映画情報どっとこむ TJ 宮沢りえ主演最新作、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』が10月29日(土)より新宿バルト9他にて全国公開となります。

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そしてこの度、本作の公開を記念して、中野量太監督を中心に、本作の主題歌を担当した《きのこ帝国》の佐藤千亜妃、銭湯大好き芸人のやついいちろう《エレキコミック》&熱い銭湯サポーターズという面々が一堂に会し、“映画”“音楽”そして本作の舞台となる“銭湯”について、湯を沸かすほどの熱い愛が沸き上がる、一夜限りのスペシャルトークライブを行いました。

会場:LOFT9 Shibuya
登壇:佐藤千亜妃(きのこ帝国)、やついいちろう(エレキコミック)、中野量太(監督)&熱い銭湯サポーターズ
MC:松崎まこと(映画活動家/放送作家)

映画情報どっとこむ TJ 公開を目前にしてなんと”風呂の日“26日に開催されたこのトークライブ。

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第1部では「映画×音楽」と題して、本作の主題歌「愛のゆくえ」(本日10月26日に先行配信、11月2日より新アルバム「愛のゆくえ」発売)を担当したきのこ帝国の佐藤千亜妃さん、本作のメガホンをとった中野量太監督、そして銭湯大好き芸人と名高いエレキコミックのやついいちろうさんが登壇。

中野監督:今週になってお客さんはくるだろうか、、とドキドキしてエゴサーチばっかりしています。。

と公開3日前の今、緊張がとけない様子の中野監督。予告上映に続き、監督の音頭でお客さんと一緒に乾杯!でトークが開始。

映画を観た感想を求められ

やついさん:なにげなく観たんですけど、まあ泣かないやついないだろうという感じです。とにかく泣きながらポテトチップス食べながら観ていました。予告を観ていた時は、森光子さんのドラマ「時間ですよ」のようなアットホームな映画かと思っていたんです。銭湯でもポスターが貼ってあるのをよく見ていたのでほのぼのした映画かと思っていました。でも観進めていくと違うんだなと。ぐっときてしまう。犬が涙で濡れた俺の顔をべろべろなめてきました。

佐藤さん:台本を読んでいるから内容後半ではもう涙をふくのをやめました。

と号泣が止まらなかった様子。ただ監督は決して泣かせようと作ったわけではないそうで

中野監督:人が人を想う行為を丁寧に丁寧に重ねているだけで、その結果です。ただ泣ける映画とはちょっと違うと思って観てもらえたらいいなと思います。

と想いを語りました。

映画情報どっとこむ TJ また、本作には実に豪華な俳優陣が集結したのだが、キャストについて

やついさん:出てくる男がだめな男が多いんだけど愛嬌のあるダメさなんですよね。それでも頼りないダメなお父ちゃん役をやっていたオダギリさんはかっこいいんですよねー。

佐藤さん:杉咲さんの存在感がすごくて、彼女の中でくすぶっているんだろうなっていう感情がわざとらしくなく透けて見えるような演技だったなと思いました。やっぱり女性に目が行く映画だった気がしました。お母ちゃんの強さや娘たちの生い立ちのドラマにひかれました。

と。やついさんは独特な視点で細かすぎる指摘をひとつ。

やついさん:病院の先生がすごい気になったんですよ。あの人の何気ない演技が好きでした。

映画を観て初めてわかる楽しみを紹介。「きのこ帝国」が主題歌の本作、

佐藤さん:映画の音楽を担当することは長年の夢だったので、初めてスクリーンで観た時は感動しました。このシーンで流れるんだーという驚きもありました。

起用した理由について

中野監督:ちゃんとこの話を理解して作ってくれる方に曲を作ってほしかったんです。きのこ帝国さんのことは元々気になっていて、脚本があがって撮影を始める直前にオファーしました。でも一生懸命説明しようと初めて会いに行ったときには、すでに1曲、曲ができていたんです。

と衝撃の事実を暴露。

佐藤さん:脚本を読んだら、ちょうどそのころ書いていた曲が親子をイメージした曲だったのでそれを仕上げて聞かせたんです、でもその曲はボツになりました笑

中野監督:本当に良い曲だったけど今回の映画のイメージには違ったので(笑)

佐藤さん:その曲は死にゆく側の気持ちで作ったんですけど、監督の考えは明確に、遺されたものが、それでも生きていかなければならないということだったんです。

やついさん:きのこ帝国さんの曲ってすごく映画的で聴いているとイメージが浮かぶんですよね。俯瞰でみているような情景。声のかすれた感じもなんともぴったり。

監督もまさに同感という反応。

中野監督:僕もそう思います、ひとつの曲が物語になっているんですよね。

佐藤さん:きのこ帝国のキャリアの中でも非常に大切な曲のひとつになりました。

監督は来場のお客さんへむかって、

中野監督:先に曲を聞いてから映画を観るのもいいと思いますよ。一体どのシーンから「愛のゆくえ」が流れるのか楽しみになるかもしれない。

とメッセージを送った。

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そして、第2部では、「映画×銭湯」と題して、中野監督、やついいちろうさんに加えて、銭湯愛溢れんばかりの銭湯サポーターズのみなさんが登場!

銭湯が舞台になっていることに銭湯好きたちは声をそろえて「めちゃくちゃうれしいです」とその感激を表現。

中野監督:内観をロケに使用した「月の湯」は、東京で最古級の銭湯。撮影開始時は廃業していて、その最後の姿を映像に残せたのはとてもよかったと思います。湯舟の上に富士山がみえるのと番台があって両脇に男湯女湯があってとても味がある銭湯なんですよ。昔僕が小学生の時に行っていた銭湯のイメージがまさにこれだったんです。

と、ここをみつけるために沢山の銭湯をリサーチしたという。

やついさん:湯を沸かす釜場のところにおいてあるくず木の感じもいい。。

中野監督:その部分は栃木県足利市の「花の湯」さんで撮影させて頂いたんです。

と監督、外観はまた別の銭湯だったと、映画ならではのエピソードを明かしました。

中野監督:銭湯を舞台にした理由は、昔から銭湯を不思議なコミュニケーションの場だと思っていたんです。まさに僕がテーマにした知らない人同士が繋がっていくのにぴったりな場所だと思いました。

銭湯サポーター:人と人との繋がりだけじゃなく地域の繋がりも銭湯にはあるんです。薪に廃材を使用しているとか井戸水を使っているとか、みんなでお風呂掃除をやるとか。銭湯がなくなるとそういう繋がりもなくなっちゃうんです。

と銭湯の重要性を語りました。

最後に
中野監督:今週末土曜日から映画が公開されます。きっと今日来てくれた皆さんは見に行かずにはいられないと思いますので、ぜひ誰かと一緒に観に来て頂ければと思います。きっと映画愛、音楽愛、銭湯愛がつまった映画になっていると思います。

ここでしか聞けないとびきりの秘話も飛び出すなど、映画の魅力が伝わる熱いトークが繰り広げられた。

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私には、死ぬまでにするべきことがある。

銭湯「幸の湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から、彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決・゜実行していく。家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる、気が優しすぎる娘を独り立ちさせる、娘をある人に合わせる…母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うものだった。ぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく家族。そして母から受けた大きな愛で繋がった家族は、究極の愛を込めて母を葬(おく)ることを決意する

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』

が10月29日(土)より新宿バルト9他にて全国公開です。

atsui-ai.com

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出演:宮沢りえ 杉咲花 篠原ゆき子 駿河太郎 伊東蒼 /松坂桃李 /オダギリジョー

脚本・監督:中野量太

主題歌:きのこ帝国「愛のゆくえ」

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