「終点駅」はやがて「始発駅」になる。
誰の人生のなかにも終点と起点があり、終わりだと思っていた場所が始まりの場所になる。 『起終点駅 ターミナル』 は、果ての街・釧路で人生の終わりへと向かっていたはずの男と女が出会い、孤独を分かち合い、そして再びそれぞれの人生の一歩を歩きはじめる感動の物語。原作は桜木紫乃が2012年に発表した小説です。 |
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主人公は司法では罰せられない罪、誰にも裁いてもらうことのできない罪を抱えて生きる弁護士の鷲田完治。演じるのは佐藤浩市さん。 佐藤浩市さんからのコメント 鷲田と出会い、救われ、新たな人生に希望を見出していくヒロイン、椎名敦子役には本田翼さん。 本田翼さんからのコメント また、完治のなかに“過去の人”として、“愛した女性”として生き続ける結城冴子役に尾野真千子さん。 尾野真千子さんからのコメント |
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監督は『はつ恋』『深呼吸の必要』などみずみずしい感性で人間を描き続ける篠原哲雄さん。 本作では、愛を失い、心を閉ざし立ち止まっていた男と女の楔(くさび)が解かれ旅立つ姿を丁寧に描いていきます。 篠原哲雄監督のコメント |
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物語・・・
男は、愛した女の死から逃れるように果ての街の駅に降り立った 北海道の旭川で裁判官として働く鷲田完治(佐藤浩市)のもとに、学生時代の恋人だった結城冴子(尾野真千子)が被告人として現れる。彼女に執行猶予付きの判決を与えた完治は裁判後、冴子が働くスナックに通い逢瀬を重ねるようになるが、かつて愛し合った男と女の再会の時間は限られていた。2年の北海道勤務を終え、妻子の待つ東京へ戻る日が近づいていた完治だったが、彼はすべてを捨てて冴子と共に暮らしていこうと決める。けれど、冴子はその想いに応えることなく完治の目の前で自ら命を絶ってしまうのだった。 女は、果ての街で孤独に生きる男から未来への切符を受け取った それから25年。完治は誰とも関わることなく釧路で国選弁護人としてひっそりと生きていた。それはまるで愛した女性を死に追いやってしまった自分自身に裁き罰を課すようでもあった。そんなある日、弁護を担当した若い女性、椎名敦子(本田翼)が完治の自宅を訪ねてくる。ある人を探して欲しいという依頼だった。 個人の依頼は受けないと心に決めて生きてきた完治だったが、家族に見放され誰にも頼ることなく生きてきた 敦子の存在は、ずっと止まったままだった完治の心の歯車を少しずつ動かしていく。敦子もまた完治との出会いによって、自分の生きる道を見出していくのだった。 そして、人生の終着駅だと思っていた釧路の街は・・・・
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撮影は原作と同じ北海道・釧路。
1ヶ月以上にわたってロケを敢行。愛した人と逢瀬を重ねた海沿いの街、その彼女が消えていった雪景色、裁判所へつづくゆるやかな坂道、そして駅から駅へどこまでも続く線路。 そんな北海道・釧路の美しく悲しく力強い情景とともに描かれる、今を生きる2人の男女の未来への一歩。その一歩はすべての人の始発駅になる。 『起終点駅 ターミナル』 11月7日(土)全国ロードショー 公式サイト:www.terminal-movie.com |
出演:
佐藤浩市 本田翼
中村獅童 和田正人 音尾琢真 泉谷しげる 尾野真千子
原作:桜木紫乃 「起終点駅 ターミナル」(小学館刊)
音楽:小林武史
脚本:長谷川康夫
監督:篠原哲雄
配給:東映
(C)桜木紫乃・小学館/「起終点駅 ターミナル」製作委員会