監督・山下敦弘で映画化
2019年に【高校演劇 舞台化プロジェクト】として走り出し、そのまま映画化されスマッシュヒットを記録した『アルプススタンドのはしの方』(原作:籔博晶)。
そしてその第二弾として、2019年に開催された第44回四国地区高等学校演劇研究大会で「文部科学大臣賞(最優秀賞)」を受賞した徳島市立高等学校『水深ゼロメートルから』(原作:中田夢花)を原作とした舞台が2021年に「劇」小劇場にて上演。そして2024年、『カラオケ行こ!』『1秒先の彼』『リンダ リンダ リンダ』の山下敦弘監督を迎え入れての待望の映画化が決定。
脚本は高校演劇を手掛けた原作者でもある中田夢花が担当。
メインキャストには濵尾咲綺、仲吉玲亜、清田みくり、花岡すみれと、フレッシュな俳優たちが揃った。2024年5月3日より、新宿シネマカリテほか全国で公開となります。
映画化決定を受け、メインキャストの濵尾咲綺、仲吉玲亜、清田みくり、花岡すみれ、さらには山下敦弘監督と原作・脚本の中田夢花からコメントが到着。
メインキャストの4名からは、演劇作品だった本作が全国規模で劇場公開されることになった驚きや、山下監督映画に参加できる喜びの声が届きました。
●濵尾咲綺(ココロ役)コメント
舞台版から約2年越しに映画化すると伺い、嬉しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。キャストのみなさんが同年代だったので、撮影以外の時間も方言練習や読み合わせなど、話し合いを重ねたことでリアルな距離感で演じられたと思います。また、一つのシーンに対して、監督、キャスト、スタッフさんで意見交換しながら丁寧に進められる、こんな素敵な作品に参加できて幸せです。この作品が一人でも多くの方に届いてほしいです!
●仲吉玲亜(ミク役)コメント
映画化するということ、再びこの作品に携われることが出来ミクを演じられること、
ユイ先輩とココロとまた一緒にお芝居できることがとにかく嬉しく、楽しみな気持ちでいっぱいでした。
撮影現場はとっても暖かい現場で、舞台から映画になるということで苦戦するところが沢山あったのですが、監督が相談に乗ってくださり安心してミクを演じることができました。
●清田みくり(チヅル役)コメント
山下監督の作品に参加することは、私の念願でした。今もずっと、夢見心地です。チヅルは、野生児少女で、私自身も振り回されながら撮影しました。でも、彼女の中に灯る清らかな情熱は本当にカッコよくて。陽の光が反射するプールの底の色も、みんなの悩みが渦巻く空気も、あの頃の全部が映画として残り続けることがとても嬉しいです。この役と出会わせてくれた全てに感謝しています。
●花岡すみれ(ユイ役)コメント
舞台から2年近く経ち、念願の映画化でした。
撮影を振り返ってみて、思い出されるのは、水の張られていないプールの底で、シーンについて言葉通り輪になって話し合った時間です。
この2年の間に自分の中に生まれた新しい考えや解釈、逆に2年経っても変わらなかった想いを大切にしながら演じました。
「水深ゼロメートルから」を映画館で観ていただけること、とても嬉しく思います。
私も公開が楽しみです!
●山下敦弘(監督)コメント
女子高生を描くのは2005年公開の『リンダ リンダ リンダ』以来です。
あの頃からだいぶ歳を取ってしまいましたが、おじさんなりに若い脚本家、そして演者たちと日々睨み合い、水のないプールの中で格闘し、一本の映画を作りました。自分の青春はとっくに終わってますが、演じてくれた女の子たちの青春は切り取れたんじゃないかと思います。
是非、完成を楽しみに待っていてください。
●中田夢花(原作・脚本)コメント
『水深ゼロメートルから』は2019年に徳島市立高校演劇部にて生まれた作品です。全国大会での上演の場をコロナ禍で失った本作を、商業舞台に続き映画という形で沢山の方に届けられる機会を頂けたこと、心より嬉しく思います。山下監督をはじめ、キャストの皆さま、スタッフの皆さまの愛に溢れた新たな『水深ゼロメートルから』をどうかよろしくお願い致します!
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