乱交パーティでの一晩という過激な設定、着衣時間は本編中18分半と日本映画史上もっともハダカなドラマでありながら、性欲に振りまわされる人間の滑稽さ、切なさ、人間の本質を見事に描き出した

映画『愛の渦』

3月1日(土)に公開されるやいなやテアトル新宿では立ち見が続出する盛況ぶりをみせる大ヒットなんです。

そんななか、
「とても観たいのですが、女性一人だと、どうも恥ずかしい」
「女性だけで気兼ねなく見たい」

といった多数の声をうけて公開直前に決定したヒューマントラストシネマ渋谷での女性限定回が3月8日(土)より実施されています。

そして本作の大ヒット&女性限定回の実施を記念して、女性キャストから門脇麦さん、中村映里子さん、赤澤ムックさん、そして特別ゲストとして「女子をこじらせて」などの著者、そしてライターとしても活躍されている雨宮まみさんをお迎えして男子禁制の女子会トークショーを実施されました。

【『愛の渦』女子会トークショーイベントレポート】
                       
★日時 3月11日(火) 
★会場:ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区F)
★登壇者:門脇麦/中村映里子/赤澤ムック(旧芸名:赤澤セリ)
★特別ゲスト:雨宮まみ(「女子をこじらせて」著者)

女性限定回実施記念女子会トークショー

会場は映画観賞し、トークを聞こうと駆けつけた女性で満席に!
熱気あふれる中で女性だけならではの赤裸々なトークが飛びだし大盛り上がりのイベントとなりました。

MC:これだけの女性の方ばかりのお客様、圧巻ですね!
ご覧いただいていかがでしょうか?

雨宮まみさん:入ってきた瞬間、熱気がすごいですね!あと良い匂い(笑)。

MC:本日は特別ゲストとして雨宮まみさんをお招きしております。
雨宮さんには「(500日のサマー)をハプニングバーでやったらこんな感じ」という作品に対するコメントを頂戴していますが、主人公の「ニート」はまさに「500~」の主人公と重なりましたか?

雨宮さん:ひどいコメント出させていただきました(笑)。でも似ているところがあると思うんですよ。
自分と違う世界にいながら、共通点があるところから惹かれていくところとかですね。でも男の人がはじめ女の人を見下しているところがあるのにホレた感じになっていくところがイラッときますよね。

MC:女性はスッキリ、男性はどんよりという感想が多いのですがどういう気持ちで演じられましたか?

門脇さん:よくわからないまま、よくわからずやっていたんですけど、この役はそれでもいいんじゃないかなと思いました。

MC:池松さんがなんか可哀想だなと思ってしまったんですが、皆さんはいかがですか?

赤澤さん:(会場に向かって)池松さんを可哀想だと思う人?

(会場からは数人しか手が上がらない)

赤澤さん:あんまりいないですね、私もそうは思わなかったです。

中村さん:私はちょっと切なかったですね。ラストのセリフをいっちゃうあたりがイタイなぁと思って。

雨宮さん:セリフを言わせることで、切なくなる。監督性格悪いんじゃないかな(笑)。

赤澤さん:三浦監督もカッコいいのになんかこじらせているところがあるのかしら。

雨宮さん:女性を見下しているところが鼻につきますよね。

門脇さん:全然気が付きませんでした。

雨宮さん:でもそれを取り繕わないところが素直なのかもしれませんね。

赤澤さん:舞台の時は厳しいってよく聞きますけれど、映画の撮影現場では朗らかな感じでしたよ。

門脇さん:撮影が進むにつれ日に日に弱っていく感じがしました。ご飯は食べない、飲まない、寝ない、お風呂に入らない……。

雨宮さん:中村さんはこの役を演じられていかがでしたか?

中村さん:楽しく演じさせていただきました。ひどい女だなと思いながら、演じていたんですけど撮影中に「実際もこんな感じなんじゃない?」と言われました。

雨宮さん:中村さんの役が出てくる女性の中では一番共感ができるかもしれませんね。私はほかの女とは違うのよって感じのセリフがちょいちょい出てくるのとか、「こんなセリフ言ったことある!」と思ったりして。赤澤さんは役柄とそんなに違わないんじゃないですか?

