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石原海監督作品

アートと映像の領域を横断して様々なヴィデオ作品を手掛けてきた石原海監督の最新作『重力の光 : 祈りの記録篇』を9/3(土)よりシアター・イメージフォーラムにて公開となります。

本作は、NPO法人抱樸(ほうぼく)の奥田知志が牧師を務める北九州市の東八幡キリスト教会に 集う、様々なバックグラウンドを持つ人々が演じるキリストの受難劇と彼らの人生を織り交ぜたドキュメンタリー。北九州に移住後、東八幡キリスト教会に通うようになった監督の石原海が、人間の「生」の姿に迫りながら、フィクションとドキュメンタリーの間でそっと光を指し示すような挑戦的な作品。

劇場公開を記念し、コムアイ(アーティスト)、マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN/ミュージシャン)など、監督と映画に縁のあるボーダーレスなゲストとのトークイベントを開催します。

映画『重力の光』上映後トークイベント

■日程・ゲスト
※9月10日以降の上映時間は決定次第『重力の光』Twitter(@jyuuryo9)にてお知らせいたします

9月3日(土)
11:00の回上映終了後(イベントスタート12:15〜)
石原海(「重力の光」監督) 

20:45の回上映終了後(イベントスタート22:00〜)
永井玲衣(哲学研究者)
石原海(「重力の光」監督)

9月4日(日)
11:00の回上映終了後(イベントスタート12:15〜)
石原海(「重力の光」監督)  

20:45の回上映終了後(イベントスタート22:00〜)
山城知佳子(映像作家/美術家)
石原海(「重力の光」監督)

9月10日(土)レイト
金川晋吾 (写真家)
石原海(「重力の光」監督)

9月11日(日)レイト
haru.(株式会社HUG代表取締役)
中里虎鉄(フォトグラファー/エディター)
石原海(「重力の光」監督)

9月13日(火)レイト
奥田知志(NPO法人抱樸代表/東八幡キリスト教会牧師)
マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN/ミュージシャン)
石原海(「重力の光」監督)

9月17日(土)レイト
石原海(「重力の光」監督)

9月18日(日)レイト
石原海(「重力の光」監督)

9月22日(木)レイト
奥田伴子 (出演者/東八幡キリスト教会)
藤田琴子(母子生活支援施設支援員/一般社団法人 青草の原代表理事)

9月30日(金)レイト
コムアイ(アーティスト)
石原海(「重力の光」監督)

■会場
シアター・イメージフォーラム

■チケット発売
各回ともご鑑賞日の3日前からお買い求めいただけます。
こちらから

【関連イベント開催決定!】

2022年 9月5日 月曜日
映画『重力の光』劇場公開記念パーティー
at AOYAMA Zero
22:00 OPEN ¥1500 1drink付き

DJ / LIVE
・AJAH – LIVE –
・DJ KENSEI
・Mari Sakurai
・speedy lee genesis
・SUNGA
・¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U
▷9/3〜渋谷シアター・イメージフォーラム『重力の光』半券でエントランス¥500オフ!
https://gravity-and-radiance.com/

AOYAMA Zero
東京都渋谷区渋谷2-9-13 AiiA ANNEX Bid. B1F

映画『重力の光』東京劇場公開クロージングパーティー
at THmC shibuya
2022年9月30日 金曜日
22:00 OPEN ¥2000 1drink付き
DJ/LIVE TO BE ANNOUNCED

