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石井裕也監督の最新作『アジアの天使』公開!

石井裕也監督の最新作『アジアの天使』が7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開となりました。本作は、石井監督が初心に返り、これまでの経験値に頼らずにオール韓国ロケで挑んだ意欲作です。
アジアの天使

映画は心のワクチンです。池松壮亮、オダギリジョー登壇

『アジアの天使』公開記念舞台挨拶
そして、この度、公開を記念して、池松壮亮、オダギリジョー、石井裕也監督が登壇して、舞台挨拶がテアトル新宿にて行われました。

『アジアの天使』公開記念舞台挨拶
日時:7月3日(土) 
会場:テアトル新宿
登壇:池松壮亮、オダギリジョー、石井裕也監督

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コロナ禍を乗り越えての封切りに感激

念願の映画公開に石井監督は「過去最大級に大変だった作品ですが、トラブルを乗り越えるたびに優しくなれた気がする。自分の中にあるくだらない執着も捨てられて、清々しい気分になっていきました。今は無事に公開ができて嬉しい気分です」とコロナ禍を乗り越えての封切りに感激。
『アジアの天使』公開記念舞台挨拶 石井監督ピン小
韓国でのロケハンに一週間帯同したという池松は「脚本を読んで気に入り、この物語を今語らなければという気持ちになった。自分がこの映画でできることはすべてやろうと思いました」と本作にかけた情熱を口にした。

自身が主演した石井裕也監督のTVドラマ「おかしのいえ」(TBS系)で天使が登場するエピソードがお気に入りだったというオダギリは「石井監督とまた天使ものをやれる嬉しさがありました。自分も固定概念や常識、当たり前とされているものが嫌いだったので、そこにも面白さを感じた」とオファー即決の理由を明かした。

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ロケ地は韓国の思いで

コロナウイルス感染拡大直前の撮影だったこともあり、ロケ地・韓国では現地スタッフ&キャストで酒を飲み交わすことも多かったという。
『アジアの天使』公開記念舞台挨拶 池松
池松は「韓国の方々はお酒が好きなので、大量のビールを消費しました」と回想。ジョンウ役のキム・ミンジェは特に酒好きだったそうで「どんなに撮影が遅くなろうとも『飲みに行こう!』と終わるまで待っている。さすがに次の日も撮影があるので『日本人俳優は真面目だから毎日のようには飲まない』と断りました。でも数日後にオダギリジョーさんが毎日のように飲みに行っていて…。僕のウソがバレました」と苦笑い。

池松の面目を潰した形のオダギリジョーは「うーん、どういう言い訳をしようかな」と首を傾げつつ「海外ロケだとホテルに帰るので、どのみち外でゴハンを食べなければいけない。そうなると結局お酒を飲む。それが真理です」と笑わせた。

「自身に起きた奇跡」は?

また映画の内容にちなんで「自身に起きた奇跡」を聞かれた池松は「この映画があらゆる困難を経て、国と国との関係を超えて結実し、公開という日を迎えられたこと自体が奇跡」としみじみ。オダギリジョーは「10年くらい前に下北沢でタクシーに乗ったときの話」として「運転手さんから『お客さん、オダギリジョーって知ってる?』と言われた。僕だとはバレていなかったのでそのまま話を聞くと『昨日タクシーに乗って来てね、後ろで女といちゃつくんだよ』と…。確実にそれは僕じゃないんですよ!なのにそいつはオダギリジョーだと名乗ってタクシーを降りていったらしくて、ひどくないですか?笑」とニセ・オダギリジョーの存在に困惑。
『アジアの天使』公開記念舞台挨拶 オダギリ
「タクシーの運転手さんの話は信じるなという話ですが、そのタクシーに本人(オダギリ自身)が乗るというのも奇跡」とレアすぎる偶然に驚いていた。

石井監督は「池松壮亮君とオダギリジョーさんという日本が誇る天才が、韓国という異国の地で繰り広げる芝居を目撃できるという特異な体験こそ奇跡。そしてオダギリさんが脚本・演出担当のNHKドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』に池松君が主演するというのも一つの奇跡。奇跡は奇跡を呼ぶものだと思った」と『アジアの天使』が生んだ奇跡の繋がりを喜んでいた。

映画情報どっとこむ ralph 最後に主演の池松は「映画は心のワクチンです。皆さんの人生を映画に持ち寄っていただければ嬉しい。それに見合うような映画ができました」と自信を持って『アジアの天使』をアピールしていた。

『アジアの天使』

7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開中

アジアの天使
<ストーリー>
8歳のひとり息子の学(佐藤凌)を持つ小説家の青木剛(池松壮亮)は、病気で妻を亡くし、疎遠になっていた兄(オダギリジョー)が住むソウルへ渡った。ほとんど韓国語も話せない中、自由奔放な兄の言うがまま怪しい化粧品の輸入販売を手伝う羽目に。
元・人気アイドルのソル(チェ・ヒソ)は、自分の歌いたい歌を歌えずに悩んでいたが、亡くなった父母の代わりに、兄・ジョンウ(キム・ミンジェ)と喘息持ちの妹・ポム(キム・イェウン)を養うため、細々と芸能活動を続けていた。
しかし、その時彼らはまだ知らない。
事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たち ── どん底に落ちた日本と韓国の2つの家族が共に運命を歩む時、ある“奇跡”を目の当たりにすることを・・・。

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池松壮亮 チェ・ヒソ オダギリジョー
キム・ミンジェ キム・イェウン 佐藤凌
脚本・監督:石井裕也
製作:五老 剛、竹内 力、ハン・ドンヒ、浜田稔、森田 篤、永田勝美、宮前泰志 エグゼクティブプロデューサー:飯田雅裕 プロデューサー:永井拓郎、パク・ジョンボム、オ・ジユン 共同プロデューサー:神保友香
音楽:パク・イニョン 撮影監督:キム・ジョンソン 助監督:藤本信介 美術:渡辺大智 韓国美術:イ・アヨン 録音:チェ・ジェワン スタイリスト&ヘアメイク:ナム・ジス 編集:ジョ・ヒョンジュ、岡崎正弥、石井裕也 VFXスーパーバイザー:赤羽智史
製作:『アジアの天使』フィルムパートナーズ (朝日新聞社、RIKIプロジェクト、D.O.CINEMA、北海道文化放送、UNITED PRODUCTIONS、ひかりTV、カラーバード)
制作プロダクション:RIKIプロジェクト、SECONDWIND FILM 配給・宣伝:クロックワークス
助成:文化庁ロゴ 文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会 KOFIC、ソウルフィルムコミッション、カンウォンドフィルムコミッション
© 2021 The Asian Angel Film Partners
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