ピカソ、ゴッホ、フェルメール、マティス、ムンク、モネ…今なお行方不明の名画たち。ナチスに弾圧され奪われた美術品と、それに関わる人々の運命に迫る名画ミステリー『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』がいよいよ4月19日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開となります。
今回、本作を公開に先駆けて鑑賞した各界著名人から絶賛コメントが到着! |
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なるほど、あれば芸術戦争だったのか。悪しき芸術をめぐる撲滅派VS擁護派。ただ、「悪しき」かどうかは誰にも決められなかった。 ─荒俣宏(作家) まだ見ぬ奪われた多くの名作は今どこに。戦争は人命だけでなく芸術も奪った事実をもっと知るべきだ。 ─榎木孝明(俳優) それはいかにしてここにあるのか? やり過ごすことのできない無常と混沌。 これは、美術品がいかに所有の欲望を掻き立て、権力と結びつくかを暴露するドキュメンタリーだ。絵画が放つ、イメージを所有する」ことの抗いがたい魅力──。 沢山の名画が権力の横暴で略奪された! 「無関心は許されない。芸術家はこの世の悲劇や喜びに敏感な政治家であるべきだ」というピカソの言葉に共感! 「自分たちはなぜヒトラーを可能にしてしまったのか」という戦後の問いを、 文化を続けていくということが、いかに脆く切なく、そしてだからこそ愛おしいことであるか。 美の危うき誘惑。ひとはしかし、その危うさを容易く忘れる。あまつさえ美を「正しさ」や「優生」の規範と取り違えながら。そうした危うさに鈍感となるとき、ひとびとはそれと知らぬまに「政治の美学化」に溺れてゆく。 ヒトラーの野望と消えた名作の行方。生々しい映像で真実を知り、喀血しそうな思いが、体中を駆け巡った。 創り手にとって作品は命そのもの…略奪された芸術品がまだ存命してるなら…あるべき場所に戻してあげたい ヒトラーによって、多くの不幸が生まれたあの時代。でもだからこそ、大きな戦いの中で、不幸の数に比例するように素晴らしい絵が多く生まれ、現在もなお、その絵の存在の強さが、戦いを継続させている。戦いを決着させるためにさまざまな専門家が立ち上がり、正義を模索していることを知った。 権力!権力!!権力!!!虐殺を繰り返し、芸術性までをも破壊するヒトラー。彼にとっての平和とは。 美術品を漁り「総統美術館」の建設を夢見たヒトラー。 作品の来歴調査という地味な仕事が今のアート界ではとても重要。そんな基本がよくわかる素晴らしいドキュメンタリーです。 強い悲しみ、強い喜び、強い感動。それは何者かが心の中に侵入してきた証。芸術とプロパガンダは相性がいい。ヒトラーが何をやったか。学ぶべきだ。 アート作品は誰のものか?所有者か。権力者か。それとも公共財産なのか。アート作品は私たちが知らない歴史を露わにする。 文化の中心にはユダヤ人がいた―封印されてきた惨劇。忘却の彼方に葬らず、声を上げた勇敢な人々に感謝。 戦争とは美の略奪である。あるいは美を愛する者達による、美をもてあそぶ者達へのレジスタンスでもある。 |
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『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』
英題:HITLER VERSUS PICASSO AND THE OTHERS 公式サイト: 4月19日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国公開 |
トニ・セルヴィッロ(『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『修道士は沈黙する』
原案:ディディ・ニョッキ
監督:クラウディオ・ポリ
2018年/イタリア・フランス・ドイツ合作/イタリア語・フランス語・ドイツ語・英語/ビスタサイズ/97分/
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字幕監修:中野京子(作家/『怖い絵シリーズ』)/日本語字幕:吉川美奈子
配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム