ゾッキ/裏ゾッキ 登壇イベント第13回 “秘密の集会 今こそ愛だ”この度、5月14日(金)に公開された映画『裏ゾッキ』では、5月27日まで連日の公開記念登壇イベントを実施しております。5月20日に惜しまれながら閉館となったアップリンク渋谷の最後の新作公開作である『裏ゾッキ』。 |
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『ゾッキ』鈴木福の新境地に竹中直人監督も「最高の演技」と太鼓判映画『ゾッキ』『裏ゾッキ』の交互上映トークイベント「秘密の集会 今こそ愛だ」が5月26日、東京のミニシアター・アップリンク吉祥寺で行われ、竹中直人監督、鈴木福、川上奈々美が登壇した。 竹中監督が演出した『アルバイト』で、レンタルビデオ店の孤独な店員を演じた鈴木。そしてビデオボーイズ女優を演じた川上。鈴木の起用について竹中監督は「福君との出会いは2019年の朗読劇『青空』。その当時から『ゾッキ』の準備はしていたので、朗読劇で共演した途端“福君しかいない!”と思った。それで熱いメッセージを贈りました」と回想。それに鈴木は「朗読劇の稽古中に『まだ先のことなんだけれど…』と直接オファーをいただいて。こんなにダイレクトなオファーってあるんだ!?と驚いた」と竹中監督直々のアタックにビックリしていた。 川上から「キャスティングはインスピレーションなんですか?」と聞かれた竹中監督は「僕はほとんどがそんな感じかな。『連弾』(2001)の時も誰に演じてもらおうかと考えていたときに、偶然にも天海祐希さんがドアを開けてやって来た。その瞬間に僕が『出ない!?』と言ったら、向こうも『出る!』と言ってくれて」と過去作での思い出を披露した。 川上の起用については、ミュージシャンの高木完から猛プッシュをされたそうで「奈々美ちゃんとは、劇中で使用するDVDのパッケージ写真やグラビアの撮影もしました。お尻を突き出してとか言っちゃって…」と竹中監督が照れると、川上は「恥じらいながらも竹中監督が色々なポーズを指示してくれたのが面白かった」と思い出し笑いだった。 ビデオレンタルショップの店員を演じるにあたり鈴木は「セリフもない中で、『ゾッキ』ならではの不思議な雰囲気を作るのが難しかった」とほぼ一人芝居だった撮影を振り返ると、竹中監督は「原作者・大橋裕之さんの世界にピッタリと合う最高の演技でした。友達からも『今まで見たことのない福くんだった』と言われます」と手応え。川上も「横目で私を見るところなど、セクシーな流し目というか、色気を感じた。いい意味で年齢不詳。新しい一面を垣間見た気がしてゾクっとしました」と鈴木の新境地開拓に太鼓判を押していた。 また、カメラに向かって笑みをこぼす川上のシーンに触れて竹中監督は「あの笑顔も何パターンも撮りました。あえて最高の笑顔は使わず、中途半端な笑顔を使いました。その方が『ゾッキ』の世界観に合う気がしたから」とこだわりを明かした。トークイベントの最後には、映画『明日に向って撃て!』(1969)の挿入歌「雨にぬれても」を竹中監督が口笛で披露。満席の観客は、竹中監督ならではの粋な締めの挨拶に拍手喝采だった。 |
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【今後のイベント情報】 期間:5月14日(金)~27日(木) 時間:「ゾッキ」または「裏ゾッキ」最終回上映後? 会場: 21日(金)~アップリンク吉祥寺? チケット販売: 登壇者(予定) |
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『ゾッキ』今日も地球は<秘密と嘘>で回っている。 『裏ゾッキ』ばらばらの世界をつなぐのは、法螺(フィクション)だったーーー。 |