▷9/3〜渋谷シアター・イメージフォーラム『重力の光』半券でエントランス¥500オフ!
https://gravity-and-radiance.com/

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『重力の光 : 祈りの記録篇』

2022年9月3日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

公式サイト:
https://gravity-and-radiance.com/

Twitter:
@jyuuryo9 

Instagram:
@jyuuryokunohikari/

元極道、元ホームレス、虐待被害者、生きる意味に悩む人……困窮者支援をする北九州のキリスト教会に集う、傷ついた愛すべき「罪人」たち。彼らが演じるキリストの受難劇と、彼らの歩んできた苦難と現在の物語を交差させたドキュメンタリー。
困窮者支援を行うNPO法人抱樸(ほうぼく)の奥田知志が牧師を務める福岡県北九州の東八幡キリスト教会には、様々なバックグラウンドの人々が集まっている。フィリピンで戦争を経験した人、5回の服役後極道から足を洗うも世間につまはじきにされた人、妻と子供が出ていき、自暴自棄になって多額の借金を背負った人、路上生活をしながらも食える程度の稼ぎを得ていたが、時代の流れの中でそれすらままならなくなった人、親や周りの大人たちに殺すぞと毎日言われ続けた人、生きるのが苦しく、「早くいなくなりたい」と願っていた人……本作は、教会に集う傷ついた愛すべき罪人である9人が演じるイエス・キリストの十字架と復活を描いた受難劇と、彼らが歩んできた苦難と現在の物語、礼拝の模様や支援活動、それぞれの日常を交差させたドキュメンタリー映画である。
重力に光

重力に光
「生きること」という重力から解放される瞬間を祝福するーー人間の「生」の姿に迫りながら、フィクションとドキュメンタリーの間でそっと光を指し示す。これまで愛、ジェンダー、個人史と社会を主なテーマに映像制作をしてきた石原海のあらたなる挑戦。
監督は、ロッテルダム国際映画祭招待作品『ガーデンアパート』や英BBCテレビ放映作品『狂気の管理人』など、アートと映像の領域を横断して様々なヴィデオ作品を手がける石原海。
北九州に移住後、東八幡キリスト教会に通うようになった石原は、そこに集う人々と作品を作ることにした。フランスの思想家シモーヌ・ヴェイユの『重力と恩寵』から影響を受け、「祈ることで一瞬だけ重力から解放されてふわりと浮かぶことができる、その瞬間を祝福するように」キリストの受難劇と彼らの人生を織り交ぜ、人間の「生」の姿に迫りながら、フィクションとドキュメンタリーの間でそっと光を指し示すような挑戦的な作品が完成した。
30分のインスタレーション版は「第15回 shiseido art egg」に選出、その後72分のドキュメンタリー映画として再編集された本作は「第14回恵比寿映像祭」にて公開、高い評価を受けた。
重力に光

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監督:石原海/撮影監督:八木咲/撮影補助:杉野晃一/美術:中村哲太郎/美術:前田巴那子/音楽:荒井優作/録音・整音:川上拓也/照明:島村佳孝/照明:伊地知輝/メイク:宇良あやの、竹中優蘭/衣装:塚野達大/翻訳:Daniel Gonzalez/題字:石原邦子/コーディネート:谷瀬未紀(pikaluck)/制作:柿本絹、木村瑞生/プロデューサー:AKIRA OKUDA
出演:菊川清志、西原宣幸、村上かんな、下別部為治、奥田伴子、川内雅代、藤田信子、石橋福音、奥田知志
撮影協力:枝光本町商店街アイアンシアター/東八幡キリスト教会/ NPO法人抱樸/株式会社FRAGEN /桑島寿彦/つかのみき
配給:「重力の光」制作運営委員会
2022年/日本/72分/カラー/16:9/ステレオ
©2022 Gravity and Radiance

痛みと苦しみと苦痛に満ちた世界。なぜわたしたちは生まれてきてしまったのか。神はいるのか。愛とは何か。だがこの作品を受け取ったいま、祈らざるを得ない。わたしの苦しみをとりのぞいてしまうのではなく、弱く愚かなわたしのまま、同じように弱く愚かな他者と共に、どうかちゃんと苦しませてください、と。
永井玲衣(哲学研究者)

世界中で『神』と祀られるようになった人々は、キリストもムハンマドも釈迦も老子も孔子も、詰まるところ同じことしか言っていない。拙作『典座』でその存在を知り驚嘆した曹洞宗の青山俊董老子は、信仰とは苦しみ哀しみから逃れるためにあるのではなく、それらを知ることでようやく信仰への“アンテナ”が立つのだと言っていた。それまで絵空事にしか聞こえなかった言葉は輝きはじめ、重力によって今の姿を留めている私たちを照らす。私たちより先にアンテナが立ち、“道”への入り口に立った人々がここには映っている。
富田克也(映画監督/脚本家)

石原海さんは、人間がそれぞれ持つ苦しみや哀しみや弱さまでも、輝かしい光とともに軽やかにまっすぐ映すことができる人だと思います。
その作品をとおして、私自身の中にあるものもまた照らされてゆき、やがて私も、私たちも、世界を少しずつでも変えていくことができるかもしれないと、信じられる気がします。
小林エリカ(作家/マンガ家)

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