昨日、東京国際映画祭コンペティション
『天と地の間のどこか』のゲストによる記者会見が行なわれましたのでご報告いたします!

■場所 10月26日(金) 11:30~
    @ムービーカフェ
■ イェシム・ウスタオール(監督)
 ネスリハン・アタギュル(女優)

イェシム・ウスタオール監督、女優のネスリハン・アタギュルさんに様々語られました。

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イェシム・ウスタオール(監督): 本作で東京国際映画祭にご招待いただき光栄に思っています。東京に来たのは3回目ですが、日本が大好きで日本の文化や伝統に大きな影響を受けています。来るたびに新たな発見があります。
ネスリハン・アタギュル(女優): 私にとっては初めての来日ですが、すでに影響受け始めている自分を感じています。

Q: 今回、青春映画を撮ろうと思った理由を教えてください。

監督: 前作で『パンドラの箱』という作品を撮ったのですが、自分らしく生きるにはどうすればいいかということを題材としていました。この作品では、我々は若者と労働者階級に属する人々に、どんな未来・展望が約束されているのかというテーマを中心としました。
また、私は旅をよくするのですが、その旅先で目撃したものをガソリンスタンドのシーンに反映しています。

Q: 東京国際映画祭でも近年トルコ映画をとりあげることが多く、トルコの映画界はここのところとても力を持っていると思いますが、この10年で変わったことはあるのでしょうか?

監督: 90 年代よりトルコ映画界は攻めの姿勢になってきたと思います。私もその世代に属していますが、さまざまな監督が映画製作に革命を起こしました。さらに若い世代の監督たちがそれを引き継いできているのだと思います。新しいテクノロジー、つまりデジタル技術で映画作りが容易になり、より多くの監督が映画を撮ることができるようになったということもポジティブに影響しています。
このような映画業界の変化により、トルコ映画がさまざまな国のコンペや映画祭に参加できるようになってきました。

Q: ゼアという役と自分が共鳴するところ、共通点はあるりますか?それとも全く違いますか?

ネスリハン・アタギュルさん: ゼラはどこかに行ってしまいたいと思っている女性なので、そこに私との共通点はありません。私もどこかに行ってしまいたいと思うことはありますが、2日くらいで戻りたくなってしまいます。ただゼラは自分の触覚や聴覚を大切にしていて、それが私との唯一の共通点だと思います。

Q: とても素敵な俳優さん2人ですが、監督はどのようにして2人をキャスティングしたのですか?

監督: ゼラ役とオルグ役を誰に演じてもらうのかは、私にとって非常に重要でした。キャスティングはいつも自ら行うのですが、とても時間がかかりました。フレッシュな俳優を見つけること、役柄に入り込み登場人物が実際に生きているかのように演じてもらうことを重視しました。そんな時にネスリハンが私の前に現れたのです。ネスハリンは重い役を見事に演じきってくれました。またオルグ役の俳優は演劇界から見つけました。役者としての経験はネスリハンより豊富でしたが、主演のこの二人の相性は抜群でした。

Q: 映画の後半の演技に力強さを感じました、映画の中のトイレのシーンの撮影時のことや演技について教えてください。

ネスリハン・アタギュルさん: あのシーンでゼラは流産するわけですが、産婦人科医にそのような状況で流産することがあると聞きました。
出産ビデオを見るなどし、監督といろいろと話し合いました。自分の体の中にある物と繋がりを持てないでいる、ですがそれを産み出さなければならない。体の中に朽ちている物があり排出しなければいけない状況で、さまざまな体液や血が出てくる上に苦痛を伴うわけで、胸が悪くなるようなショッキングな出来事です。実際にゼラはトイレで気を失います。ここでその場面の説明をしていても苦しくなるくらい、難しくて大変なシーンでした。
郊外の高速沿いのドライブインに勤務し、単調で展望のない日々を送る少女。出入りするドライバーたちが、彼女を外の世界へとつなぐ唯一の存在だったが・・・。ヒロインの心理を代弁するような寒々しくも端正な映像が効果的な、残酷さと美しさを兼ね備えた青春のドラマ。

『天と地の間のどこか』
監督:イェシム・ウスタオール
出演: ネスリハン・アタギュル、バルシュ・ハジ

      
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