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チョン・ジヒョン×イ・ジョンジェ×ハ・ジョンウ共演の話題作『暗殺』の魅力と1000万人越えの大ヒットの秘密とは?![]() 昨年韓国で1,270万人の動員を記録し大ヒットし、権威ある青龍映画賞作品賞ほか多数の映画賞を受賞した『暗殺』がいよいよ7月16日(土)シネマート新宿ほかにて公開いたします! この度、「知れば知るほど面白い朝鮮王朝の歴史と人物」などのベストセラーの著者として知られる、康熙奉(カンヒボン)氏を迎え、映画「暗殺」と、韓国アクション映画の魅力、さらに昨今1000万人越えの大ヒットを連発する韓国映画の裏側などについて語るトークイベントを実施しました!
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まず、日本公開に先駆けて『暗殺』を観た感想について、 康熙奉氏:監督は『10人の泥棒たち』であれだけ面白いものを撮って、次にどんな作品を撮るんだろうとワクワクしながら観たが、すごく良くできた娯楽映画。前作で儲けたお金全部使っちゃったんじゃないか、と思うほどのすごいセットだし、韓国も夏は戦争ものが受ける要素はあるにしても、これだけのキャスティングをそろえ、動員1000万人を超える要素はいっぱいあったと思う。 と解説。また、たまたま公開初日の韓国で本作を観た岡本氏 岡本氏:めちゃくちゃ面白かったです。平日のオールナイトに近い時間にも関わらず、映画館は満員で、特にハ・ジョンウ、オ・ダルスが出てくるところでドカンドカンと笑いが起こっていた。字幕付きで再度みたら、見どころが詰まった映画だと思いました。 これを受け 西森氏:試写で1回みて、さらにもう一度見直すと、こういう意味があるんだとわかることもあって、何回も観るタイプの映画 と語りました。
と、解説を続ける。 |
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また、チョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ、ハ・ジョンウなど、韓国を代表する俳優陣の共演が話題となったが、キャスティングについて、
康熙奉氏:チョン・ジヒョンすごくいいですね!前作ではキム・ヘスという女優さんもいましたが、本作で観て改めていいなぁと。また死ぬか生きるかのときに、どのキャストにもユーモアがあり、こういうところが、チェ・ドンフン監督のサービス精神があふれていて、観客をいかに楽しませるかを考えているなと。 と話せば、 西森氏:この映画の良いところは、チョン・ジヒョンの背の高さを生かすようなストンとしたカッコいいスタイルの衣装を選んでいるところ。 と指摘し、
続ける。また 西森氏:この作品でチョン・ジヒョンとハ・ジョンウが初めて出逢うシーンが印象的で、チョン・ジヒョンの表情に一つも媚がない。これから何かの縁が広がるかもしれないのに、このクールさ凄いな、と日本の映画にはなく痺れました。 岡本氏:チョン・ジヒョンは『猟奇的な彼女』でブレークしたけれども、不思議な進化を遂げた女優さんですよね。前作ではツイ・ハーク作品ばりのアクションも披露するし、本作でも屋根伝いを飛びながら移動するとか、すごいな、日本の女優ではここまでやる人はいないんじゃないか。 と、それぞれが本作でのチョン・ジヒョンに魅せられた模様。 一方、イ・ジョンジェ氏を以前取材したことがある康熙奉氏 康熙奉氏:彼は人間的に素晴らしく、あれだけトップスターであるけれど偉ぶったところがなかったですね。『暗殺』ではイ・ジョンジェが一番良かった。密偵という役どころが難しかっただろうけれど、監督のことを信頼していたんでしょう。最後の最後まで役者としてみせるし、すごい役作りもしていたと思います。 |
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さらに康熙奉氏からは、韓国映画やドラマを語る上でよく聞くワードである「恨(ハン)」についての指摘も。
康熙奉氏:“恨(ハン)”というのは誰かを恨むという感情というよりは、叶わない思いを表す言葉。本作にもその“恨(ハン)”を感じた。私はこの作品を2回観たけれど、1回だけだったらわからなかったところもあり、観れば観るほど発見がある映画だと思う。是非2回、3回、4回とみてほしい! と熱く語りトークイベントは終了となりました。 『暗殺』の劇中でチョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ、ハ・ジョンウが実際に着用した衣裳の特別展示が決定! 7月16日(土)~シネマート新宿にて、また7月23日(土)~シネマート心斎橋にて、期間限定にて展示予定。 注):週替わりでそれぞれ展示されるアイテムが変わります。 7月16日(土)シネマート新宿ほかにて公開の 『暗殺』 原題:암살/ 物語・・・ |
監督・脚本:チェ・ドンフン『10人の泥棒たち』
製作:アン・スヒョン、チェ・ドンフン
脚本:チェ・ドンフン、イ・ギチョル
撮影:キム・ウヒョン
出演:チョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ、ハ・ジョンウ、オ・ダルス、イ・ギョンヨン、チョ・ジヌン、チェ・ドクムン
【2015年/韓国/139分/5.1chデジタル/カラー/字幕翻訳:小寺由香】
配給:ハーク
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