赤澤さん:現場でも仲良くなりすぎると、それが出ちゃいけないと思って一人で浴槽にいることが多かったですね。

MC:滝藤さんも距離を獲るようにしていたと伺いました。

雨宮さん:(楽屋で)さっき聞いたけど、新井さんが前張りをしていなかったんだとか?

中村さん:女優さんが言うなら張るよって言っていたんですけど、なんか…言えなかったです。だからカットがかかるとふつうは離れるんですけど、見えちゃうからずっとくっついてました。

門脇さん:見えているなと思いながら、喘いでました。

赤澤さん:駒木根さんの肉の壁で見えなかった(笑)。

雨宮さん:相手もいることだし、気になっちゃうから前張りはつけた方が良いいですね。池松さんは無口そうにみえるけど、実際どうでした?

門脇さん:少年のような、でもおじさんのような感じでした。

赤澤さん:ここにいる3人は初脱ぎですからね。

雨宮さん:3人とも初脱ぎということで、演じるにあたってスイッチを入れたりしましたか?

門脇さん:性欲が強い役で、喘ぎ声がポイントと言われていて三浦監督にダメ出しをされたんです。家族が寝静まった時とか、カラオケで練習もしました。年末に言われたのでお正月はずっと喘ぎ声のことばかり考えていました。

MC:それでは会場の方からご質問があれば伺いたいと思います。

Q:お三方は劇中でヌードを披露されていますが、事前に身体をきれいにみせようと気にしたことなどありますか?

門脇さん:身体のことは特に何も気にしていないです。普通の女子大生なので、それで良いかなと思いました。

中村さん:お尻のスクラブをやったり、肌の乾燥やムダ毛には気を使いました。あとは皆でボディクリームを使って、足裏マッサージをしあったりしました。

愛の渦

『愛の渦』
はテアトル新宿他にて大ヒット上映中です。女性限定回もありますので公式HP確認してね!
公式HP: ai-no-uzu.com

ヒューマントラストシネマ渋谷:3月8日(土)の拡大公開時に通常興行としては異例の女性限定回を設けることとなりました。『愛の渦』異例の女性限定回を設定。
★実施劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷
★実施期間:3月8日(土)~公開中の毎週 日・月・火の上映回

過去記事: 異例の女性限定回を設定。『愛の渦』

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『愛の渦』作品概要

午前0時~5時。
料金は男:2万円、女:千円、カップル5千円。
そこは都会の一室で営まれる乱交パーティ。集まったのは性欲を満たしたいだの男女。

しかし、愛のないセックスにも、〝感情″は生まれ、それぞれの思惑が渦巻いていく。滑稽なまでに剥き出しの性欲が向かう先は、愛か、果てないただの欲望か。

原作は、人気劇作家、三浦大輔が主宰する演劇ユニット「ポツドール」
の代表作であり、第50回岸田國士戯曲賞に輝いた傑作舞台劇『愛の渦』。
映画化に際し、脚本・監督は三浦大輔自身が手掛けました。
主演は、若手実力派俳優として頭角を現してきた池松壮亮。
もう一人の主演は、三浦監督がその存在感に惚れ込み、抜擢した女優・門脇麦。
その他、新井浩文、滝藤賢一、田中哲司、窪塚洋介ら、実力と個性を兼ね備えた豪華な俳優たちが脇を固めています。

原作・脚本・監督:三浦大輔
出演:池松壮亮、門脇 麦、新井浩文、滝藤賢一、三津谷葉子
窪塚洋介、 田中哲司
制作プロダクション:ステアウェイ
製作:「映画 愛の渦」製作委員会(東映ビデオ、クロックワークス)
配給:クロックワークス R18+ 
(C)映画「愛の渦」製作委員会

脚本・演出:三浦大輔
欧州公演2013キャスト:米村亮太朗、古澤裕介、岩瀬亮、鷲尾英彰、平原テツ、榊原毅、遠藤留奈、新田めぐみ、宮嶋美子、佐藤みゆき

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