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『余命10年』高校生限定試写会

3月4日(金)の全国公開まで1週間を切った『余命10年』。
この度、本作をより一層盛り上げるべく高校生限定試写会イベントが行われ、小松菜奈、坂口健太郎が登壇!!
小松菜奈&坂口健太郎『余命10年』
映画『余命10年』高校生限定試写会イベント実施
日時:2月27日(日) 
場所:ニッショーホール
登壇:小松菜奈、坂口健太郎

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小松菜奈、坂口健太郎登壇

MCから2人は高校生限定試写会イベントの前に、原作者・小坂流加さんの故郷である、静岡県三島市の映画館でも舞台挨拶をしてきたことについて聞かれると、小松は「映画の上映が終わった時に『良かったよ!』って声をかけてくださって、その言葉にグッときました。この映画は三島から始まった作品だったので、完成したら三島に行けると良いなって思っていたんです。なので三島の皆さんに届けることが出来て嬉しかったです」と原作者・小坂さんの故郷で完成報告出来たことに感謝を述べた。坂口も「本作は四季やロケ地が主役なところもあって。それらが、この作品に色を加えてくれましたし、三島の方たちに感謝を伝えられて、温かい言葉も頂けて嬉しかったですね」と笑顔でコメント。

そのような想いの中、約1年間に及ぶ撮影に挑んだ小松は自身が演じた茉莉という役について「全部を全身全霊で演じました。生きた感情でお芝居したいと思っていたので、お母さんに想いを吐き出すシーンではカメラが回っていない所で涙が止まらなくて…。何度も気持ちが動きましたし、茉莉の台詞の一言一言が胸に刺さりました。辛くもあり、切なくもあり、何とも言えない感情の中でお芝居していましたね。お母さんとのシーンは撮影前から緊張していて、毎日そのシーンのことを考えてしまうくらい。それで歯ぎしりがすごくて、歯が浮いてしまい奥歯を抜いたんです。それくらい撮影期間中はずっと茉莉のことを考えていました」と本作に込めた想いの強さを明かした。

その茉莉と恋に落ちることで運命を変えていく青年・和人を演じた坂口は「和人は茉莉のことを愛している男の子で良かった。最初は頼りない和人で、茉莉と再会して少しずつ精悍な顔つきになっていく変化は少し難しいところはありました。それでも最も大切だったのは茉莉のことをどれだけ愛するか。そこが嘘に見えてしまうとストーリー自体希薄なものに見えてしまうので、シンプルだけど、純粋に茉莉のことを好きでいようと思っていましたね」と振り返る。

2人にとってまさに全身全霊で挑んだ作品となった本作。MCから「この映画に出演した前後で変化したこと」を聞かれると、小松は「周りにいてくれる家族や友人や、支えてくださっている方たちを大切にして愛していかなければいけないなって改めて考えさせられました。家族の時間を大事にしたり、自分が幸せだなって思うことを噛みしめて、意識することが大事なんだなって思いましたね」とコメント。

続けて坂口は「一日を大事に生きなければとは思うんですけど、そう出来ない自分もいる。何もしないでダラダラしているからこそ、力を発揮できることもあると思います。自分は初号を観たあと、身の回りにいる人のことを大切にしようと思いましたね。だからこそ、この作品を観ていただいた方たちもそう思っていただけたら嬉しいです」と回答。

上映後の舞台挨拶ということもあり、学生たちからは「今をもっと大切にして、ちゃんと言葉で伝えなきゃと思いました!」、「茉莉ちゃんと和人の愛に心が揺さぶられました」、「和人の茉莉を想う気持ちが一途で、私も共感してしまいました」などのコメントが続出!そんな中、イベントは会場にいる学生からの質問コーナーに。

1つ目の質問は、

【高校卒業を控え4月から大学生になるので何かを始めたいなと思っています。学生時代になにかを頑張った思い出があれば、教えてもらえますか?】
小松は「勉強って言いたいですけど、大ウソになってしまうので(笑)。私はチアリーディング部に入っていたので、部活のみんなと一緒に頑張って、お仕事も頑張っていたので、学校とお仕事の両立ですね」と話すと、坂口も「バレー部に入っていたので部活は頑張りましたね。でも学校って1クラスに30人くらい集まって時間を共にすると思うので、頑張り過ぎないようにすることも大切かなと思います」と気張らずに力を抜くことの大切さを伝えた。

