小倉・門司港など昭和レトロな街並みが魅力の“映画の街”北九州市オールロケを敢行した映画『グッバイエレジー』の初日舞台挨拶が行われ、大杉漣さん、藤吉久美子さん、吉田栄作さん、遠藤健慎さん、飛葉大樹さん、森田晋平さん、三村順一監督、山本厚生プロデューサーが登壇しました。 『グッバイエレジー』初日舞台挨拶 |
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大杉漣さん:三村監督が作りたかった映画を皆で結集し、作り上げたという思いが強いです。猛暑の中で短いスパンでの撮影でしたが、皆の志が詰まった現場でした。北九州の方々も行くところ行くところサポートして下さりました。ぼくは九州に友人が多いものですから、今放送中のドラマ「バイプレイヤーズ」でもご一緒した、松重豊さんは福岡の博多で、光石研さんが小倉でよく博多と小倉は全然違うと言っているのですが、僕にとっては九州として一緒で(笑)。でも、二人の話す九州弁がとてもよくて羨ましいな、と思っていて、いつか映画でお邪魔したいと思っていたので、今回はよい経験でした。
吉田栄作さん:九州男子を演じたのは初めての挑戦で楽しかったです。役柄では蓮さんと同い年の設定なので、髪を白く染めるなど、工夫しました。北九州のロケ地の力は大きかったですね。小倉や門司港に行くと、スッと役に入れるんです。景色も素晴らしくて、この街並みに惚れ込みまして、作詞作曲したオリジナル曲「コクラ」を作りました!いつか、公開しますので楽しみにしておいてください! 藤吉久美子さん:小倉の女を演じさせてもらいましたが、私は久留米市出身なので場所は地元から近いんです。でも、言葉が全然違う!いわゆる福岡弁とは全く別物なんです。小倉の方は、キリッとした、かっこいい男前な言葉で、演じる上では気をつけました。映画の舞台にもなっている小倉の昭和館でも本日より公開で、まさにロケ地そのもので映画を見る事が出来る貴重な機会ですよね! |
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『グッバイエレジー』
夢を追いかけ、一度は捨てた故郷。友の死をきっかけに数十年ぶりに帰ってきた60歳を過ぎた映画監督の男が、懐かしい街並みや友の足跡をたどりながら人生を見つめ直し、「映画のなかで、もう一度会いたい」と脚本を書き始める。 誰しもが心に抱く故郷を思い起こさせ、人生半ばを過ぎてもなお「生き直す」勇気を与えてくれる、北九州版“ニュー・シネマ・パラダイス”。主人公を演じるのは、実年齢と同じ65歳の役で円熟の輝きを放つ大杉漣。今は亡き親友に吉田栄作、その妻に石野真子、映画館の館主に藤吉久美子が扮する。小倉・門司港など昭和レトロな街並みが魅力で、これまでに200以上の撮影が行われている“映画の街”として有名な「福岡県北九州市」でオールロケを敢行。北九州市は「50歳から住みたい地方ランキング」で1位を獲得するなどシニア層に人気の都市として注目を集めている。 3月25日(土)より、有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー |
出演:大杉漣、石野真子、藤吉久美子、吉田栄作 中村有志、仁科亜季子、大和田獏、森田順平、森永悠希、遠藤健慎、飛葉大樹、佐々木すみ江
監督・脚本:三村順一
(C) 2017「グッバイエレジー」製作委員会