来るよ~来るよ~ 胸騒ぎってやつが♡ 上白石萌歌「大切な人と楽しんで」『子供はわかってあげない』8月13日のテアトル新宿での先行公開に続き、8月20日に全国公開されたことを記念し、上白石萌歌、細田佳央太、千葉雄大、沖田修一監督が登壇して舞台挨拶が行われました。 『子供はわかってあげない』公開記念舞台挨拶日時:8月21日(土) |
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上白石萌歌、細田佳央太、千葉雄大、沖田修一監督がそろって登壇。昨年公開の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、約1年の延期を経て公開にこぎつけた本作。 上白石は「私にとって大切な作品をこうして公開することができて嬉しいです。本当にありがとうございます」と映画を鑑賞したばかりの観客に向かって深々と一礼。「昨日は興奮して、原作の漫画と映画の台本をウルウルしながら読み返してしまいました。本当にこの映画の公開を心待ちにしてたんだなという気持ちとこの映画が私にとってこんなにも大切で、心の大きいところを占めてたんだなというのを感じました」と熱い思いを伝えました。 細田は、上白石、千葉、沖田監督と一緒にこのシーンを劇場で久々に見て「少しの恥ずかしさもありつつ、『温かいな』と一番に感じました。このシーンを見るだけで、撮影風景がよみがえってくるくらい、核になっているシーンだなと感じました」としみじみ。 そんな細田の言葉に上白石は照れた表情で「私はずっともじくんを演じる佳央太くんに支えられていました。あの美波を引き出してくれたのは、もじくんの懐の深さだと思っています」と感謝を口にしていた。 千葉は、『モヒカン故郷に帰る』に続いての沖田監督との仕事となったが、実は同作のプロモーション活動で、沖田監督との忘れられない思い出があり、それが本作への出演にも繋がっているそう。「『モヒカン故郷に帰る』の宣伝キャンペーンが終わって、みんなでホテルの部屋で飲んだ時、みんな、結構酔っぱらってたんですが、沖田さんが僕に『俺についてこい! 任せておけ』みたいなことを言ったんです(笑)。そうしたら、またこうして呼んでくださって、有言実行の男だなと思いました(笑)」と楽しそうに明かす。 沖田監督はこの時のことを「酔っぱらって全く覚えていない(笑)」とのことで「次の日、周りの人たちにすごい目で見られました。『昨日、千葉くんにすごいこと言ってたよ』って…」と苦笑交じりに語っていた。 また作品タイトルにちなんで、「わかってはいるけど、わかってあげないこと、やめられないことは?」というお題に、上白石は「最近、すごくガチャガチャにハマってまして、地面にカバンを置いて、しゃがんで回し続けて、気づいたらすごいお金を使っています(苦笑)。『絶対にこれほしいから、あと5回!』という感じで大変なことに…」と告白! 千葉は「いま32歳ですが、年齢を重ねていくとぬいぐるみと距離ができてくるじゃないですか? いまの家に引っ越した時、ちょっと大人の部屋を目指して、そういうものとサヨナラをしたんですが、寂しくて…気づいたら今、ベッドがぬいぐるみだらけです。こういうことを言うと『千葉くん、かわい子ぶって』とか『あざとカワイイ』とか言われそうですけど、それだけは『わかってあげない!』と言いたいくらい(ぬいぐるみがあると)落ち着くんです」と熱く語った。 |
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この日は原作者の田島列島先生からサプライズでイラスト付きの手紙が到着! 「全国公開、おめでとうございます。撮影のとき、沖田かんとくが笑いながら撮っていたのがおもしろかったなーとなつかしく思い出します。演者のみなさんにお会いする時、いつも挙動不審ですみません。やさしく対応してくださり、ありがとうございます。一生の思い出です。」という内容に、キャスト一同も沖田監督も感激! 細田は「いまは全部メールで、手紙なんてなかなかもらわないので余計に嬉しいです」と笑顔を見せ、上白石も「この作品の生みの親である田島先生にこんな素敵なことを言っていただけて、素敵な絵まで…」と喜びをかみしめていた。 舞台挨拶の最後に、上白石は「みなさんにとってもこの映画が大切な作品になってくれれば嬉しいです。ほんのりと活気を与える作品になっていると思うので、大切な人と見てほしいです。『教え合う』というのもこの映画の大切なテーマなので、みなさんもこの映画のことを教え合って、いい循環が生まれたらいいなと思っています」と呼びかける。 沖田監督は「夏休みみたいに、長いような、短いような…そんな映画だと思います。いろいろと思うようにいかない夏ですが、少しでもこの映画で夏気分を味わっていただけたらと思います。誰かの夏におススメしてください」と語り、温かい拍手の中、舞台挨拶は幕を閉じました。 |
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映画『子供はわかってあげない』全国公開中。 公式サイト: Twitter: ストーリー |
上白石萌歌 細田佳央太 千葉雄大 古舘寛治/斉藤由貴/豊川悦司
監督:沖田修一
脚本:ふじきみつ彦 沖田修一
音楽:牛尾憲輔
原作:田島列島『子供はわかってあげない』(講談社モーニングKC刊)
企画・製作幹事:アミューズ
配給:日活
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
2020「子供はわかってあげない」製作委員会 田島列島/講談社