TIFF クロージングセレモニー1からの続き 第26回東京国際映画祭クロージングセレモニー授賞式が行なわれ、東京 サクラ グランプリを始めとする各賞の受賞作品と受賞者が発表されました。 最優秀監督賞 『馬々と人間たち』のベネディクト・エルリングソン監督は、トロフィーを頭の上に掲げ、「重要な賞です。これは私だけでなく、クルー、スタッフ、ミュージシャン、出演者、そして馬たちのものです。馬たちに言いたいのは、ヒヒーン!」と会場を沸かせました。 審査員特別賞 『ルールを曲げろ』のベーナム・ベーザディ監督は、「この賞を、イランの若者、アーティストやレッドラインを超える勇気ある人々に捧げます」とペルシャ語でコメントされました。 |
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東京サクラグランプリ 受賞作品は、審査委員長のチェン・カイコーさんが、「最高賞には、卓越した完成度を求めました。情熱と魅力にあふれ、本物の人間の絆を、生き生きとしたエネルギッシュな演技で描いたこの作品に、審査委員は満場一致で決めました。『ウィ・アー・ザ・ベスト!』です」と発表。 受賞作品のルーカス・ムーディソン監督には、東京都産業労働局長の塚田祐次さんから表彰状が、そして、フェスティバル・ミューズの栗山千明さんから麒麟像が贈呈されました。 ムーディソン監督は、「思いもよらない受賞なので驚いています。東京国際映画祭に参加できるだけでも光栄ですので、本当に感無量です。私の妻であるココが、この原作を書きました」と、ココ・ムーディソンさんにマイクを渡しました。 ココさんは、「私は、漫画家です。この映画を通して、すべての年齢の女性に音楽をやってみたい、と思ってほしいです」とコメントされました。 |
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最後に、審査委員長のチェン・カイコーさんは、東京国際映画祭の9日間を振り返り、「この一週間ほど、一生懸命審査委員の任務に当たりましたし、結果には大変満足しています。東京国際映画祭は非常にうまく組織され、運営もスムースでした。観客は情熱的で、スタッフの方々も協力的でした。東京は、若手の映画人の注目をもっと集めてもいいと思います。そうなると、東京国際映画祭にもっとたくさんの優れた作品が集まると思います」とコメントしました。最後に来年の映画祭に向けて、日本語で「バイガエシ(倍返し)!」と言って、喝采を浴びました。 |
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式の最後には東京国際映画祭ディレクター・ジェネラルの椎名保が「受賞者の皆様、おめでとうございます。第26回東京国際映画祭も今日が最終日となりました。台風と台風の間を上手く切り抜け、天候に恵まれた映画祭でした。もうひとつの台風は、閉会式が終わるのをじっと待っています」とコメント し、また、2020年オリンピックの東京開催が決まったことに触れ、「東京オリンピックまで7年。映画祭は、7回あります。一年一年積み重ねて盛り上げていきたいと思います。また来年、東京でお会いしましょう!」と締めくくりました。 最後にフェスティバル・ミューズの栗山千明さんの写真を 前編は 第26回東京国際映画祭受賞の結果はこちら |