『白ゆき姫殺人事件』が遂に公開初日を迎えました。
公開初日を記念し、丸の内ピカデリーにおいて、原作の湊かなえさん、中村義洋監督、井上真央さん、綾野剛さん、蓮佛美沙子さん、菜々緒さん、貫地谷しほりさんという豪華舞台挨拶が行われました。 湊かなえさんが映画の初日舞台挨拶に登壇するのは今回が初です。 【『白ゆき姫殺人事件』公開初日舞台挨拶 概要】 実施日:2014年3月29日(土) |
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話題作への出演が相次ぐ役者陣の登場に観客の興奮は途端に最高潮に。登壇者ひとりひとりが”公開初日だからこそつぶやける○○”をテーマに、予めTwitterのツイート画面を模したパネルに記入。ぶっつけ本番で発表される登壇者の本音の数々に、観客席から驚きの声があがることも。 大盛況のうちに舞台挨拶は終了し、『白ゆき姫殺人事件』大ヒットへ向けて最高のスタートになりました。 |
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【トークイベント内容】
最初に一言挨拶 井上さん:今日は記念すべき初日に足を運んでいただきありがとうございます。本当に地味な役でした。そんなに地味地味言うのもなんですので(笑)普段も私は地味なので(客席から「地味じゃないよ」の掛け声)ありがとうございます(笑) 綾野さん:みなさんにみてもらってからが本当のスタートだと思います。本当に救いようのないクズを演じました(笑) 蓮佛さん:上映後のお客様を見て、すごく濃い二時間を過ごされたんだろうなって感じ、一出演者として嬉しく思います。心がざわざわした二時間だったと思います。周りの人に是非お伝え頂けたらと思います。 菜々緒さん:映画初出演で、かつ日本一の美人OLというとすごくプレッシャーでしたが、本日初日を迎えられたことを嬉しく思います。 貫地谷さん:今回は中村監督に本当に素敵な役をいただきました。皆が大変な中で、撮影は一日でしたが(笑)ありがとうございます。 監督:今日はありがとうございます。 湊さん:くやしいので一回しか言いません。 |
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MC:公開初日だからこそつぶやける○○
井上さん:「地味にヒットしたい なう いや ウィル」なうってちょっと言ってみたかった(笑)しぶとく長い、ランキングにずっといるなっていう作品になったらと思います。 綾野さん:「(役名の「赤星」について)”あかぼし”じゃないよ”あかほし”だから」原作で実際に赤星がこういう風に言うところがあるんですけど、これ大事です(笑) 蓮佛さん:「綾野さんは変わった人でした」冒頭で綾野さんと電話をするシーンがあったんですが、そのとき綾野さんも実際に現場にお越しになっていて、カットがかかってもずっとお話になっていたので(笑)「元気?」とか「そっちどう?」とかおっしゃっていて、変わった人だなって思いました。 綾野さん:こちらからは切れないので何かしゃべりかけてみたら応答があって(笑)これ悪くないなって(笑) 菜々緒さん:「映画がヒットしなければTwitterやめます」おそらく映画も”炎上”する気がして、絶対にヒットするだろうなって自信があるので。自信があるからこそ言ってます。 井上さん:“地味”でも大丈夫ですか?(笑) 貫地谷さん:「実はゲーム全くしないんだなあ」監督の前の作品でも(今回の作品でも)ゲームをする役だったんですが、全く習慣がなくて(笑)次からはしておきます(笑) 監督さん:「Twitterの声の一人が井上真央」(補足:本作中、主人公城野美姫についてTwitterが炎上するところで、それらのツイートを読み上げる声が入っております)これ是非もう一回見て確認してほしいですね。絶対分からないと思いますが(笑) 井上さん:よかったら2回、3回とご覧ください。自分でも分からなかったです。”地味”にやっています(笑) 菜々緒さん:私もやりたかった(笑) 監督:僕も含めていろいろなスタッフがやりました。僕の奥さんもやっています(笑) 湊さん:「中村監督は飴ちゃんがお好きらしい」一度現場にいったとき、監督用に飴が用意されていて、こんなかわいらしいものがお好きなんだってビックリしました。 監督:自分でも失礼だなって認識なく飴をなめながら演出をしてしまったことがあって、場が凍りました(笑) ※ちなみに、それぞれのパネルが貼付された特製パネルは本日より丸の内ピカデリーにて掲示されております。 |
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最後に締めの挨拶
井上さん:この映画について一体どんなつぶやきがあるのか楽しみでもあり、こわくもあります。 みなさんいろいろな感じ方があると思いますが、純粋に楽しんでいただいて、面白かったと言っていただけたら嬉しいです。 みなさんが人間不信にならないことを祈っております(笑) 『白ゆき姫殺人事件』 2014年3月29日(土) 全国ロードショー |
ストーリー
300万部を超える衝撃のベストセラー「告白」でデビュー以来、次々と話題作を手掛ける作家湊かなえ。第149回直木賞候補(「望郷」 7/17受賞作発表)にも名を連ね、「贖罪」「夜行観覧車」と映像化が続くなか、昨年夏に刊行された傑作サスペンス長編「白ゆき姫殺人事件」が映画化される。
日の出化粧品の美人社員/三木典子が何者かに惨殺された。
この不可解な殺人事件を巡り、一人の女に疑惑の目が集まる。彼女の名前は城野美姫。
典子と同期入社の、地味な女性。テレビのワイドショー取材により、美姫の同僚・同級生・故郷の人々そして家族、と関係者たちが美姫に関して語っていく。だがそれぞれの証言には驚くべき内容が…過熱報道、ネット炎上、クチコミの衝撃。果たして彼女は残忍な魔女なのか、それとも―。
湊作品の映画化は、『告白』(10/中島哲也監督)、『北のカナリアたち』(12/阪本順治監督/原案「二十年後の宿題」『往復書簡』所収)以来。「小説すばる」での掲載と並行してWEBで関連資料がアップされるという新たな試みも話題となり、出前から映画化のオファーが殺到。
監督は『アヒルと鴨のコインロッカー』(08)、『ゴールデンスランバー』(10)、『奇跡のリンゴ』(13)など、ヒットメーカーでありながら、複雑な物語を巧みに描き切る手腕で高い評価を受ける中村義洋。
理想的な監督とキャストを得て、映画ならではの表現を付け加え、誰も見たことがない重層的なサスペンスとなっています。
原作:湊かなえ
監督:中村義洋
脚本:林民夫 音楽:安川午朗
出演:井上真央 綾野剛 ほか
(C)2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会 (C)湊かなえ/集英社