映画ファンのための 映画ファンによる純粋な市民映画祭として映画製作者からも愛されている志の高いヨコハマ映画祭。
都内でムーブオーバー上映が続いている深田晃司監督作『淵に立つ』の出演者が見事、ヨコハマ映画祭で主演女優賞と最優秀新人賞を受賞しました。 以下、受賞者のコメントをお送りいたします。 主演女優賞/筒井真理子コメント 最優秀新人賞/太賀コメント |
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深田晃司監督/コメント 筒井さん、太賀さん、おめでとうございます! 俳優が評価を受けるのは監督にとって最高の名誉です。出てくれて、ありがとうございました。筒井さんは役作りのために13キロに及ぶ増量に臨んでくれましたが、それは彼女の仕事のごく一部でしかなく、章江という女性の心の動きを本当に繊細に作り上げてくれました。太賀さんは二度目の仕事ですが、瑞々しさはそのままで、芯はさらに強く、本当に頼れる俳優となっていました。これを機に『淵に立つ』という作品がさらに多くの人に届くことを願っています。皆さん、素晴らしい俳優たちをぜひ見に来てください。損はさせません。 ヨコハマ映画祭は1980年から続いている市民映画祭としては、由緒ある映画祭です。 |
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『淵に立つ』は世界各国での公開も決まっており、フランスやカナダ、スイス、イギリス、トルコ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、キプロス、ギリシャ、ブラジル、香港、中国、台湾、タイ、そして東南アジアや東ヨーロッパ地区など、現在20ヶ国以上での公開が決定している。フランス、アメリカ、イギリスは2017年前半公開を予定している。
全国ロードショー中 都内ムーブオーバー続々、渋谷アップリンク、キネカ大森公開中。
映画『淵に立つ』 『歓待』『ほとりの朔子』『さようなら』など話題作を世に出し続け、本作で小説家デビューも決定した深田晃司監督。圧倒的な人間描写で“家族”を問い直す、2016年最大の衝撃作郊外で小さな工場を営む夫婦とその一人娘。ある日、夫の旧い知人だという男がやって来て、奇妙な共同生活が始まるが、やがて男は残酷な爪痕を残して去っていく…。 30代の若さで世界の映画シーンにその名を刻み続ける深田晃司監督の最新作が、カンヌ国際映画祭に初参加でいきなり公式部門にノミネートされ受賞を果たした! カンヌでは「日本で最も創造的な映画監督の1人」「ロベール・ブレッソンや大島渚を彷彿とさせる」など世界が熱狂・絶賛した、未だかつて誰も見たことのない衝撃の家族ドラマ。 主演は、マーティン・スコセッシ監督『沈黙-サイレンス-』など国際的活躍もめざましい浅野忠信が、怪しくも魅力的な佇まいで家族を翻弄する男を熱演!夫婦役には、深田組常連俳優の古舘寛治が寡黙な夫役で新境地を見せ、変幻自在な演技が評判の筒井真理子が妻の心身の変化を凄まじいまでの説得力で体現。そのほか、日テレ「ゆとりですがなにか」の強烈なキャラクターで話題となった若手俳優要注目の太賀が重要な役どころで出演している。また、本作の製作陣は、国内外で大ヒットした『あん』の主要メンバーによる製作チームで、フランス(COMME DES CINEMAS)と共同制作が行われた、日仏合作となる。 |
監督・脚本・編集:深田晃司
出演:浅野忠信、筒井真理子、太賀、三浦貴大、篠川桃音、真広佳奈、古舘寛治
主題歌:HARUHI「Lullaby」(Sony Music Labels Inc.)
小説:「淵に立つ」深田晃司著(ポプラ社/9月15日刊行)