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飯塚花笑監督最新作

シスジェンダーとトランスジェンダー

今年1月『フタリノセカイ』での愛を描いた飯塚花笑監督の最新作、『世界は僕らに気づかない』の公開劇場、公開日、ポスター、予告編が解禁となり、出演者、監督のコメントが到着しました。

本作は、本年度の大阪アジアン映画祭でワールドプレミアを迎え、”来るべき才能賞”を見事受賞。その後ドイツ、韓国、ニューヨーク、香港、オランダ、シカゴ、フィリピンなど世界各地で高評価を得て遂に2023年1月13日(金)より新宿シネマカリテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開が決定しました!

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予告編到着

本作は、監督の出身地である群馬県太田市を舞台に、フィリピンパブ嬢の母親とフィリピンダブルの息子の親子の愛を描きます。

本作の主人公純悟を演じるのは『東京リベンジャーズ』のパーちん役など、その存在感ある演技が輝く堀家一希。
複雑なバックグラウンドを抱える難しい役柄かつ、映画初主演という重圧の中、監督との深いコミュニケーションと共に丁寧に役作りをし、悶々として自分の本当の感情を吐露できない純悟を見事に演じています。
純悟への深い愛情を抱きつつ、感情的に厳しい態度もとってしまう母親・レイナを
演じるのは、スコットランド人の父親と、フィリピン人の母親を持つガウ。
本格的な演技は初挑戦ながら、観客の視線を釘付けにするパワフルな演技を披露しています。

メインのテーマは普遍的な”親子の愛”ですが、そのほか、日本国内の異文化親子、母子家庭、再婚、いじめ、東京でも昨日からスタートしたばかりの、パートナーシップ宣誓制度など”今”の日本のリアルが詰まった作品になっております。

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監督・キャストのコメントが到着!

<堀家一希/渡辺純悟役>
この映画の見どころはやはり、親子の愛です。
今まで気付けなかった、向き合えなかった愛に気づき、これから少しずつでも向き合えるようそっと背中を一押ししてくれる、そんな作品になっていると思います。
是非、『世界は僕らに気づかない』、お楽しみください!

<ガウ/渡辺レイナ役>
映画のタイトル通りジェンダーや国籍または宗教、文化の間に挟まれて世界に気づかれず、理解されず苦しんでいる人々が多くいると思います。主人公の純悟やその周りの人達はその一例でしかないのですが、この映画を通して少しでも多くの人に知ってもらい考えてもらえるきっかけになれたらいいなと思います。きっとそこから認め合うことが始まり自由で平和な暮らしが出来ると私は思っています。どうぞ心で観て下さい!

<飯塚花笑/脚本・監督>
この世界の片隅で、ある種の生きづらさを抱える人たちの存在がどうしても気になってしまう。おそらくトランスジェンダーである自分自身のアイデンティティがそうさせて来たのだろう。今回の映画の主人公は、フィリピン人の母と日本人の父親を持つ青年だ。意外にも知られていないがこの国には、出稼ぎでやって来た沢山のフィリピン人女性が、日常に溶け込んで暮らしている。そしてその子どもたちもまた、この国の中で暮らしている。この映画
で描くのは、異なる文化を持った母親への息子の眼差しであり、“愛の問題”についての物語である。この映画を観て、身近にあった愛に気づく人がいるならば・・・私はとても幸せに思います。

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『世界は僕らに気づかない』

公式HP:
https://sekaboku.lespros.co.jp

公式Twitter:
@sekaboku_movie

STORY
群馬県太田市に住む校生の純悟(堀家一希)は、フィリピンパブに勤めるフィリピン人の母親レイナ (ガウ)と一緒に暮らしている。父親のことは母親から何も聞かされておらず、ただ毎月振り込まれる 養育費だけが父親との繋がりとなっていた。 純悟には恋人の優助(篠原雅史)がいるが、優助からパートナーシップを結ぶことを望まれても、自分 の生い立ちが引け目となり、なかなか決断に踏み込めず、一人苛立ちを抱えていた。 そんなある日、レイナが再婚したいと、恋人を家に連れて来る。⾒知らぬ男と一緒に暮らすことを嫌が った純悟は、実の父親を探すことにするのだが…。

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脚本・監督:飯塚花笑
出演:堀家一希 ガウ
製作:レプロエンタテインメント
配給:Atemo

(C)「世界は僕らに気づかない」製作委員会
2022/日本/カラー/シネマスコープ/5.1ch/112分/PG-12

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