2つ目の質問は、

【これからの10年間でやっておくべきことや何か将来についてアドバイスが欲しいです】
この質問に対して小松は「高校生の時にやりたいことが決まっていなくて。周りは受験シーズンで、何をしようかなと思っていて。でも、まだみんなは高校生なので未来はすごい明るいと思う!ワクワクすることを見つけて、自分で見たり、聞いたり、体験して、力を抜いて歩んでいって欲しいなと思いますね。私は18歳の時、このお仕事でやっていくのかなって迷っていた状態。お仕事をさせていただいて、段々とこのお仕事に命を懸けたいと思ってきて。今ではこうやってお仕事をさせてもらってありがたいなって気持ちです」と学生時代に小松自身も将来について悩んでいたことを明かし、学生へエールを贈った。
それに対して坂口は「今となって言えるのは通信簿とか評価を貰って、勿論それも大切。でもその通信簿の中でも生活態度や、学校での暮らしについて先生が書いてくれる一言が大事だなって思う。今でこそ思うのは意外と先生のメッセージが糧になっている。これから大学に入って、色々なものに触れていく中で、活きてくるキーワードを持っているのは先生みたいな大人の人たち。だからそうゆうものを大切にするのも良いですね」と実体験を踏まえたアドバイスをおくった。

3つ目の質問は、

【茉莉と和人は恋に落ちてその運命を大きく変える出会いに なったと思いますが、お2人にとって「これは運命を変えたな」と思った出会い(あるいは出来事)はありましたか?】
小松は「映画に出会えたことですね。18歳の時に映画でデビューさせていただいて。現場で映画が完成していく過程を見れて、映画で生きたいなって思わせてくれました。映画の現場が本当に好きで、現場でしか分からないことって沢山あって、こうやって表舞台でお話しさせていただいていますけど、その裏側には色々な人の想いがあること知りました。役者さんだけじゃなくて、スタッフさんが協力して一つの作品を作ることが自分の性格に合っていたと思えたのが映画でした」と“映画”が人生を変える出会いだったと告白。坂口は「モデルのオーディションですね。実は当時オーディション会場を間違ってしまって…。でも、それも運命だなって思うんですけど。間違えて着いたビルの警備員さんが声をかけてくれなかったら、僕はこの場にいないかもしれない。警備員さんが声をかけてくれなかったらモデルもやってないですし、モデルをやっていたからこそいまお芝居をやっているので。その警備員さんが変えてくれたのかなと思いますね」と運命を変えた出会いのエピソードを披露。

4つ目の質問は

【映画の中の茉莉ちゃんと和人君を見て、 本当に1日1日が大切で貴重なんだなと改めて思いました。 お二人が「幸せだな」と感じる時はどんな時ですか?】
小松は「美味しいものを食べている時と、古着屋さんで洋服を選んでいる時です。今日は何に出会えるかなっていうワクワク感が幸せ。自然に触れあっている時や家族といる時など何気ないことが幸せだなって思いますね」とありふれた日常に幸せを感じると答えると、坂口は「趣味がないんですよ(笑)。収集癖もないですし、休みになったらこれをする!というのがあまりなくて…。僕がやったことで周りの人が笑ってくれると良いなっていう気持ちがありますね。誰かと話したいし、ご飯を食べたり、楽しいことを共有するのが好きで、その好きが幸せに感じているかもしれないですね」と答えた。

最後に2人から

坂口は「この作品は色んな人の感情に刺さる映画で、響くポイントも違うだろうし、共通しているのは家族愛、友人に対しての愛情や、茉莉と和人の愛。作品を作る上で、こんなに愛を向けて現場に挑んだ作品は中々なくて。明日、学校で同級生や先生に映画が良かったと言ってもらえたら嬉しいです」と客席にいる学生へお願いし、小松は「皆さんも日々思うこと、考えることもあると思います。大切な人に、『いつもありがとう』という感謝の気持ちを伝えて欲しい。私もここぞっていう時に伝えたりするんですけど、言葉で伝えないと分からないことって沢山あるなって思うので、たまに気持ちを伝えてみるのも良いんじゃないかなって思います」と挨拶し、イベントは幕を閉じた。

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『余命10年』

3月4日(金) ROADSHOW

映画公式ツイッター/インスタグラム:
@yomei10movie
#余命10年

映画公式サイト:
yomei10-movie.jp

STORY
20歳で不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉。生きることに迷い、自分の居場所を見失った和人。同窓会で再会した2人は惹かれあい、ありふれた毎日が嘘みたいに輝き出す。病を隠し、これ以上一緒にいてはいけないと知りながらも増えていく、和人との大切な思い出――失われていく時間のなか、彼らが最後に選んだ道とは?
余命10年_本ポスター

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原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫 NEO 刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和 渡邉真子
出演:小松菜奈、坂口健太郎
山田裕貴、奈緒、井口理 / 黒木華
田中哲司、原日出子、リリー・フランキー / 松重豊
音楽・主題歌:RADWIMPS「うるうびと」(Muzinto Records / EMI)
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2022 映画「余命 10 年」製作委員会 【原作書影クレジット】文芸社文庫 NEO 刊

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