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『無名の人生』鈴木竜也監督
タニア・アナヤ監督『ニムエンダジュ』日本を訪れるのは2回目というタニア・アナヤ監督は、先住民とともに40年間生活した社会学者カート・ウンケルの物語をロトスコープの手法を用いて描いたことについて、「彼は本当にたくさんの重要な研究結果と資料を残してくれました」と冒頭からその功績をたたえた。彼の生きざまをアニメ化した理由を「アニメーションであれば、彼が生きた時代を構築することができると思いました。本人がいなくても直接結びつけることができることができると思ったんです」と明かした。さらに、アナヤ監督自身でも実際に多数部族の村を訪れて撮影や録音を行い、実際に映画の中にも生かされているという。完成した作品を見た観客から、制作時の苦労を質問されると、アナヤ監督は「苦労は本当にたくさんありました」としみじみ。「まずは予算の問題がありまして、特にブラジルではまだアニメはドキュメンタリーと同じ扱いを受けており、とても潤沢な予算があるような状況ではありませんでした。結局、制作に13年もかかりました」と明かし、観客を一斉にざわめかせた。「13年の間にコロナ禍などで2回もストップし、イランのスタジオを借りたり、共同制作を募ったりと本当に苦労をしました」と語り、改めて今回の上映に静かに喜びをにじませていた。 『機動警察パトレイバー アーリーデイズ』トークイベントメディアミックスアニメの先駆けとなった近未来ポリスアクション「機動警察パトレイバー」シリーズの原点ともいえる作品の上映には、当時から見ていたというコアなファンたちが詰めかけた。多くの拍手に包まれながら出渕裕(メカニックデザイン)、伊藤和典(脚本)が登場。当時の思い出話に花を咲かせていたが、伊藤がふと「もう詳しいことは思い出せないけど、ギャラもらってないかも…?」とまさかの発言に観客がどよめくものの、最前列で見ていた当時のプロデューサーでANIAFFのジェネラル・プロデューサーである真木太郎が「それは嘘だよ!」と介入。さらには当時入社1年目でアシスタントプロデューサーを務めていた浅沼誠も登場し、ステージはファンも予想外の豪華スタッフが集結した。 『あめだま』短編映画の魅力は「チャレンジができること」。 韓国の絵本をアニメ化し第97回アカデミー賞短編アニメ部門にもノミネートされた『あめだま』が上映。上映後には西尾大介監督、鷲尾天プロデューサー、制作を手掛けたダンデライオンアニメーションスタジオの西川和宏プロデューサーと、アニー賞を運営するASIFA-Hollywoodのオーブリー・ミンツエグゼクティブ・ディレクターが登場。本作を初めて見たというミンツエグゼクティブ・ディレクターは「はじめは、子供たちへ薬物への注意をするような作品なのかと思いました」と述べて制作陣を笑わせたものの「でもそれはすぐに違うなと思いました。これは、大人が持つ問題を子供の目から見るという作品だなと気づきました。そして、私たちが子供の頃どんな風に感じていたかということ思い出させてくれました。例えば犬に話しかけることができたら何を喋るかなとか、友達がいなくて寂しい思いをしたことだとか。最後にはひとりぼっちだった主人公が他人に対して『こっちにおいでよ』と声をかけるという、とても素晴らしい話だなと思いました」と絶賛。一方で、鷲尾プロデューサーは短編映画について「ぜひ映像にしたいと思ったんですけれど、短編映画はビジネスとしては難しいだろうと思った」と明かす。それでも作品を届けたいという気持ちは強く、「会社の許可を得る時に、映画祭等に出品して評価を得ることによって会社のブランド力を高めるという言い訳をして作った」と経緯を語る。 口悟朗監督の気づきとは?オールナイト上映を前に、映画祭ならではということで谷口悟朗監督自ら、今までなかなか語られることがなかったこれまでの作品に携わってきた経緯と、自身がアニメ界で生き残るための考え方を語った。冒頭で「まず前提として、アニメ界で一番無能なのが私だと思ってるんです」と持論を明かして観客を驚かせた谷口監督。アニメスタジオに入社した際に「将来何をやりたいのか」と聞かれた際には「自分で原作を作って、脚本も書いて、監督もやって、制作組織もやりたいです」と宣言したという。 |
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