11月26日(土)よりイーサン・ホーク主演最新作『ブルーに生まれついて』がBunkamuraル・シネマ、角川シネマ新宿他にて全国公開となります。
この度、本作公開を記念してBrooklyn Parlor SHINJUKUにて須永辰緒さんがDJイベントを開催しました。 ジャズ界のジェームズ・ディーンと言われた伝説のトランペット奏者、チェット・ベイカーの波乱の人生をイーサン・ホークが渾身の演技で描いた映画「ブルーに生まれついて」公開を記念して、チェット・ベイカーのウェストコースト時代の楽曲中心の選曲を披露! チェット・ベイカーナイト |
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雨が散らつきだした新宿。映画『ブルーに生まれついて』にふさわしい大人の空間で催された一夜限りの「チェット・ベイカーナイト」。
レコード番長・須永辰緒がチェット・ベイカーのレコードジャケットを棚に並び始め、DJブースに立った。ブルックリン・パーラーの茶色い赤煉瓦調の壁を飾る本作の場面写真。店内はすでに満席。DJ界のレジェンドによって回されるチェットが奏でる音楽に浸る贅沢な2時間半。 須永がチョイスしたチェットの名曲が広い店内に鳴り響く。「I’ve Never Been In Love Before」はイーサン・ホークが歌うバージョンとチェット・ベイカーバージョン両方が流れ出すと足でリズムを取ったり体を揺らすお客さまも。白ワインのせいなのか、チェットのアツいDJプレイのせいか、羽織っていたジャケットを脱いだのが印象的だった。 お客さんのお酒も進んできた頃にかかる「Tenderly」で、チェットのトランペットの音色が一層後頭部に響いてくる。食事やおしゃべりの温度も上がり、必然と人と人の距離が近くなる。 ジャズ・ミュージックとは、お酒を楽しみ、会話を楽しみ、ダンスを楽しむ大人の音楽だ。 チェット・ベイカーはどうしようもない大人だった。スクリーンの中の寂しそうなチェットの顔を思い浮かべ、飲むブルックリン・ボトル・ビールは何とも感慨深く、切なくもありまた愛おしくもある。 |
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ラストは、本作のサントラ「Born to Be Blue」で締めくくられた。名残惜しい雰囲気と共に、須永とチェットへの拍手はなかなか鳴り止まず、一度止まった拍手が、もう一度大きく新宿の夜に響き渡った。レコード番長は照れた表情を浮かべ微笑んだ。
今は亡きチェットに想いを馳せるには、本作品は外せない一本。 『ブルーに生まれついて』 公式HP: 物語・・・ |
監督・脚本:ロバート・バドロー(”The Death of Chet Baker”)<短編>
出演:イーサン・ホーク『6才のボクが、大人になるまで。』/カルメン・イジョゴ『グローリー/明日への行進』/カラム・キース・レニー
サウンドトラック:ワーナーミュージック・ジャパン
配給:ポニーキャニオン
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