映画情報どっとこむ ralph “共感度0%・不快度100%”の愛に感動・絶賛の声が続出中!
ラブストーリーに夢を見られなくなった大人の女性たちに「究極の愛とは何か」蒼井優、阿部サダヲW主演『彼女がその名を知らない鳥たち』が全国公開中です。

そして、第12回ローマ国際映画祭(イタリア・ローマ)にてレッドカーペット & ヨーロッパプレミアが開催され、白石和彌監督が登壇!
日本のみならず世界へと羽ばたき続ける “かの鳥”が、ローマを熱狂の渦に包みました!

『彼女がその名を知らない鳥たち』 in 第12回ローマ国際映画祭
日付:11月2日(木)(現地時間)
場所: Auditorium sala Petrassi
参加者:白石和彌監督

映画情報どっとこむ ralph 世界各国より良質な作品を選定する映画祭とあって年々盛り上がりを見せる本映画祭。

ヨーロッパ各国の報道陣が集結する中、公式記者会見に臨んだ白石監督は

白石監督:ローマは初めて来るのでとても楽しみにしていました。昨日一日観光してローマを満喫する事が出来ました。でも、もちろん一番の目的はローマ映画祭です。皆さんにお会いできるのを楽しみにしてました。

と笑顔で挨拶します。

日本で劇場公開され観客から絶賛の声が続出しているという噂を聞きつけた報道陣は白石監督に興味津々。既に鑑賞した記者からも「最初は何が起こってるかわからず、ミステリーになり、ラブロマンスになり、最後は感動的な愛の物語になって見事に集約した輪を描くような映画だった。」と賞賛されるほど。

映画情報どっとこむ ralph 大注目の作品とあって記者達から続々と質問を投げかけられていきます。原作は小説だが、映画化しようと思った理由を問われると

白石監督:最後まで読むと汚い沼に、蓮の花が咲くような物語。描写もすごい汚い人たちの話で最後まで読むのに我慢を強いられました。でも最後の1ページを読むと美しく、愛おしく感じたんです。景色が180度変わるこのラストを描いて見たいと思い映画化することにしました。小説は長いので、どう短くするかが一番苦労しました。ただ自分が映画化しようと思ったあのラスト、小説の読後感を変えないようには心がけました。

と語り、本作の映画化へのきっかけや苦労した点を明かしました。

蒼井優さん、阿部サダヲさんといった役者陣の演技が輝いていたが、どのような演出に心がけたのかと問われると

白石監督:誰にも感情移入できない“共感度0%“な物語なので、蒼井さんもどこまで観客に嫌われて良いのか悩んでいました。でもそこは自分を信じて思い切り嫌われて欲しいと伝えたんです。最後まで見たら観客は絶対について来ると言いました。それで彼女も思い切ってくれたと思います。阿部さんはいつも清潔感があるイメージなので、どこまで汚せるかとおもったのですが、最後に表現したい純粋さを出すには、彼に持っている清潔感が必要だと思いました。彼も汚れ役を楽しんでくれて、一緒に作り上げて行けたと思います。

と、キャスティングの妙を魅せれたと語ります。

また本作を作る上で影響を受け、意識した監督や作品を問われると

白石監督:一番のテーマは無償の愛。これまでは実録物や、暴力映画を撮る事多かったのですが、イ・チャンドンの『シークレット・サンシャイン』が好きで。人間を大きな視点で肯定しています。この小説映画化しようと思った時に、そんな映画が作れるのではと感じたのです。

と語り、記者たちからは続々と手が上がるもここで記者会見が終了。

映画情報どっとこむ ralph
続いてローマの情緒あるストリートに敷かれたレッドカーペットでは、本映画祭のディレクター・アントーニオ・モンダ氏に迎え入れられ白石監督が登場。すると大勢の報道陣からシャッターの嵐が巻き起こり、詰めかけた観客からは記念撮影や、サインを求められる人気ぶりで、たっぷりとファンサービスをこなしました。

レッドカーペット直後に開催された上映会では、ヨーロッパ初上映となる本作をいち早く観ようと、約600席の劇場が満席で埋め尽くされ、万雷の拍手が鳴り響くなか手を振りながら白石和彌監督が登場し、観客達と一緒に鑑賞しました。日本発の“共感度0%・不快度100%”のストーリに、観客達は感歎し、スクリーンから目が離せない様子で、上映後には泣いている観客の姿が多数みられ、自然と観客からスタンディングオベーションが巻き起こり、拍手の音で会場が鳴り響きました!

白石監督:映画の愛の形がヨーロッパの人たちにも受け入れてもらえた。

と語り、ヨーロッパ初の上映を楽しんだようで、ローマ国際映画祭を大いに沸かしてくれました。

映画情報どっとこむ ralph そして!『彼女がその名を知らない鳥たち』 大ヒット御礼トークショー開催決定!

●日時:11月10日(金)18:10~上映回 ※上映後の登壇予定
●場所:新宿バルト9 
●登壇者:蒼井優、白石和彌監督
●チケット販売について:
①11/6(月)24:00(=11/7(火)AM0:00)よりオンライン予約KINEZO EXPRESS(http://kinezo.jp/pc/wald9)にて発売開始※クレジット・ムビチケのみ
②残席がある場合のみ、11/7(火)劇場OPEN時より窓口販売あり
●料金:通常料金。各種割引適用。ムビチケ使用可。
●詳細は映画公式サイト(http://kanotori.com)、劇場HP:http://kinezo.jp/pc/wald9にて告知

彼女がその名を知らない鳥たち

公式サイト:
http://kanotori.com 

公式twitter:
https://twitter.com/kanotori_movie

原作は沼田まほかるの同名ベストセラー小説。妻子ある男と関係を持つ無職の女・十和子と、15歳年下の十和子に異様な執着を見せる陣治の関係を軸に、ミステリーの体をなしながら綴られる、最低な人間たちの″究極の愛“の物語。監督は『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌。

物語・・・
八年前に別れた男・黒崎(竹野内豊)を忘れられない十和子(蒼井優)は、今は15歳上の男・陣治(阿部サダヲ)と暮らしている。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治を激しく嫌悪しながらも、彼の稼ぎで働きもせず日々を過ごしていた。ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる妻子ある男・水島(松坂桃李)と関係を持ち、彼との情事に溺れていく。そんな時、家に訪ねてきた刑事から「黒崎が行方不明だ」と知らされる。どんなに足蹴にされても文句を言わず、「十和子のためなら何でもできる」と言い続ける陣治が、執拗に自分をつけ回していることに気付いた十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯え始める――

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蒼井優 阿部サダヲ 松坂桃李 / 村川絵梨 赤堀雅秋 赤澤ムック・中嶋しゅう / 竹野内豊
監督:白石和彌
原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫)
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
製作:映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会   
【R15】
配給:クロックワークス
(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
2017年/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/123分
      
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