見ると1週間後に呪い殺されるという「呪いのビデオ」の恐怖を描いた、中田秀夫監督による映画『リング』(98)。
長い黒髪に白いワンピースをまとい井戸やテレビから這い出る“貞子”の姿は「日本で最も有名な怨霊」として全世代に知れ渡る存在となった。 それから20年。 そして、この度、完成披試写会イベントが行われ、池田エライザさん、塚本高史さん、清水尋也さん、姫嶋ひめかさん、佐藤仁美さん、中田秀夫監督をはじめ豪華キャスト陣が登壇しました。 イベントは舞台上にもカメラを設置してライブ中継も実施。 『貞子』完成披露会試写会イベント |
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会場のスクリーンには楽屋で控えるキャストたちから生配信で映像が投影され、ハイテンションな清水さんを筆頭に楽しそうな様子をみせるキャストの皆さん。 そして、大きな拍手で迎えられた、主演の池田エライザさん(秋川茉優役)、塚本高史さん(石田祐介役)、清水尋也さん(秋川和真役)、姫嶋ひめかさん(少女役)、佐藤仁美さん(倉橋雅美役)、そして中田秀夫監督。 池田さん:今日みたいな曇天にぴったりな映画です。映画は怖いんですが舞台挨拶は皆さんが幸せな気持ちになれるようにやらせていただきます! 清水さん:みなさんこんにちは・・みんなで頑張ります! 話題は映画について。Jホラーの金字塔である「リング」シリーズの主演のオファーを受けた時の気持ちを聞かれ と当時の心境を明かしました。演じるにあたり 池田さん:びっくりするとか爆笑とかお芝居でやるって難しくて、技術的ことが通用しないので、自分を茉優のメンタルに追い詰めました。弟役の尋也くんが本当に私の弟に似てるんですよ。もし自分の弟がいなくなったらと、茉優にリンクさせて臨みました。 |
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本作では和真をサポートするウェブマーケティング会社に勤める石田祐介を演じた塚本さん。
塚本さん:『リング』の時が高校生だったので、まさにその頃はSNSなんてなくてVHSを使っていたので、本当に見たら呪われると思って怖かったし、そんな作品に20年後に出させていただけるなんて思ってなかったです。 塚本さん:かっこいい!茉優という役もまっすぐでかっこよくて、池田さんが自分を追い込んで茉優になろうとしてるのがわかりました。 茉優の弟で、貞子に呪われるきっかけをつくってしまう動画クリエイター・和真を演じた清水さんは と自撮り動画撮影のシーンの苦労について語りました。 また、ともさかりえさん演じる放火事件の犯人の娘であり、謎の少女役で映画初出演で貞子との共演を果たした姫嶋ひめかさんは と可愛らしく話しホラー映画の舞台挨拶とは一変、その様子に癒される会場。共演した池田さんは姫嶋さんの演技について と実力派新人子役の今後の活躍に期待を寄せました。 そして、『リング』『リング2』で同じ倉橋雅美として出演した佐藤仁美さんは と変わらない貞子の怖さを熱弁。 と明かし会場を沸かせました。 |
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『リング』から20年、今作で再びメガホンをとった中田監督は、当時の“見たら呪われる”から“撮ったら呪われる”恐怖に進化したことに 中田さん:『リング』を観たことがない世代に観て欲しいと思うので、貞子ワールドというか、原型は守りつつ、あの頃からデジタル時代に進化した、スピード感は意識しました。アナログとデジタルのハイブリッドです。 と20年ぶりにシリーズに臨んだ思いと、本作に込めたポイントについて明かしました。 主演の池田さんについては とその演技を絶賛。その言葉を受けた池田さんも 池田さん:監督に演出される前に一発でやってやろう!って思って撮影に臨んでいました! と作品にかけた熱意を語りました。 本作のキャッチコピーになっている“この映画、容赦ない”という言葉から、容赦ない監督の演出について、 池田さん:監督に負けないようにというか、現場に没入している監督を見てもっと上に這いつくばっていこうと思えました。 とその苦労を明かしました。 |
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平成が終わり、ついに令和元年に突入した貞子。「きっと来る~」の貞子の代名歌にちなみ、令和時代にきっと来ると思うもの、をテーマに登壇者それぞれフリップで発表。 そこは貞子が来る!でしょ!と監督に総突っ込み! |
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ここで作品について質疑応答が終わり、キャスト・監督揃ってのフォトセッションが行われようとしたその瞬間!
会場の照明、スクリーンの映像が乱れ…、会場騒然。 最後に・・・ 中田監督:キャスト、スタッフと一生懸命作りました。皆さんに楽しんで観ていただけたら幸いです。面白かったら周りの人にも勧めてください。 と熱い思いが語られ、 と大盛況のまま幕を閉じました。 が、スクリーンに突如映る不可思議に揺れる映像・・画面の淵に見えるのはカメラを握る生気のない白い指、揺れる画面が最後に写した撮影者、貞子の姿がー。。 |
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『貞子』
5月24日(金) 全国ロードショー 映画公式サイト: 貞子公式Twitter: 貞子公式TikTok: あらすじ |
池田エライザ
塚本高史 清水尋也 姫嶋ひめか 桐山漣 ともさかりえ 佐藤仁美
原作:鈴木光司「タイド」(角川ホラー文庫刊)
監督:中田秀夫
脚本:杉原憲明 音楽:海田庄吾
主題歌:女王蜂「聖戦」(Sony Music Associated Records)
プロモーション使用楽曲:女王蜂「feels like “HEAVEN”」(Sony Music Associated Records)
製作:「貞子」製作委員会
配給:KADOKAWA
©2019「貞子」製作委員会