映画情報どっとこむ ralph 発症30年後の現在も、筋ジストロフィーと闘いながら、車椅子で歌唱するみちのくレコード第1号の歌手・木田俊之さんと奥さまの智恵子さんの半生を元に映画化した『いのちあるかぎり 木田俊之物語』の舞台挨拶が行われ主演の武田知大さん、鈴木まりやさん(AKB48)、植野葉子さん、武智大輔さん、若井久美子さん、畠山智行さん、 渡邊豊監督。そして、木田俊之さん本人が登壇しました。

4月24日(月)
会場:渋谷アップリンク
登壇:武田知大、鈴木まりや(AKB48)、植野葉子、武智大輔、若井久美子、畠山智行、
渡邊豊監督、木田俊之

映画情報どっとこむ ralph 主人公・木田俊之を演じた武田知大さん、木田と出会い、結婚する智恵子の、1991年までの20代を演じた鈴木まりやさん、智恵子の2006年からの40代を演じました植野葉子さん、みちのくレコード会長・白岩英也役の武智大輔さん、バスガイドの谷本恵役の若井久美子さん、カフェの店主・鈴木利明役の畠山智行さん、監督の渡邊豊さん、本作のモデルとなった木田俊之さんご本人が登壇。

Q:本映画のモデルの木田さん、ご自身の半生についての映画が作られ、本日公開となりましたが、心境はいかがですか?

木田さん:気恥ずかしいような、皆さんに観て頂きたいような、半々の気持ちです。一人でも多くの人に観て頂きたいです。武田さんが上手く演じてくれました。

Q:武田さんは、今もご存命の方の半生を演じるというプレッシャーが相当あったと聞きましたが、役作りはどうされたんですか?

武田さん:僕自身が木田さんに初めてお会いしたのが6年前で、大先輩ですし、僕自身木田さんのことが大好きで、これがどうでもいい人だったらそんなにプレッシャーにならなかったかもしれないんですけれど(会場笑い)、経緯をもって演じさせて頂きました。

Q:木田さん、本作は順撮りではなく、武田さんは25歳から59歳までのシーンを順不同で撮ったので、同じ日に筋ジストロフィーの症状や心境が違うシーンを続けて撮ったそうですが、出来上がりを見て、武田さんの演技はいかがでしたか?

木田さん:私は能天気な方で、すごく明るいんですよ。明日は明日の風が吹くみたいな感じで。いつも明るいんですけれど、病気が分かった時は治らない病気なので、すごく落ち込んで、その時の気持ちは、武田君の過酷な演技そのものなんですよ。だからすごいなぁと思って。自分の映画なんですけど、感激しました。

映画情報どっとこむ ralph Q:奥さんとなる智恵子を演じた鈴木さん、旦那さんが難病の筋ジストロフィーを発症するという難しい役をオファーされ、役作りはどうされたんですか?

鈴木さん:私は結婚もしたことがなく、恋愛も禁止で一応あまりしたことがなかったので。一応っておかしいかな?(会場笑い)あんまり最初はわかんなかったんですが、木田さんのことは、木田さんご夫婦のDVDの資料を頂いて、イメージして演じさせて頂きました。

Q:鈴木さんは女優業に専念するという目標を持って、今週日曜の4月30日にAKB48の卒業公演を控えていますが、本作が描いている木田さんの生き方についてはどう思われますか?

鈴木さん:アイドルとして17歳で芸能界に入って、もうすぐ26歳です。自分の中で、「夢は絶対叶うぞ」という気持ちはあるんですけれども、満足のいくところまでいったことがないので、「夢は諦めた方がいいのかな」と思ったことも何回もあるんですけれど、木田さんが、筋ジストロフィーという病気になってからも、「紅白歌合戦に出るぞ」という気持ちを強く持って、明るく、前向きに活動していらっしゃるので、私も、おばあさんになっても、女優をやっていきたいなという気持ちを強くしました。

Q:智恵子の40代からを演じた植野さんは、役作りはどうされたんですか?

植野さん:二人で同じ役をやるというのが、寄せるのもおかしいし、と思っていたのですが、二人の相手役の武田さんが大変だったと思うんです。昼は若い時のシーンをやって、夜は後半を撮ったりという、過酷なスケジュールだったので。初めてお会いした時から、木田さんご夫婦は仲良しで、本当に病気なのかと思うくらい、いつも笑ってらして。そういう雰囲気が出ればなと思いました。

映画情報どっとこむ ralph Q:みちのくレコード会長役の武智さんは、元バレーボール選手の大林素子さんと夫婦役でしたが、特に見てほしいシーンはありますか?

