第二次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻が、ユダヤ人を動物園の地下に匿い、300人もの命を救った姿を描いた、知られざる感動の実話『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』の12月15日の公開を前に、主演女優ジェシカ・チャステインが11月27日(月)に初来日し、舞台挨拶を行いました。 日付:11月27日(月) 会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 登壇者:ジェシカ・チャステイン、武田双雲 (書道家) |
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盛大な拍手の中、客席から登壇したジェシカ・チャステイン。サインや握手を次々と求められる中、丁寧に対応するジェシカに観客は大興奮。観客との触れ合いにジェシカも笑顔を見せていた。
ジェシカ:ありがとうございます!こうやって私の作品を皆さんと分かち合う場に立ち会うことが出来て嬉しく思っています。この作品は愛と思いやりで作った物語。私が演じたアントニーナの愛に溢れた物語です。私は脚本を読んだ時、感動しました。皆さんも同じように(本作を観て)感動してくれていたら嬉しいです。 との挨拶からスタート。 今回が初来日ですが、日本の印象を ジェシカ:日本でお会いするすべての方々がほんとうに素敵で親切という印象です。最高の歓迎を受け、こうやって日本の皆さんとお会いできたことがとても嬉しいです。 と感謝の想いを伝えた。舞台挨拶の前に、朝早くから取材を受けていたというジェシカ。どんな質問が多かったとのかと問われ、 ジェシカ:アントニーナについて、特に彼女のフェミニンな側面について聞かれることが多かったです。私がアントニーナに対してすごく感動したのは、彼女が愛と思いやりでたくさんの人を救ったヒーローであるというところです。フェミニンであると同時にとても強い。どちらも併せ持つことが可能であるということをすごく感じられます。一番パワフルなのは母親。動物たちの母親のように、アントニーナもまたパワフルに描かれていましたよね。 と劇中で演じたアントニーナに対して感銘を受けたと振り返った。本作では劇中に多くの動物が登場するが、動物たちとの共演シーンの思い出について、 ジェシカ:たくさん動物が出てきてどのシーンも楽しかったです。スタントも使わず、すべて自分で演じました。CGを使ったシーンもほとんどなく、赤ちゃんゾウのところだけがCGなんです。お産のシーンが印象的で、お母さんゾウが赤ちゃんゾウのぬいぐるみになかなか反応しなかったので、お母さんゾウの好きなリンゴを使って、なんとか演じさせました。観ている時は感動的なシーンですが、実際はただ遊んでいるだけだったというエピソードがとても好きです。 と茶目っ気たっぷりにエピソードを披露してくれた。 |
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舞台挨拶の中盤には書道家の武田双雲氏が登壇し、本作をイメージした書を披露。明日から本作の舞台となったポーランドのワルシャワに行くとのことで、今回のジェシカ来日にとても運命を感じたとのこと。
ジェシカ:ぜひ、アントニーナの家やワルシャワ動物園に行ってみて。 とアドバイスをもらう一幕も。そして、目の前で「慈愛」の二文字を書くというパフォーマンスを披露。ジェシカはとても感嘆した様子で、 ジェシカ:素晴らしい!音を立てて書いている姿も印象的。インスピレーションを受けて、文字を書いている姿をこんなに間近で見られで良かったです。 と満足した表情を見せていた。 『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』 12月15日(金)よりTOHOシネマズみゆき座他にて公開 |
原作:ユダヤ人を救った動物園 ヤンとアントニーナの物語(亜紀書房)
脚本:アンジェラ・ワークマン
監督:ニキ・カーロ『スタンドアップ』
出演:ジェシカ・チャステイン ダニエル・ブリュール ヨハン・ヘルデンベルグ マイケル・マケルハットン
後援:ポーランド広報文化センター
後援:ポーランド広報文化センター 公益社団法人日本動物園水族館協会
協力:赤十字国際委員会(ICRC)
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