ましい活躍を続ける松坂桃李さん。
松坂桃李さんからのコメント マサル役にはスティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』に出演し、スピルバーグ本人からその演技力を絶賛された期待の若手・森崎ウィンさん。 森崎ウィンさんコメント そして謎の少年・塵を演じるのは、新人ながら100人を超えるオーディションで「塵そのものだ」と監督を唸らせた新星・鈴鹿央士さんが大抜擢された。 鈴鹿央士さんコメント |
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監督・脚本は昨年『愚行録』で長編監督デビューを果たし、新藤兼人賞銀賞を受賞。今もっとも注目される新鋭・石川 慶。
石川 慶監督コメント この人しかいない、と満場一致でオファーした松岡茉優さん、今もっとも一緒に仕事したかった松坂桃李さん、映画の国籍なんて軽々と飛び越えてくれる森崎ウィンくん、そして、得体の知れないオーラに一目惚れしてしまった新人・鈴鹿央士くんの4人とともに、映像でしか到達できない高みがあるはずだ、と信じて日々進んでいます。 |
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原作者:恩田陸先生コメント
正直に言うと、ずっと半信半疑であった。そもそも、この小説は絶対に小説でなければできないことをやろうと決心して書き始めたものだからだ。自分で設けたそのハードルの高さに、書いているあいだ何度始めたことを後悔したことか。苦労の甲斐あって、なんとか目標は達成できたと思う。だから、映画化の話があった時は、なんという無謀な人たちだろうとほとんど内心あきれていた。きっと難しいと思いますけど、やるのなら「映画でしかできないこと」をやってくださいね、とお願いした。口ではお願いしつつも、いくらなんでもこれを映像化する無謀さに気付き、そのうちきっとあきらめるだろうと思っていたのである。ところが、彼らはあきらめなかった。どんどんものすごいキャストが決まっていく。かくなる上は、と覚悟を決めた。完成した映画を観て、「参りました」と言う準備は今からできている。 『蜜蜂と遠雷』 2019年 秋 全国公開 かつて国内外のジュニアコンクールを制覇するも、13歳のときに母を亡くし、「ピアニスト」になることから長らく逃げてきた元天才少女、亜夜(松岡茉優)。社会人となり妻子を持ちながらも夢を諦めきれず、最後のチャンスと決意してコンクールにエントリーした明石(松坂桃李)。音楽エリートとして超名門音楽院に在籍し、優勝候補最有力の重圧に挑むマサル(森崎ウィン)。そして、今は亡き世界最高のピアニストが遺した謎の少年・塵(鈴鹿央士)。まったく異なる境遇にある4人の天才ピアニストたちが国際コンクールでの熾烈な戦いを通して、互いに刺激し合い葛藤し、そして成長を遂げ“覚醒”していく―― |
原作:恩田陸「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎刊)
松岡茉優 松坂桃李 森崎ウィン 鈴鹿央士(新人)
監督・脚本:石川 慶
配給:東宝