岡本真夜＆雑賀俊朗監督登壇『レッドシューズ』公開直前トークショー

公開直前トークショー

全編北九州のオールロケの美しく壮大な自然をバックに、シングルマザーのボクサーと最愛の娘の絆が描かれる感動作『レッドシューズ』が2月24日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開となります。
主題歌「カナリア」は、「TOMORROW」の大ヒットで知られる岡本真夜。
2月22日(水)には有楽町の北九州市東京事務所で、主題歌「カナリア」を手がけた岡本真夜と雑賀俊朗監督をゲストにお迎えした、公開直前スペシャルトークイベントが行われました。

日付：2月22日(水)
場所：有楽町・北九州市東京事務所
登壇：岡本真夜、雑賀俊朗監督

イベント会場にやってきた岡本は、本作について「やはりわたしも母親という立場で観させていただいたので、いろいろと共感できる部分もありましたし、ホロッとくるところもありました」とコメント。さらに映画の主題歌については「映画の主題歌のように、そういうストーリーがあっての歌を作るというのはプレッシャーはあります。ちゃんと映画に合っているかな、監督の意向に沿える曲が作れるかな、ということはありましたけど、楽しみながら作らせていただきました」と振り返った。

そんな岡本に主題歌を頼むことになった経緯について「やはりこの作品には女性のボーカルがいいなと思っていた」と語る雑賀監督は、「実は岡本真夜さんのレーベルの方が偶然にも北九州市出身で。それで岡本さんの名前が出てきたんです。わたしも若い頃は「TOMORROW」とかを聴いていたので。岡本さんなら声のトーンが合うんじゃないかと思い、岡本さんで進めていきたい、という話になりました」と説明。

楽曲制作の流れとしては、まず映画本編を鑑賞した岡本の感じたように自由に楽曲を作ってもらい、その上で監督と話し合いながら調整を行ったという。雑賀監督は岡本の「Alone」「さよなら」といったバラード曲を想定していたそうで、「（岡本が提案した）最初の曲もすごく良かったんですけど、主人公の孤独さとか、子どもに会えないせつなさとか。そういうのが入りませんか」とリクエストをしたという。対する岡本も、「実はわたしはアップテンポの曲よりもバラードの方が作りやすい人で。だからその2つのタイトルをあげていただいた時にホッとして。それならできるかもしれないと思いました」と振り返りつつも、さらに「それプラス、監督が映画に寄り添いすぎないような曲をということだったので、親子関係のストーリーで聴いていただいても、恋愛で聴いていただいても、成り立つような内容にしたつもりです」と付け加えた。

2月22日(水)には有楽町の北九州市東京事務所で、主題歌「カナリア」を⼿がけた岡本真夜さん、雑賀俊朗監督をゲストにお迎えした、公開直前スペシャルトークイベントが行われました。「親が子を思う気持ちは無償の愛。真名美の強く儚い気持ちを歌にしました」と語る岡本さんによる、楽曲制作の舞台裏をたっぷりお話しいただく機会となりました。

生活が苦しい中でも、子どもに対する愛情を精いっぱい注ぎ続ける主人公・真名美の姿に共感したという岡本。「⼀番感動したシーンはネタバレなので⾔えませんが、その他のシーンでいうと、生活が苦しくて、お弁当をひとつしか買えない中でも、それを子どもには悟らせないように⾷べさせるシーンは、母としての気持ちが伝わりましたね」としみじみ。そしてあらためて「カナリア」という楽曲に込めた思いを問われた岡本は「子を思う母の強さですよね。真名美って不器用な生き方しかできないんですが、その不器用な真名美が頑張っている姿に胸を打たれると思うので、自分も明日から頑張ろうと。そんな勇気の出る映画じゃないかなと思います」と振り返った。

映画『レッドシューズ』

12月9日(金)北九州先行公開
2023年2月24日(金)新宿ピカデリー他全国公開 決定!

公式サイト：
@redshoes.html

公式Twitter：
@RedShoes_movie

崖っぷちのシングルマザーのボクサー・真名美役に、本格的なトレーニングを受け身体作りに挑んだ朝比奈彩。本作が待望の映画初主演となります。その真名美に厳しくも寄り添うトレーナー役に市原隼人、真名美の親友・由佳役に佐々木希、娘の親権を争う義母役に松下由樹、介護施設の先輩・観月ありさら、豪華キャストが脇を固めています。

監督は、『カノン』(16)で中国のアカデミー賞と呼ばれた金鶏百花映画祭の国際映画部門で「おくりびと」以来の最優秀賞３冠（作品賞・監督賞・女優賞）を獲得した雑賀俊朗監督。音楽は1995年「TOMORROW」の大ヒットで知られる岡本真夜が担当しています。