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仮面ライダー50周年企画 発表会見

4月3日(土)19:30、「仮面ライダー」の放送開始からちょうど生誕50周年にさし掛かった瞬間、本発表会見が開始されました。

仮面ライダー50周年企画 発表会見
日時:4月3日(土)
会場:丸の内TOEI  
登壇:
手塚 治(東映株式会社 代表取締役社長)
白倉 伸一郎(東映株式会社 取締役 テレビ第二営業部長)
吉村 文雄(東映株式会社 取締役 コンテンツ事業部長)
塚田 英明(東映株式会社 テレビ企画制作部長)

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冒頭、壇上に立った東映株式会社 代表取締役社長 手塚 治より、挨拶と共に「50年前、1971年4月3日(土)の19:30に、「仮面ライダー」の第1シリーズ、第1話が放送になりました。今この瞬間、「仮面ライダー」の歴史が始まりました。本日ここには、人類皆等しく「仮面ライダー」を楽しんでもらおう、という施策が控えております。これから新たなる時代に向けて、新たなる「仮面ライダー」の魅力を発信していこうと思っております。是非ご期待ください」とコメントがあり、この後に控える大発表に期待を抱かせた。

このアニバーサリーを祝うように当日の朝8:00、10:00と連続して発表されたビッグニュースについての説明が執り行われた。

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仮面ライダーの連続アニメーション

まずは8:00に解禁されたアニメ作品「風都探偵」について、東映株式会社 テレビ企画制作部長であり「仮面ライダーW」のチーフプロデューサーの塚田英明が登壇。

「「仮面ライダー」の連続アニメーションというのは、「仮面ライダー」50年の歴史の中でも初の試みとなります。「風都探偵」は、映像からマンガへ移行する中で、漫画表現の新しい発見や進化がありました。これと同じようなことが、今回のアニメーションという次の形態に行くにあたって、起こるのではないか、新しい発見と進化を「風都探偵」というアニメで実現させたいと思っております。「仮面ライダー」という作品を作りたくてウズウズしている沢山の優秀なスタッフとともに一緒に作っております。特撮、漫画、アニメそれぞれのファンの皆さまに満足していただける作品になると確信しております。楽しみに待っていただければと思います。」

と今後の展開に期待を抱かせるコメントを残した。

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白石和彌監督で仮面ライダーBLACKのリブート

続いて、10:00に発表され大きな話題となった「仮面ライダーBLACK SUN」

東映株式会社 取締役 コンテンツ事業部長の吉村文雄が壇上に立ち「1987年に放送された「仮面ライダーBLACK」。「原作への原点回帰」をコンセプトに、”主人公とライバルが戦う”という設定など、のちの平成仮面ライダーシリーズの方向を決定づけた金字塔的な作品であり、石ノ森章太郎先生が関わった最後のTVシリーズでもあります。この度、「仮面ライダー」50周年を記念しそんな『BLACK』をリブートし、新たに「仮面ライダーBLACK SUN」として皆さまにお届けすることになりました。シリーズ全体の監督を務めるのは、『凶悪』や『孤狼の血』シリーズなど話題作を数多く手掛けられてきた日本映画界の風雲児、白石和彌監督です。」と改めて発表すると共に、白石監督からのコメントを読み上げた。

白石和彌監督コメント:
「『仮面ライダーBLACKのリブートという、とんでもないプロジェクトに身震いしています。仮面ライダー50年の歴史の重さに押しつぶされないように才能の全てを注ぎ込みます。南光太郎と秋月信彦の二人の悲しみの物語が、日本のヒーロー史に新たな爪痕を残せるように頑張ります。ご期待ください!』」

