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完成披露上映会舞台挨拶@ユーロライブ

『とべない風船』は、美しい島々が連なる多島美(たとうび)を有する瀬戸内海の島を舞台に、恋人でも家族でもない一組の男女のぎこちなくもやさしい交流を通して、傷ついた心の癒しと再生を描いたヒューマンドラマ。2018 年に起きた西日本豪雨を間近で体験した、広島出身の宮川博至監督が「豪雨災害をテーマに映画を作らなければ」とメガホンを取った作品。

の完成披露上映会が、12月5日に東京・ユーロライブで行われ、キャストの東出昌大、三浦透子、浅田美代子、監督の宮川博至が登壇しました。
『とべない風船』完成披露上映会
映画『とべない風船』完成披露上映会舞台挨拶
日程:12月5日(月)
場所:ユーロライブ
登壇:東出昌大、三浦透子、浅田美代子、宮川博至監督

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宮川博至監督ら登壇

12月1日からの広島での先行公開を迎えての反響を聞かれた宮川監督は、「実際に被害を受けて腰まで土砂に浸かった方や大切な人を失った方など、いろいろな方と上映後に話すことができました。皆さんに「良かった」と仰っていただいて、本当に良かったと思っています」。「東日本大震災の後は色々な映画が生まれたが、西日本豪雨災害については何も見当たらない。広島に住んでいる人間だからこそ描ける物語があるのでは、という思いがあった」と語ると、本作の主人公で、豪雨災害で妻子を失って以来心を閉ざした漁師・憲二を演じた東出昌大は、「もしかしたら被災された方の傷口に塩を塗りこむくらいの辛い思いをされてしまうのかもしれないのが映画ですが、僕らも精いっぱいの覚悟をもってやり終えて、お客様から「いっぱい泣いたけど、撮ってくれて有難う」と最大級の言葉を頂けたので、今、胸を張ってここに立っています」と、本作にかける思いを明かした。

初長編映画の舞台挨拶で緊張する宮川監督に、「大丈夫、東京の人はあったかいから!」と、東出が優しく励まし、会場が温かい拍手に包まれる場面も。過去のトラウマから逃げるように父親が暮らす島を訪れ、憲二と交流を深めていく凛子役の三浦透子は、「劇的というよりは細やかな人の心の変化を描いた作品。繊細な演技は難しいのですが、場所の力と人の温かさで、そこにいるだけで、凛子という役を成立させてもらえる空気が現場にはありました」と撮影当時を振り返り、主演の東出については「東出さんは本物の漁師のように日焼けされて(笑)、現場では率先して動き、周りのことを気遣って引っ張ってくれました」と語った。

また、島民たちの憩いの場でもある居酒屋の女将・マキ役の浅田美代子は「撮影現場は、スタッフがみんな広島の方で、みんなで一つのものを作っていく、団結力がありました!」とチームワークの良さを絶賛した。
『とべない風船』完成披露上映会

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映画『とべない風船』

1月6日(金)より、新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー

公式サイト:
https://tobenaifusen.com
「とべない風船」

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監督・脚本:宮川博至
出演:東出昌大、三浦透子、小林薫、浅田美代子
原日出子、堀部圭亮、笠原秀幸、有香、中川晴樹、柿辰丸、根矢涼香、遠山雄、なかむらさち
製作:buzzCrow Inc. 後援:広島県、呉市、江田島市
配給:マジックアワー
2022年/日本/カラー/1.85:1/5.1ch/DCP/100分
(C)buzzCrow Inc.
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