緑川さんの音頭による乾杯の後は、TWO-MIXが、今日のためだけに特別にミックスした「White Reflection_Xmas Time Edition」と共に、再びキャスト陣がテーブルラウンドを実施。観客は、キャスト陣が選んだアニメシリーズの名シーンと共に、豪華なディナーを心ゆくまで楽しんだ。
食事の後は、5人によるクロストークのコーナーへ。当時のアフレコ収録時から、5人が揃うことはなかなかなかったというキャスト陣は、30年の時を経て一堂に会したことに感慨深げな様子。
オーディションの話題では、ヒイロを射止めた緑川さんだが、小学生の頃から『機動戦士ガンダム』に憧れて、シリアスなロボットアニメの主人公を演じてみたいと願っていたものの、本作のオーディションではあまりにもライバルが多く、主役は難しいと考え、五飛役にターゲットを絞ったそう。
しかし、ヒイロ役の演技中に、五飛に用意していた演技プランを放出したことから、「絶対落ちた、と落ち込んで帰りました」と、当時を振り返る。そんな中、自身がヒイロ役に決定したことは、トレーズ役の置鮎龍太郎さんから、別作品の打ち上げの場で聞かされたそうで、思いがけない場での連絡に戸惑いを隠せなかったと、まさかのエピソードを明かし、会場の笑いを誘った。
そして、最後にキャスティングされたというカトル役の折笠さんは、音響監督の浦上靖夫さんにスタジオに呼ばれ、役を射止めたことを明かし、「ガンダムには敵役の、ちょっと強い女性役で出演したかった」と話した。
関さんは、登場キャラクターが多いため、デュオの出番が久しぶりにあるタイミングでの取材で、アニメ誌の記者に「今、どんな状況なんですか?」と、ストーリーについて聞いたエピソードを紹介。中原さんは、アフレコ終了後に、サンライズの富岡秀行プロデューサーや、シリーズ構成の隅沢克之さんと飲みに行っていたと話し、石野さんは、病気後の復帰作だったこともあり、毎回のアフレコで必死だったと振り返った。
客席自爆クイズ
続いては「ガンダムW客席自爆クイズ!!」と題したアトラクションコーナーへ。ガンダムパイロット5人が、くじで引いた卓番号の観客とクイズの答えを一緒に考え、間違った場合はパイロットに自爆さながらの煙が吹きかけられるというもの。選ばれた卓番号の観客が喜びの声を上げる中、「TV版エンディングで登場する動物のうち、含まれていないのはどれでしょう?」というクイズが出題され、「A:小熊」「B:ライオン」「C:犬」「D:サイ」という4択から、全員が「A:小熊」と回答。もちろん全員大正解で、ミッションは無事、自爆なしでコンプリートした。
シリーズ構成・隅沢克之さんとTWO-MIXによる祝電が読み上げられた後、トレーズ・クシュリナーダ役の置鮎龍太郎さんからのビデオレターも上映。トレーズのキャラクターソング「星屑の戦士たち」の一節を口ずさむ大サービスに、ファンたちは歓声を上げた。
「さあ、人々に『安らぎ』を!戦士には『栄光』を!敗者には『慰め』を!エレガントにレディ……」というトレーズの口上の後、大谷さんによるライブコーナーへ。本イベント用に書き下ろされたという新曲「Hymn for GUNDAM W.戦争への不安、恐怖、狂気そして祈り」に続き、「任務遂行」「思春期を殺した少年の翼」がアニメ映像と共に届けられた。大谷さんのトークでは、「Hymn for GUNDAM W ~戦争への不安、恐怖、狂気そして祈り~」が、放送から30年経った今も変わらない戦争への恐怖や不安、そしてすべての人が抱く平和への祈りを曲に込めたことが明かされた。
続いて、ゼクス・マーキス役の子安武人さんからお祝いのボイスメールが到着。ゼクスを演じたことで声優としてステップアップできたと、声優人生でも思い出深い作品だったことを明かした。そして、子安さんの紹介で、数少ないガンダムパイロット達が共闘する第44話以後のストーリーに、本編未公開の発進シークエンスを盛り込んだ生アフレココーナーがスタート。放送当時から変わらない、みずみずしくも熱い演技に観客は瞳を輝かせながら聞き入っていた。
そして、リリーナ役の矢島晶子さんからの映像コメントも上映された。お嬢様役をほとんど演じたことがなかった当時、リリーナを演じる時は気が重かったと振り返りながらも、今ではありがたい役をいただけたと作品への感謝を述べた。
そんな矢島さんのリクエストで、最終回第49話の生アフレコが実現。アニメ映像と連動したド派手な照明の演出と共に、ステージ上で展開する熱いストーリーを演じきった5人のキャストに、会場から大きな拍手が送られた。