映画情報どっとこむ ralph さよなら、初恋の成れの果て
あの日以来、絶頂感を得られない風子は、8年ぶりに荒野君を探し出し…

ルネシネマ第2弾として企画・製作された本作『あらののはて』は、門真国際映画祭2020で最優秀作品賞、優秀助演男優賞(髙橋雄祐)、優秀助演女優賞(眞嶋優)の三冠を達成し、うえだ城下町映画祭 第18回自主映画コンテストでは、審査員特別賞(古廐智之賞)を受賞。満を持しての公開となった。

初日上映前にキャストと監督が登壇し、「(デッサンモデルをしただけで)絶頂を感じた」シーンなどの貴重な裏話をお聞きしました
1あらののはて 昨夜 初日舞台挨拶
『あらののはて』初日舞台挨拶
日時: 8月21日(土)
会場:池袋シネマ・ロサ
登壇:舞木ひと美 髙橋雄祐 藤田健彦 しゅはまはるみ 長谷川朋史監督 

映画情報どっとこむ ralph 冒頭、藤田が、ルネシネマ結成のいきさつについて、「長谷川さんが元々舞台演出家で、20年前から僕とかはるみちゃんとかが作品に出させていただいました。それから随分時間が経って、長谷川さんは舞台から離れてしまっていたんですけれど、2017年の暮れ、『カメ止め』が大爆発する前に、僕らは次の作品が決まっていないから、『長谷川さんやろうよ』と言って飲み屋で決まりました。」と説明。 4あらののはて 昨夜 初日舞台挨拶_藤田健彦

主演の舞木は演じた風子について、「絵画モデルとして荒野君に絵を描かれている時に絶頂感を感じて、感じたことをずっと忘れられずに8年間過ごすんですけれど、『絶頂感を感じるってなんだろう』というのを今まで考えたことがなかったので、体の状態とか、感覚とか、気持ちとか、絶頂感というものを役作りとして毎日考えていました。」と裏話を披露した。2あらののはて 昨夜 初日舞台挨拶_舞木ひと美

本作は、この映画を『女の子が出した食べかけのガムを食べる映画』と説明する人がいる位、高橋演じる荒野の冒頭のシーンのインパクトが強い。役作りについて聞かれた高橋は、「監督から『風子と荒野は”不思議ちゃん”という設定の映画』と言われたので、まず街中でひたすら高校生を観察しまくりました。でも、不思議な人はいなかったです。だから逆の発想で、”いなそうな人”を作っていきました」とアプローチ方法を語った。3あらののはて 昨夜 初日舞台挨拶_髙橋雄祐1

しゅはまは、風子に8年振りに荒野に会いに行くようけしかける絵画教室の先生役。「私は小劇場出身なんです。結構長いこと売れない小劇場俳優をやってきたんですけれど、その頃から小劇場界隈では話題をかっさらっていた大先輩たちが、私が演じる珠美の絵画教室の生徒として出演して下さっています。めったにそういう風には出演されない方々なので、めちゃくちゃ緊張しました。」と撮影エピソードを披露。5あらののはて 昨夜 初日舞台挨拶_しゅはまはるみ

長谷川監督が、「あの3人が並んでいるというだけで、小劇場界隈で話題になりました。」と付け加えると、しゅはまも、「”あの3人が舞台上にあがったら、何か大事件が起こる”というようなお三方なので、普通のことをやったら舌打ちされるんじゃないかと私はめっちゃ緊張していました。」と撮影を振り返った。6あらののはて 昨夜 初日舞台挨拶_長谷川朋史監督1

しゅはまは、「『あらののはて』もどんどんこれから日本中に、もしかしたら世界とかにも広がっていて、ルネシネマが世界に轟くといいなと期待しております。」とメッセージを送った。

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『あらののはて』

池袋シネマ・ロサで9/10(金)まで連日20:10〜レイトショー公開される
他、名古屋 シネマスコーレ(近日)、京都みなみ会館(近日)、横浜シネマリン(9/25(土)~)、長野千石劇場(10/8(金)~10/21(木))、広島 福山駅前シネマモード(10/22(金)~10/28(木))等全国順次公開となります。

公式サイト:
@aranonohate/

Twitter:
@aranonohate
あらののはて_ポスタービジュアル
『カメラを止めるな!』の主人公の妻役で大ブレイクしたしゅはまはるみ、映画『イソップの思うツボ』などに出演の藤田健彦、1980 年代より数々の舞台演出を手がける長谷川朋史の3人が結成した自主映画制作ユニット「ルネシネマ」。 2019 年、しゅはまと藤田が主演のルネシネマ第1弾、映画「かぞくあわせ」が池袋シネマ・ロサで記録的な動員を達成。ルネシネマ第2弾として企画・製作された本作『あらののはて』は、門真国際映画祭2020で最優秀作品賞、優秀助演男優賞、優秀助演女優賞の三冠を達成し、うえだ城下町映画祭 第18回自主映画コンテストでは、審査員特別賞(古廐智之賞)を受賞。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020、日本芸術センター第12回映像グランプリでは入選を果たした。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭に「高校時代の自由奔放でキュートな姿と、8年前の感情をこじらせてしまった現在のイタイ姿の風子の対比がなんとも切ない」と評された主人公・風子役には、女優・ダンサー・振付家とマルチに活躍する舞木ひと美。風子が出した食べかけのガムを食べるクラスメート・荒野役には『無頼』(監督:井筒和幸)や主演作『僕たちは変わらない朝を迎える』(監督:戸田彬弘)で注目を集める髙橋雄祐。一途さと冷めた距離感が同居しているそのかわいさを古廐智之監督に評価された、8年後、荒野と同棲しているマリア役に眞嶋優。荒野が食べかけのガムを食べたのを見て嫉妬に狂う同級生・前田役に成瀬美希。

荒野に会うよう風子の背中を押す絵画教室の先生役でしゅはまはるみ、風子たちの担任の先生役で藤田健彦が、絵画教室の印象的な役所で、小劇場界のレジェンドである、劇団「動物電気」の政岡泰志や小林けんいちが脇を固めている。

あらすじ
25歳フリーターの野々宮(舞木ひと美)は、高校2年の冬にクラスメートで美術部の大谷荒野(髙橋雄祐)に頼まれ、絵画モデルをした時に感じた理由のわからない絶頂感が今も忘れられない。絶頂の末に失神した風子を見つけた担任教師(藤田健彦)の誤解により荒野は退学となり、以来、風子は荒野と会っていない。
8年の月日が流れた。
あの日以来感じたことがない風子は、友人の珠美(しゅはまはるみ)にそそのかされ、マリア(眞嶋優)と同棲している荒野を訪ね、もう一度自分をモデルに絵を描けと迫るが…

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出演  舞木ひと美  髙橋雄祐
眞嶋優 成瀬美希
藤田健彦 しゅはまはるみ

監督・脚本:長谷川朋史
配給:Cinemago
配給協力:Giggly Box/Cinemaangel
2020年/日本/カラー/16:9/DCP/69分
©ルネシネマ

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