『リアリティのダンス』を公開したアレハンドロ・ホドロフスキー監督が、ベルリン国際映画祭初日の2月5日(現地時間)に新作『エンドレス・ポエトリー』の製作発表を行いました。

本作はホドロフスキーの自叙伝『リアリティのダンス』を原作としており、映画『リアリティのダンス』では、チリの田舎町トコピージャを舞台に少年時代を描いていましたが、その続編とも言える今作では首都サンティアゴを舞台に、青年時代のホドロフスキーと当時のアバンギャルドな詩人、アーティスト、パフォーマー、ミュージシャンなどとの交流を、現実とフィクションを織り交ぜたマジック・リアリズムの手法と構成で描いていきます。

©Pascale-Montandon-Jodorowsky

チリ、日本、フランスの共同製作で、日本からは『リアリティのダンス』を配給したアップリンクが参加し、同社代表の浅井隆さんが共同プロデューサーを務めます。

Alejandro-Jodorowsky

本作製作のためにホドロフスキーは今後自身の監督作を製作する会社サトリ・フィルムスを昨年末パリに設立しました。CEOをホドロフスキー監督、パートナーに本作のプロデューサー:ハヴィエル・ゲレロ・ヤマモトさんと浅井隆さんを据え、ベルリン映画祭でサトリ・フィルムスがインターナショナル・セールスをスタートさせます。

本作の撮影は7月からサンティアゴで行い、完成は2016年2月の予定です。

また本作の製作資金の一部を2月15日よりキックスターターで募ります。ホドロフスキー監督自身がインターネットを通じライブで製作発表を全世界に向けて発信します。

●期日:2月15日23時(日本時間)
YouTube LIVE:
http://www.poesiasinfin.com/

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アレハンドロ・ホドロフスキー監督プロフィール

1929年、チリ生まれ。1970年に、ジョン・レノンやアンディ・ウォーホルが惚れ込んだという伝説の映画『エル・トポ』を発表。その後、『ホーリー・マウンテン』(73)、『サンタ・サングレ/聖なる血』(89)を発表し、確固たるカルト界の巨匠としての地位を築く。ホドロフスキーの映画がほかの誰とも似ていないことは批判者さえもが認めており、無から有を生みだし、見る者を眩惑し、奇跡を引き起こす“魔術師”であると言える。2014年には、ホドロフスキー監督が1975年に企画した幻のSF大作『DUNE』についてのドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』と、自伝的な作品『リアリティのダンス』の2作品連続公開し大きな話題を呼ぶ。2015年『リアリティのダンス』の続編ともいえる新作『エンドレス・ポエトリー』の制作を発表。

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