日本でも大ヒットを記録した『オーシャンズ』(09)のジャック・ペラン×ジャック・クルーゾ監督コンビが、新たなるネイチャードキュメンタリーの扉を開く映画『シーズンズ 2万年の地球旅行』が、2016年1月15日(金)より全国公開となります。
地球の主人公、野生生物の目線でとらえた2万年の物語。 この度、日本語版ナレーションを務める笑福亭鶴瓶さんと木村文乃さん登壇のアフレコイベントを実施されました。 『シーズンズ 2万年の地球旅行』アフレコイベント |
|
集まった記者たちに
鶴瓶さん:たくさんお集まりいただきありがとうございます。本当に苦労しましたね。これからアフレコすることにちょっと…ドキドキしている。こんなことないです。台本いつも真っ白やのに、ぐちゃぐちゃですもん。 と関西弁で冗談交じりに挨拶。 木村さん:この仕事をやると決めてから、(ナレーションは)憧れていた仕事ではあったんですけど、素敵で大きいチャンスをいただいて、自分なりにいっぱい準備をしてきたんですけど、まさかの標準語圏で育ったのにイントネーションに苦労するという。 と意外にもイントネーションに悩まされたことを明かし、 鶴瓶さん:ホンマに!?一緒や! とと意気投合!本作の監修をした新宅先生に動物のイントネーションをしつこく注意されたことを根に持っていたのか 鶴瓶さん:あの新宅いう監修の人が、大阪弁でもええと言ったにもかかわらず、動物はダメと言われた。(笑) と明かしました。 |
|
緊張感の中、まずは木村さんからアフレコに挑戦。木村さんの低く落ち着いた声のナレーションには記者たちが思わず映画の世界観に引き込まれるほど。 不安だと語っていたイントネーションも 演出監督:完璧! と絶賛の声が! 続いて鶴瓶によるオオカミがイノシシを追うシーンと子グマたちがじゃれ合うシーンのアフレコへ。狩りのシーンのため、緊迫した感じでとオーダーされ、一言一言を丁寧に読み上げる鶴瓶さん。するとここで、読み上げのタイミングを知らせるキューランプが点灯しないトラブルが発生!これには・・・ 鶴瓶さん:ページめくった時にキューが出たんかと思った。ちょっと新宅、お前やろ! とオオカミさながらに噛みつき、マスコミたちの笑いを誘いました。気を取り直して臨んだ演出監督からOKが出ると、 新宅先生:今までで一番良かったです! との言葉が出るも、 鶴瓶さん:やかましいわ! と子グマたちにも負けないじゃれ合いを見せ、会場は爆笑!最後に木村さんによる秋の訪れのシーンのアフレコも初ナレーションとは思えないほどの見事なナレーションをみせ、無事にアフレコ収録は終了しました。 |
|
本作の見所を聞かれ鶴瓶さんは2頭の馬が威嚇し合うポスターを指さし、
鶴瓶さん:こんなとこ、見れます!?動物も卵から育てるから人間の言うこと聞くねん。刷り込みというんですか?すごいですよね~! 木村さん:ちょこちょこ虫が出てくるんですけど、すごく好きなシーンがあって。麦の穂に虫がプーンと飛んできて、はじかれてしまうんですね。嫌いな虫でもかわいいと思えてしまう。そうゆうシーンを撮る、監督がすごく愛に溢れているなと。 と頬を緩ませました。 |
|
最後に、鶴瓶さんは自身のナレーションが入った本作を
鶴瓶さん:2歳くらいの子どもも観れる。大人も60超えても楽しめる。通訳なんか関係ないからね、動物ですからね。年齢関係なく観てもらいたいなと思います。 木村さん:動物に対して固定概念がない、若い方に観ていただきたい。動物が“可愛がって”としている姿だけでなく、自然の姿が愛おしいんだなと。狩りをするシーンもそこだけ切り取ってしまえば、目をそむけてしまう方もいるかもしれないけど、その後にある親子の絆や、狩りがどう必要かを鶴瓶師匠の優しいナレーションがあったり、最後に希望があるお話なので、すごく前向きに受け入れられるあったかい作品。 と熱いメッセージを送りました。 |
|
『シーズンズ 2万年の地球旅行』 では、世界初の無音小型バギーの開発により、馬やオオカミと同じ目線で狩りの臨場感溢れる疾走に肉薄した映像がおさえられている。 さらに、『WATARIDORI』(01)で開発した軽量飛行機のさらなる改良により、雁の群れを並走飛行で撮影することに成功し、大空を遊泳する気持ち良さを体感できるものとなっている。 これまでになかった新たなるネイチャードキュメンタリーにご期待ください。 『シーズンズ 2万年の地球旅行』 2016年1月15日(金)、TOHOシネマズ 日劇他 全国拡大ロードショー |
監督:ジャック・ペラン『オーシャンズ』、ジャック・クルーゾ『オーシャンズ』
配給:ギャガ
(C)2015 Galatée Films – Pathé Production – France 2 Cinéma – Pandora Film – Invest Image 3 – Rhône-Alpes Cinéma – Winds – Pierre et Vacances