この度、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最多5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)を受賞したチェン・ユーシュン監督最新作『1秒先の彼女』が6月25日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開します。
人よりワンテンポ早い彼女と遅い彼による、“時間”をめぐる新たなラブストーリーの傑作として、すでに「今年ナンバーワン!」「圧倒的な至福感に包まれる、最高に愛おしい映画!」と絶賛する口コミ拡大中の、今年大注目の作品です。 |
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人生において、せっかちでも、あるいはのんびりしすぎでも、私たちは失敗するし、いろんなものをなくす。でもだいじょうぶ、いつかきっと奇跡のように帳尻は合うんだ、と背中をたたいてくれるような映画でした。 角田光代(小説家) ポップなのにノスタルジーを喚起させる映像と、ユーモアと切なさを絶妙に溶け合わせたチェン監督の世界に気持ちよく身を委ねました。
世の中のペースと上手く折り合えない主人公たちへの眼差しの優しさと、ラストにそっと差し出されたメッセージに思わず落涙。 隅から隅まで可愛くて、かなりファンタジックで、ちょっぴりホラーでもあるかも。不可思議な謎がすべて回収されていく爽快感! ポップで不思議な世界観にケラケラ笑って癒され救われた。周りを羨んで焦ってしまうこともあるけれど私はきっと、私のままで大丈夫。 こんな映画、観たことない。まぎれもなく、まったく新しい、物語の可能性に満ちたラブストーリー! 映画に流れる時間がずっとかわいい。 人は人を許せなくて許せて。 クスッと笑えるシーンの連続なのに、いつかの小さな痛みを思い出す。 まさかの展開に振り回される楽しみと、時折ぶっ込まれる胸キュンに身もだえする喜び、どっちもあって最高でした! またマイベスト映画を更新してしまいました。愛しい。この映画の中に住みたい。緑豆の豆花(トウファ)食べたい。 少し先を行くあの子と少し後に来る彼。その間を通り抜ける時間と記憶たちが2つの視点から覗いてみるとたまらなく愛おしい。 何をするにも1テンポ遅れてしまう男は、目の前に何度奇跡が転がってきても決して焦らなかった。届くかわからない手紙を出し続けながら、20年以上もかけて育んできた気持ちはダテじゃないのだ。 気付いたら引きこまれてる摩訶不思議な恋の物語。何気なく過ごす日々の中で、知らないところで誰かを救ったり、支えられたり。当たり前の毎日がより愛おしく感じました。 90年代に映画界から姿を消したチェン・ユーシュンが、失った時間を取り戻すかのように、真の復活を果たしたことが本当に嬉しい。 時差を活かした斬新でポップな描写に目を奪われるが、誰もが愛される価値があるという現代が忘れがちな真実を示す誠実さに、心が奪われた。 あったかくて、優しくて、不器用だけどロマンチックで面白い。運命の人に出会ったみたいな映画だ。何度も「好き」って言いたくなる。 みんなはどんどん先に進んで、自分は取り残されてる、と落ち込んでばかりの私に”すべては完璧なタイミングで起きる”と、この映画は教えてくれた。 「ワンテンポ早い彼女」と「ワンテンポ遅い彼」。 ピュアラブなのかちょっとホラーなのか。でも二人のリズムが重なる瞬間に立ち会えたようで嬉しくなる映画でした。 |
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『1秒先の彼女』英題:My Missing Valentine 6月25日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー |
監督・脚本:チェン・ユーシュン(『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』)
出演:リウ・グァンティン、リー・ペイユー、ダンカン・チョウ、ヘイ・ジャアジャア
エグゼクティブ・プロデューサー:イエ・ルーフェン、リー・リエ
2020年/台湾/カラー/119分/中国語/シネスコ/
配給:ビターズ・エンド
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