金子大地・石川瑠華・児山隆監督・春ねむり登壇『猿楽町で会いましょう』イベント公開延期から一年「あの頃の僕らは」溢れる想いを語る2021年6月4日よりホワイトシネクイント渋谷ほか全国公開する映画『猿楽町で会いましょう』。昨日5月18日に、W主演の金子大地さん、石川瑠華さん、児山隆監督、主題歌を担当したポエトリー・ラッパー春ねむりさんが登壇したトークショーが行われました。 |
|
トークイベントの模様2020年春の自粛期間の影響で劇場公開が1年延期した本作。金子さんは「初主演の映画で思い入れのある作品です。2年前の撮影当時は日々余裕が無くて、未完成さを痛感することばかり。その定まっていない未完成さは役柄と重なるところがあって、自分の感情と共に演じたシーンの数々は作品の魅力のひとつになっていると思います」と溢れる想いを語った。 W主演の石川さんは、「この映画は未完成映画予告編大賞 MI-CANで予告編をつくるところから始まって、私は3年ほど共に歩んできました。映画初出演だった当時の私には未熟なところもありましたが、あの時だからこそ演じられた真っ直ぐさが映っています」と振り返った。 金子さんは石川さんについて、「映画の元となる『予告編』を観たときに石川さんの純粋な表情が魅力的で、長編でも石川さんの素がポロっと引き出せるようなアドリブを入れていきたいと児山監督と相談していました」と意識した点を明かした。石川さんは嘘だらけのヒロイン・ユカ役について「脚本を読んだときに本当に嫌な役だなと思いました。ただ、今こうして見ると、とても愛おしいキャラクターだなと思います」「見た人たちがユカや登場人物を通じて、自分の中の新しい部分や嫌な部分が分かったとしても、それを拒否しないで、色々な想いを感じてもらえたらうれしいです」と観客席にゆっくりと語りかけた。 主題歌を担当した春ねむりさんからは、「ユカは大人になれなかった存在。私自身は映画を最初に見たときに彼女を擁護したいと思いました」と感想が語られた。また、自身初となる映画の主題歌の制作について、「劇中の台詞を使用するなど、登場人物の感情や空気感を切り出すように徹しました」「主題歌をエンドロールで聞きながら、見た人たちが登場人物それぞれの気持ちを追体験して色々な感想を思い浮かべられるものにしたいと思いました」とその想いが語られた。 |
|
『猿楽町で会いましょう』2021年6月4日(金)よりホワイト シネクイント渋谷ほか全国公開 公式サイト: これまで、第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に正式出品されたほか、ウディネファーイースト映画祭2020コンペティション部門ノミネート、台北ゴールデンホース映画祭(台北金馬映画祭)に正式招待されました。本作は2021年6月4日(金)よりホワイト シネクイント渋谷ほかにて全国公開いたします。 「その嘘は、本当ですか?」1枚の写真が2人の運命を大きく変える。 |
出演︓金子大地 石川瑠華 栁俊太郎 小西桜子 長友郁真 大窪人衛 呉城久美 岩瀬亮/ 前野健太
監督︓児山隆
主題歌︓春ねむり「セブンス・ヘブン」
製作:長坂信人 エグゼクティブプロデューサー:神康幸 プロデューサー:利光佐和子
後援:ドリームインキュベータ
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:ラビットハウス
Ⓒ2019オフィスクレッシェンド カラー/ シネスコ/ 122分/ R-15