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完成披露上映会レポ

誰よりも近いのに 誰よりも遠い
母と娘の物語。

『わたしのお母さん』完成披露上映会が行われ、井上真央と石田えり、そして 杉田真一監督が登壇しました。
映画『わたしのお母さん』井上真央&石田えり登壇:完成披露上映会
日程:10月13日(木)
場所:ユーロライブ
登壇:井上真央 石田えり 杉田真一監督

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井上真央 石田えり 杉田真一監督登壇

石田えりは、自身が演じたお母さん役について
石田「私が演じたお母さんは、いわゆる「うざい」お母さん。でも、私がこの役を愛おしいと思わなければ演じられない。「娘に対してどうしてこんな発言するの?」と悲しく悔しく思うこともありましたが、観る人が自分事のように、こんなお母さんいるいる!と思ってもらえるように役作りしました。」

井上真央は一番印象に残っているシーンについて
井上「私が演じる夕子が、母親に洗濯物をたたみ直されるシーンですね。こういう経験は私自身にもあるのですが、私は何とも思わない(笑)。表向きは母親と普通に会話をしているシーンですが、夕子にとっては、こういう嫌だと感じることの積み重ねが辛いんですよね。この洗濯物をたたむシーンのように、「わかる!」と思う人とそうでない人に分かれるかもしれません。日常の本当に些細なことに光を当てている映画だと、よくわかるシーンだと思います。」

井上真央と母娘役で初共演となった石田えりは「真央ちゃんとの初共演はとても楽しみにしていました。でも。この映画の撮影現場は…母娘のぎこちない関係を描く映画だから仕方がないけれど、はっきり言って楽しい雰囲気ではなかったよね(笑)」と会場の笑いを誘った。

最後にメッセージ

井上真央
この作品は、単純に「楽しかった!」と言える作品ではないかもしれません(笑)。でも、登場人物の感情を静かに追い紐解いていく作品です。母親、娘など、家族それぞれの立場で誰かを思い浮かべたりしながら観てただける作品だと思います。ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。

石田えり
映画は観る人それぞれにとって全く違う感想になることもある。この作品はそういう映画。映画を観ることは自分を見つめることだと思います。見て頂いた皆さんの感想を楽しみにしています。

杉田監督
この映画は脚本の段階から説明を削ぎ落とした、余白を残したもので、現場ではさらに説明を削ぎ落としていきました。言葉での説明以外で、些細な出来事やふとした言葉で表現したかったのです。井上さんと石田さん、この2人であれば、削ぎ落とした表現でも伝わるはずだと自信がありましたし、結果、そのように仕上がりました。
日常の中で見過ごされてしまう些細な気持ちにフォーカスを当て、言葉で説明仕切れない心の動きを描いたつもりです。この映画を見た方が、少しでも自分の気持ちに思いを巡らせて、映画の中の「他人の物語」というよりは「自分の物語」として心に響いてくれれば嬉しいです。

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映画『わたしのお母さん』

11月11日(金)より、ユーロスペース ほか全国順次ロードショー

公式サイト:
https://www.watahaha-movie.jp/
わたしのお母さんわたしのお母さん
母との関係が苦しい娘×悪気なく娘を追いこんでしまう母
実力派俳優ふたりが体現する“親子のリアル”
主人公の夕子には、25歳にして日本アカデミー賞最優秀女優賞を受賞し、たしかな演技力が絶賛される井上真央。母の寛子役には、実力派俳優としてキャリアを重ねハリウッド進出も果たした石田えり。夕子の妹弟役には阿部純子、笠松将と注目の若手俳優が勢揃いしました。監督は、長編デビュー作『人の望みの喜びよ』(15)がベルリン国際映画祭ジェネレーション部門でスペシャルメンションを受賞し、人間ドラマを描く手腕が高く評価された杉田真一。家族だからこそ言葉にできない、複雑で繊細な心情を丁寧に紡ぎ、ひとりの女性が葛藤を乗り越えて前へと進む道のりを静かに見守ります。わたしのお母さん

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出演 : 井上真央 / 石田えり
阿部純子 笠松将 / 橋本一郎 ぎぃ子 瑛蓮 深澤千有紀 丸山澪 / 大崎由利子 大島蓉子 / 宇野祥平
監督・脚本:杉田真一
メインテーマ:mayo 「memories」(ドリーミュージック)
配給:東京テアトル 2022年/日本/カラー/1.85:1/5.1ch/DCP/106分 

(C)2022「わたしのお母さん」製作委員会

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