片山慎三監督がリモートQ&A長編映画監督デビュー作『岬の兄妹』で各界からの激賞が相次ぎ、SKIPシティ国際Ⅾシネマ映画祭2018にて観客賞と優秀作品賞、北欧最大の国際映画祭・ヨーテボリ国際映画祭(2019)でイングマール・ベルイマン賞にノミネートされるなど、国内外から高い評価を受け、日本映画界、そして映画ファンに激震を与えた片山慎三監督の最新作『さがす』が2022年テアトル新宿ほか全国公開となります。 10月11日(月)に第26回釜山国際映画祭ニューカレンツ(コンペティション)部門でワールドプレミア上映され、片山慎三監督が都内からリモートQ&Aセッションに参加。 上映終了後の会場とリモートでつなぎ、映画を見終えたばかりの現地一般客とのQ&Aセッションを実施いたしました。 さらに片山監督と『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホ監督による、日韓異才監督対談をリモートで行いました。 |
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第26回釜山国際映画祭ワールドプレミアQ&Aセッション上映終了後に、会場とリモートでつなぎ、韓国の観客に向けて「こんにちは、片山慎三です。お会いできてうれしいです。今日は劇場で映画を見ていただき、ありがとうございました。よろしくお願いします」と韓国語で自己紹介した片山監督。現地司会から韓国語の上手さを褒められて「今日練習しました!」と満面の笑み。朗らかな雰囲気でQ&Aセッションはスタートした。ストーリーの出発点を聞かれた片山監督は「電車の中で手配中の殺人犯を見た、という話を自分の父親が家族にしたことがありました。その時は誰も信じなかったけれど、数年後に逃亡犯が捕まった際に足取りを調べたら、父が見たという人物こそ、その犯人でした」と自身の実体験がアイデアの種であったことを告白。 佐藤二朗を父親役に起用した理由については、あてがきで脚本を執筆したことを明かし「ユーモラスなイメージのある佐藤さんが二面性のあるお父さんを演じたら怖いのではないか、と思った。佐藤さんが普段やっていないようなキャラクターだからこそ、意外性が出て怖さが強調されるはず」と狙いを明かした。 |
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片山慎三監督×ヨン・サンホ監督対談さらにこの日は、映画祭公式イベントとは別に、韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』で知られるヨン・サンホ監督とのスペシャルリモート対談も実施。 片山監督とヨン監督は同世代。日本映画界に期待することとして片山監督は「日本映画は画やストーリー、内容の力で面白い作品を作り、ヒットさせる意識が必要だと感じます。ヨン監督の作品のように誰が見ても共感し、楽しめて感情移入できるような作家性と商業性を両立させた作品が増えてほしい」と熱弁。 最後にヨン監督は「釜山国際映画祭のワールドプレミアで上映された『さがす』の韓国内の反応は熱く、片山慎三という名前を韓国の映画ファンが認識するきっかけにもなりました。この映画がより多くの観客に届けばと願っています」と熱くコメント。 ワールドプレミア後の釜山国際映画祭会場から早速熱い感想も到着!!「監督・片山慎三の名前を記憶しなければならない。個人的な希望としては、今後の日本映画界を引っ張っていく監督に成長を遂げてほしい。想像以上に奥行の深いスリラーだった。」「ポン·ジュノ監 督の『母なる証明』のようだと言う人がいるが、その言葉に共感。一場面も見逃せないので、歯を食いしばってトイレに行くのを我慢した。」「最高だ。本当に素晴らしい。最後まで没入して感情線を追っていったので疲れたが、とても強烈だった。序盤の撮影もかっこよく、物語の進み方もかなり興味深い。」「父親役の俳優・佐藤二朗を知っていたので映画に興味があり、普段コミカルなイメージの俳優として知られているが、本作品でのスリラー演技は印象的で驚いた。」など本作の魅力は海を越えて拡がっている。 |
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映画『さがす』英題:Missing 2022年、テアトル新宿ほか全国公開 STORY |
佐藤二朗
伊東蒼 清水尋也
森田望智 石井正太朗 松岡依都美
成嶋瞳子 品川徹
監督・脚本:片山慎三
共同脚本:小寺和久 高田亮
音楽:髙位妃楊子
製作:アスミック・エース、DOKUSO映画館、NK Contents
製作協力:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
制作協賛:CRG 制作プロダクション:レスパスビジョン
制作協力:レスパスフィルム
製作幹事・制作・配給:アスミック・エース
PG12
©2022『さがす』製作委員会