マイルズ・テラーが実在する伝説のボクサーを演じた『ビニー/信じる男』が7月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開となります。 今回、WBC女子世界ミニフライ級王者として5度の防衛に成功している、現役のボクシング女子世界チャンピオンの黒木優子選手をゲストにお招きし、トークイベントが行いました。 「美人過ぎるボクサー」として話題になっている現役世界チャンピオンに、狂気と信念で前代未聞の奇跡を起こした“生きる伝説”ビニー・パジェンサについて、熱く語りました。 日時:6月28日(水) |
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本編上映後、熱気が立ち込める中、登場した黒木優子さん。
まず映画の感想を聞かれ、 黒木さん:衝撃でしたね・・・。映画で対戦するロベルト・デュランは知っていたんですが、恥ずかしながらビニーの存在を知りませんでした。たぶん本当に実話?!ってみなさん思うと思うんですけど、ボクサーである私も思いました。(笑) と、明かした。また映画鑑賞後、闘争心が高まったそうで、 黒木さん:すぐ試合をしたくなりました! とボクシングへのモチベーションが上がったと興奮した様子で語った。 |
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本作は実在する“伝説のボクサー”ビニー・パジェンサが、大事故に遭い選手生命を絶たれ再起不能になるも関わらず、再び世界チャンピオンを目指す人間ドラマ。映画を観て共感したポイントを聞かれた黒木さんは、
黒木さん:ボクシングはリング上では一人ですけど、トレーナーの存在がすごく重要。自分を信じることはもちろん、トレーナーも自分のことを信じてくれているっていうのが何よりも心強くなる。 と、劇中のビニーとケビンの絆を挙げた。 ビニーはライト級とジュニアミドル級という二階級で世界制覇を果たしているが、階級を変更することの実際に関しては 黒木さん:減量・増量って体重の管理がきついだけじゃなくて、たった1キロの増減でもスピードが変わって、戦い方自体が全く変わってくるので、本当に大変なんです。 と説明。また、劇中のボクシングシーンについての話題になると、役作りでの身体よりも動きに注目して観たことを明かし、 黒木さん:ボクシングフォームはもちろんですけど、試合中の選手の表情が特にリアルでした!対戦相手と向き合った時とか、カッとなった表情とか(笑) と、プロボクサーならではの説得力溢れる目線で解説した。 |
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首の骨を折る大怪我から1年後に世界の舞台へカムバックしたビニー。本当に実話なのか思わず疑う方もいるのでは?という話題になると、
黒木さん:この題名通り、“信じる男”ですよね。自分を信じる心が強かったからこそなんでしょうね。 と語った黒木さん。フォトセッションの際にはWBCのチャンピオンベルトを持参していただき撮影し、会場からも「お~」という歓声も。 最後に 黒木さん:ボクシングファンだけでなく、全ての人の背中を押してくれる映画です! と作品を力強くアピールして締め、イベントは終了した。 |
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黒木優子さんプロフィール 1991年3月28日生まれの26歳。 3歳よりスキーを始め、小2よりアルペンスキー選手として活躍していたが、中学2年生のときに父親に勧められボクシングを始める。徐々にボクシングにのめり込んでいき、2008年にプロボクサーのライセンスを取得。2014年に安藤麻里選手が持っていたWBC女子世界ミニフライ級王座に挑戦。試合は3-0の判定で勝利し、世界チャンピオンとなった。以降、5度の防衛に成功している。 |
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『ビニー/信じる男』 原題:BLEED FOR THIS 物語・・・ |
監督・脚本:ベン・ヤンガー「マネー・ゲーム」
製作総指揮:マーティン・スコセッシ「沈黙サイレンス」
出演:マイルズ・テラー「セッション」、アーロン・エッカート「ハドソン川の奇跡」、ケイティ・セイガル「ピッチ・パーフェクト2」、キアラン・ハインズ「沈黙サイレンス」、テッド・レヴィン「シャッターアイランド」
提供:ファントム・フィルム/KADOKAWA
配給:ファントム・フィルム
宣伝協力:ブリッジヘッド
/2016年/アメリカ/英語/カラー/スコープサイズ/5.1ch/117分/
日本語字幕:林完治