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庵野秀明で『シン・仮面ライダー』

最後の重大発表と共に、東映株式会社 取締役テレビ第二営業部長の白倉伸一郎が登壇。

発表に先駆け、会場内、そして世界中の視聴者に初めて解禁されたのは『シン・仮面ライダー』の超特報。

そして、その映像内にクレジットされたのは「脚本・監督 庵野秀明」の文字。

世界驚愕の発表に対し、スクリーンに大々的に映し出された超ティザービジュアルを前にした白倉取締役より「1971年、今からちょうど50年前に放送された「仮面ライダー」を基に、脚本・監督に庵野秀明さんを迎え、完全新作オリジナル映画作品『シン・仮面ライダー』を製作する運びとなりました。このタイミング、今日この日にこの作品を発表できることを大変嬉しく思います。公開は2023年3月となります。」
庵野秀明『シン・仮面ライダー』
と作品について改めての説明が行われた。さらに続けて、

「いまビジョンに写っているのはこの映画のイメージ画であり、作品に参加されている前田真宏さんにお描きいただきました。撮影はこれからになりますが、どのような作品になるか私自身好奇心のエンジンがブルンブルンでございます。」

と自身が携わる

「機界戦隊ゼンカイジャー」についても触れるなど会場に笑いも起こしながらコメントした。最後には「「仮面ライダー50周年企画」というのはこの3本だけではありません。本日からスタートする「仮面ライダー50周年イヤー」をイベント、商品展開など様々な形で盛り上げていきます。」

とも語った。

庵野秀明氏が実写作品のメガホンをとるのは、2016年公開『シン・ゴジラ』(総監督)以来となる。
更に、冒頭に流れた生誕50周年「仮面ライダー」メモリアル映像は庵野監督自ら、1971年放送の「仮面ライダー」にリスペクトを込められて構成された映像ということも併せて発表された。

なお、超特報映像は明日(4/4)以降、各地の映画館(一部を除く)でも放映を予定している。
そして、さらにファンの期待が溢れる事柄として、『シン・仮面ライダー』の制作にあわせて、庵野監督企画による、1971年放送「仮面ライダー」の出版企画も検討を開始したと併せて発表された。
株式会社石森プロ 代表取締役社長 小野寺章コメント:
ライダーの歴史は革新の歴史でもあります。「どんな仮面ライダーがあってもいい」と父・石ノ森章太郎は
常々語っていました。人類の自由のために戦いを続けてきたたくさんのライダーたちの歴史はついに50年を迎えました。一方で父は「真」「Black」など仮面ライダーの原点の再生にも常に熱い目を向けていました。庵野監督の「シン・仮面ライダー」は最新でありながら同時にこの原点でもあるという作品です。この2つが50年と言う節目の年にもう一度混ざり合う。それは勿論、父にとっても非常に嬉しいことだろうと思います。監督の挑戦に期待しております。 

『シン・仮面ライダー』脚本・監督 庵野秀明コメント:
50年前、当時の小学生男子のほとんどが仮面ライダーという等身大ヒーローに憧れ熱中しました。自分もその一人でした。50年前にテレビ番組から受けた多大な恩恵を、50年後に映画作品という形で少しでも恩返しをしたいという想いから本企画を始めました。本企画は、子供の頃から続いている大人の夢を叶える作品を、大人になっても心に遺る子供の夢を描く作品を、石ノ森章太郎先生と東映生田スタジオが描いていたエポックメイキングな仮面の世界を現代に置き換えた作品を、そして、オリジナル映像を知らなくても楽しめるエンターテインメント作品を、目指し、頑張ります。最初の企画メモから足掛け6年。コロナ禍の影響による制作スケジュールの変更から公開はほぼ2年先となりましたが、何卒よろしくお待ち願います。
庵野秀明『シン・仮面ライダー』
『シン・仮面ライダー』
2023年3月公開
監督・脚本:庵野秀明
(c)石森プロ・東映

最後には「50年前の今日この日、「仮面ライダー」は産声を上げました。それから50年間が経ち、こういう場が持てるのも皆さまのご声援の賜物だと感謝するとともに、石ノ森章太郎先生をはじめとする偉大なるシリーズを作り給いし先人たちにも改めて経緯を表したいと思います。ここで終わりではなく、今後の60周年、70周年、100周年に向けて大きく羽ばたいていく、そして全人類のヒーローになっていくと信じております。」と締めくくり、会見は終了した。

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