武智さん:僕は180cm位なんですけれど、彼女は186cm位なので、「膝曲げて」と横で言っていました。

Q:若井さんはバスガイド役で、山形県南陽市の名所に行かれましたが、面白いエピソードはありますか?

若井さん: バスガイド役で色々な名所に行ったんですけれど、エキストラとして南陽市の方々がツアー客として参加して下さっていたんですけど、バスの中で「お煎餅食べて」「また来てね」など言って下さり、愛の詰まった映画になっています。

Q: ”縁結びの神様”「熊野大社」での撮影後、友人役の松岡亜由美さんがヤクルトの2014年ドラフト2位の風張蓮投手と結婚されましたよね?

若井さん:すごく嬉しかったです。

Q:渡邊監督は、今回の映画で一番難しかった点はどこでしたか?

監督さん:ほとんどのシーンが難しかったですけれど、昔のシーンでは、車止めが大変でした。

Q:最後に、主演の武田さんからこれからご覧になる皆さまに、メッセージをお願いいたします。

武田さん:やっと皆さんの前にお披露目する日がやってきました。全国に木田さんのような難病の方がいらっしゃいます。家族が、自分たちの見えないところでどれほど壮絶な体験をしているか、実際に木田さんの家で撮影したりと、こだわった映画になっています。これを観て頂いて、少しでも病気や、同じような病気の方や家族の方に関心を持って頂ける機会となったら成功なのではないかと思います。最後まで楽しんでください。

いのちあるかぎり 木田俊之物語

大阪・シアターセブン(5月6日~)、ムービーオン山形、土浦セントラルシネマズ、横浜シネマノヴェチェント、上田映劇、刈谷日劇、岡山メルパほかにて公開

公式サイト 

あらすじ
本田は1982年、智恵子と出会い結婚。子供も生まれて幸せな日々を送っていた。その本田を、突然「筋ジストロフィー」が襲う。自暴自棄になる本田を智恵子は支え続け、ボランティア歌仲間との交流を通じ、難病と戦いながら『紅白歌合戦』への出場を夢みて、「いのちあるかぎり」歌い続ける。木田俊之の半生を描いた一組の夫婦の物語。

●木田俊之 プロフィール
1957年2月2日生まれ、青森県大鰐町(おおわにまち)出身。上京後、働きながら趣味で音楽活動を行う。結婚し青森に帰省後、「筋ジストロフィー」を発症。ある日、ステージで倒れたことをきっかけに、歌うことをやめてしまう。仕事を続けることが不可能なほど病は進行し、先の見えない人生に一時は死ぬことも考えたが、家族の支えや、同じ病気と闘いながらも懸命に生きている人と出会い、前向きさを取り戻す。「歌うことは座っていてもできる」ということに気づき、大好きな歌で生きていくことを決意。その後、リハビリを行いながら様々なコンテストに出場し優勝、念願のプロデビューを果たす。発症30年後の現在も、筋ジストロフィーと闘いながら、車椅子に着席のまま笑顔で歌う姿とパワフルな歌唱力で多くの人に感動と勇気を与えている。

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キャスト
武田知大 鈴木まりや(AKB48) 植野葉子 武智大輔 大林素子
聖川湧 岬坊真明 橋本トオル 古川孝 松田純一 松田えりか 鈴木ゆか 小島久人 保井寛敬 赤松ひろき 若井久美子
滋野由之 西村知美 本田理沙 晃(元フィンガー5) / あべ静江 / 渡辺裕之

監督・脚本:渡邊豊 
エグゼクティブプロデューサー:白岩英也
プロデューサー:藤井学
制作:(株)アプローズプロ WARAHATA 
制作協力:(株)セブンエクセレント
配給:ベストブレーン 
配給協力:渋谷プロダクション 
題字:八嶋龍仙(伝統ねぷた絵師)
製作:映画「いのちあるかぎり 木田俊之物語」製作委員会 
みちのくレコード 山形県歌謡振興会、みちのく歌謡文化連盟 
(有)白岩新聞店(株)ハンプトン東北

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